不干斎ハビアンの思想:キリシタンの教えと日本的心性の相克 作者:梶田 叡一発売日: 2014/04/11メディア: 単行本つい最近まで不干斎ハビアン(1565 - 1621)という人物についてまったく知らなかった──それは後で引用する山本七平(イザヤ・ベンダサン)の著名な著書『日本人とユダヤ人』を読んだことがなかったということでもあるのだが。 この梶田叡一の『不干斎ハビアンの思想 キリシタンの教えと日本的心性の相克』を読んでハビアンという特異な「日本人」について基本的な情報を得ることができた。メモしておきたい。 ”キリシタン時代”をキリシタンの側から生きた日本人 不干斎巴鼻庵(フカンサイ・ハビアン)。本名はわからない。ただ、母親は豊臣秀吉の妻である北政所の侍女だったという。ハビアンは大徳寺で禅僧として修業をしていたが、19歳のとき、その母親に従いキリシタンになったという。時代はフランシスコ
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