5月2日(木)より、BOOK AND SONSにて川崎祐の新作写真集より『未成の周辺』の写真展を開催いたします。 家庭内写真と地方・郊外をテーマに制作を続ける写真家 川崎祐。 本展では、和歌山県新宮市を取材し、「聖地」として知られる熊野の風景の脱構築と、「風景写真」の成立条件を問う写真作品を展示します。 熊野を歩きながら一見ありふれた郊外の風景を撮影したパートと、路面バスの車窓からカメラの機械性に身を委ねて撮影を行ったパートが両立することで、結果的にこの作品は一種の「写真論/風景論としての写真」の相貌を帯びています。 本展では1Fと2Fのスペースを使用して約20点展示いたします。「地方/郊外」へのアプローチを持続・発展させ、写真論としての「風景」を問う意欲的な作品群をぜひ会場にてご覧ください。 川崎祐「未成の周辺」 2024年5月2日(木)ー5月21日(火)12:00-19:00 水曜定休