G8のタイミングに合わせて首脳会談での盗聴の実態を暴露する一方、一般市民からの公開質問にも答えるスノーデンの戦い 米国家安全保障局(NSA)がネット上の膨大な個人情報を収集していたと告発した同局の元契約職員エドワード・スノーデンが、新たな波紋を呼び起こしている。 英国・北アイルランドでG8サミット(主要国首脳会議)が始まる前日の16日、英紙ガーディアンの電子版はスノーデンから入手した新情報を暴露。これによれば、09年にロンドンで20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれた際、イギリス政府が出席者の電話や電子メールを傍受していたという。 イギリス政府が沈黙を守るなか、翌17日にはぎくしゃくしたムードでG8がスタート。同日、スノーデンはさらなる動きに出た。同じくガーディアンの電子版上で、一般市民からの質問に答える場を設けたのだ。 質問は同紙のサイト上やツイッターで公募。その中から選ばれた十数個の