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scienceとspaceに関するgavのブックマーク (70)

  • ダークマターの塊が天の川銀河を貫通した痕が見つかった

    天の川銀河できわめて高速の分子雲が見つかった。この分子雲には巨大なシェル構造や空洞などが付随していて、銀河円盤をダークマターの塊が通過した痕跡とみられる。 【2024年6月10日 国立天文台 野辺山宇宙電波観測所】 私たちが属している天の川銀河は、直径約10万光年の円盤部と中心のバルジ、それらを取り囲む直径約30万光年のハローで構成されている。円盤部分には主に星と星間ガスがあり、水素分子を主成分とする濃い星間ガス雲は分子雲と呼ばれている。一方、ハローにはダークマター(暗黒物質)が広がっていて、その中を球状星団や矮小銀河、希薄な水素原子雲などのハロー天体が飛び交っている。 天の川銀河のイラストと主な構造。中心部には老齢の星が多く集まったバルジ(Bulge)と呼ばれる膨らんだ構造がある。銀河を取り巻く巨大な球状の構造はハロー(Halo)と呼ばれ、希薄な星間物質や球状星団(Globular cl

    ダークマターの塊が天の川銀河を貫通した痕が見つかった
  • 「星の飛行機雲」星を生みながら輝く軌跡を描いて高速移動する超大質量ブラックホール! - ナゾロジー

    最近、NASAのハッブル宇宙望遠鏡が撮影した特殊な超大質量ブラックホールの画像が公開されました。 これは、ブラックホール連星があった銀河から飛び出した「3つ目のブラックホール」であり、その後ろには飛行機雲のような「ブラックホールの軌跡」がはっきりと残っています。 しかもこの中では多くの新しい星が生まれており、科学者たちから「星の軌跡」と呼ばれています。 これらはアメリカ・イェール大学(Yale University)天文部に所属するピーター・ヴァン・ドックム氏ら研究チームによって発見され、その詳細は、2023年4月6日付の科学誌『Astrophysical Journal Letters』に掲載されました。 Hubble Sees Possible Runaway Black Hole Creating a Trail of Stars https://www.nasa.gov/featu

    「星の飛行機雲」星を生みながら輝く軌跡を描いて高速移動する超大質量ブラックホール! - ナゾロジー
  • JWSTが新たに4つの古代銀河を発見!今度は「ビックバンの3億年後」 - ナゾロジー

    2021年12月にジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)の運用が開始されて以来、常識を覆すような発見が続いています。 中でも注目されているのが、ビッグバン後のかなり早い時期に巨大な銀河が見つかったというものです。これは宇宙がどのように進化したかの理論を揺るがすものです。 そして新しく、観測史上最も古い4つの古代銀河を発見したとの報告がもたらされました。 これらの銀河を扱った2つの研究によると、4つのうち最も古い銀河は、ビッグバンから3億2000万年後にできたものであり、太陽質量の1億倍程度で規模は小さいが、宇宙初期の銀河としては驚くべき速度で星形成がされているという。 研究の詳細は、2023年4月4日付の科学誌『Nature Astronomy』に2の論文(リンク1、リンク2)で掲載されています。 James Webb telescope discovers the 4 oldest

    JWSTが新たに4つの古代銀河を発見!今度は「ビックバンの3億年後」 - ナゾロジー
  • すべて液体状!火星の大地震から「火星コアの実態」をついに解明! - ナゾロジー

    火星の心臓部には何が隠されているのか、その秘密がついに明かされました。 米メリーランド大学(University of Maryland)、英ブリストル大学(Bristol University)らは今回、火星で発生した地震波がどのように火星のコアを伝播するかを調査。 その結果、火星の中心部は地球とは違い、すべて液体状の鉄合金からなることが初めて突き止められました。 さらにそこには軽い元素で知られる「硫黄」が大量に含まれていたとのこと。 これらは火星に生命の存在を可能にする”磁場シールド”がない理由を説明するヒントとなります。 研究の詳細は、2023年4月24日付で科学雑誌『PNAS』に掲載されました。 In an Incredible First, Scientists Have Discovered What’s at The Core of Mars https://www.scie

    すべて液体状!火星の大地震から「火星コアの実態」をついに解明! - ナゾロジー
  • 国立天文台、大質量原始星の円盤内に存在する4本の渦巻き腕を観測

    国立天文台(NAOJ)は2月28日、2019年1月に「降着バースト」が観測された大質量原始星「G358-MM1」に対し、世界中の24台の電波望遠鏡による超長基線干渉計(VLBI)を用いて、円盤内のメタノール分子からのマイクロ波(電波)のレーザーである「メーザー」放射(周波数6.7GHz・波長4cm)を観測し、ミリ秒角の解像度で大質量星原始星円盤内にある渦巻き構造を捉えることに成功したと発表した。 熱波マッピングによって画像化された、G358-MM1のメタノールメーザー放射のイメージ。中央の十字は、ALMA望遠鏡による撮像観測で決定された大質量原始星の位置を表している。色はガスの速度で、青色の領域は観測者に向かって近づきつつあり、赤色の領域は観測者からガスが遠ざかりつつあることが表されている。全体として、G358-MM1周囲の原始星円盤がケプラー回転していることを示している(出所:国立天文台

    国立天文台、大質量原始星の円盤内に存在する4本の渦巻き腕を観測
  • ジェイムズ・ウェッブ望遠鏡の性能が凄すぎて「ビッグバン宇宙論」が修正を迫られる - ナゾロジー

    最近、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、ビッグバンからわずか5億年後という領域に大質量銀河を6つも発見しました。 従来の宇宙論ではこの年代の宇宙には小さな赤ちゃん銀河しか存在しないはずであり、なぜ天の川レベルの大質量銀河が存在するのか説明することができません。 オーストラリア・スウィンバーン工科大学(Swinburne University of Technology)の天文学者イヴォ・ラベ氏ら研究チームは、「これらの銀河は、現在の宇宙論のモデルに当てはめるには大きすぎる」と述べ、非公式に「ユニバース・ブレイカー」と呼んでいます。 研究の詳細は、2023年2月22日付の科学誌『Nature』に掲載されました。 ‘We just discovered the impossible’: how giant baby galaxies are shaking up our

    ジェイムズ・ウェッブ望遠鏡の性能が凄すぎて「ビッグバン宇宙論」が修正を迫られる - ナゾロジー
  • 東大、ダークマターの正体が「超対称性粒子」である可能性を検証

    東京大学(東大)は2月6日、ダークマター起源の高エネルギーガンマ線を探索するため、スペイン・カナリア諸島ラパルマ島のチェレンコフ望遠鏡「MAGIC」を用いて、天の川銀河中心領域を2013年から2020年まで継続的に観測した結果、ダークマターの可能性がある未知の素粒子である「超対称性粒子」が予言するテラ電子ボルト(TeV)以上の質量領域に到達したことを発表した。 また、観測の結果として十分な信号は見つからなかったが、その素粒子的な性質に強い制限を与え、宇宙初期にダークマターがどのように作られたかについて、従来のシナリオに一石を投じることになったことも併せて発表した。 同成果は、東大 宇宙線研究所(ICRR)の稲田知大協力研究員、同・モリッツ・ヒュッテン特任研究員、同・手嶋政廣教授、同・窪秀利教授、高エネルギー加速器研究機構の郡和範准教授、独・マックスプランク物理学研究所の研究者らも参加した国

    東大、ダークマターの正体が「超対称性粒子」である可能性を検証
  • すばる望遠鏡、M81銀河群に属する超淡銀河の「恒星ストリーム」を発見

    国立天文台(NAOJ)は1月27日、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam」(HSC)を用いて2014年から実施している撮像探査「M81銀河考古学プロジェクト」において、M81銀河群の広域探査により、この銀河群に属する「超淡銀河」から星が流れ出ていることを示す尻尾のように伸びた構造「恒星ストリーム」を発見したことを発表した。 同成果は、英・エジンバラ大学のルーカス・ゼマイティス大学院生、NAOJ ハワイ観測所の岡桜子助教らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、英国王立天文学会が刊行する天文学術誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」に掲載された。 M81銀河群は、おおぐま座の方向に地球からおよそ1200万光年の距離にある渦巻銀河のM81を中心に、大小40個以上の銀河で構成される、地球から最も

    すばる望遠鏡、M81銀河群に属する超淡銀河の「恒星ストリーム」を発見
  • 京産大、大質量ブラックホール周囲のリング構造の観測に成功

    京都産業大学(京産大)は11月18日、銀河系外天体の赤外線観測において世界最高クラスの解像度を達成し、それにより、大質量が降着中の大質量ブラックホールが、噴出しているジェットに垂直な明るいリング構造に取り囲まれていることを確認したと発表した。 同成果は、京産大の岸真教授を中心とする国際共同研究チームによるもの。詳細は、米天文学専門誌「The Astronomical Jounal」に掲載された。 宇宙に存在する大多数の銀河の中心部には、太陽質量の数百万倍から数十億倍程度の大質量ブラックホールが存在すると考えられている。こうした大質量ブラックホールにガスやダストなどが降着する(落ち込む)際には、中心部に強い紫外光を発する円盤状の構造(降着円盤とも呼ばれる)が形成され、これが大質量ブラックホール系の「エンジン」部になるとされる。 この中心部からは高エネルギーのプラズマジェットが噴射されている

    京産大、大質量ブラックホール周囲のリング構造の観測に成功
  • ファーストスター形成における新たな磁場増幅メカニズム、九大が発見

    九州大学(九大)は8月24日、宇宙で最初に輝きだした第1世代の恒星「ファーストスター」の表層までを取り扱う高精度な磁気流体シミュレーションを行うことで、その形成過程における磁気流体効果を検証したところ、ファーストスターが誕生する初期宇宙の磁場強度は現在の宇宙と比べて10桁以上低く、極めて微弱だが、星や星周ガスの回転運動によって15桁以上指数関数的に増幅することがわかったと発表した。 また、その強磁場がブレーキとなって星周ガスの回転運動を弱めるため、星周円盤の分裂が抑制され、小質量のファーストスターが同時に複数誕生するのではなく、大質量の巨大なファーストスターが単独で誕生する可能性があることも併せて発表された。 同成果は、東京大学大学院 理学系研究科の平野信吾特任研究員、九大大学院 理学研究院の町田正博准教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophys

    ファーストスター形成における新たな磁場増幅メカニズム、九大が発見
  • 天の川銀河における物質輪廻を担う星々の正体、アルマ望遠鏡の観測から判明

    鹿児島大学は1月12日、アルマ望遠鏡を用いた観測から、天の川銀河における物質輪廻を現在担っている星々の正体が、太陽程度の比較的軽めの星の連星系であることを突き止めたと発表した。 同成果は、鹿児島大 理工学研究科 附属天の川銀河研究センターの今井裕准教授が参加した、スウェーデンやオランダ、スペインの研修者も参加する国際共同研究チームによるもの。詳細は、英科学誌「Nature」系の天文学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。 ヒトの場合、双子はおよそ80分の1から100分の1程度の割合で誕生するとされるが、恒星の場合、半分以上が複数の星が共通重心を回る連星系とされている。例えば、地球からもっとも近いケンタウルス座α星系も、もっとも明るいα星A、それに次ぐα星B、そして地球からもっとも近い隣の恒星であるプロキシマ・ケンタウリ(もっとも暗い)の三重連星系であることが知られている。

    天の川銀河における物質輪廻を担う星々の正体、アルマ望遠鏡の観測から判明
  • アルマ望遠鏡、天の川銀河の中心領域の大質量星周囲に降着円盤を発見

    アルマ望遠鏡は6月17日、銀河系中心部に、太陽質量の32倍という超巨大原始星を取り巻く降着円盤を発見したこと、ならびにこの降着円盤には2の渦巻き腕が見られ、それらは1万年以上前に別の天体が接近・通過した影響によって形成されたと考えられるということを発表した。 同成果は、中国科学院上海天文台のシン・ルー氏、ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのチジョ・チャン氏らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、英科学誌「Nature」系の天文学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。 太陽のような軽い星は、星の材料となる分子ガスの塊内に円盤が形成され、その円盤を通して周囲のガスが中心へと降り積もり形成されることがわかっている。原始星を取り巻く降着円盤は「原始星円盤」とも呼ばれ、星のゆりかごのような存在とされている。 一方、太陽質量を大きく超える重い星(大質量星)、特に進化が速いO

    アルマ望遠鏡、天の川銀河の中心領域の大質量星周囲に降着円盤を発見
  • 国立天文台、大質量星の形成現場を野辺山ミリ波干渉計などで観測に成功

    国立天文台(NAOJ)は3月2日、野辺山宇宙電波観測所(NRO)の45m電波望遠鏡とミリ波干渉計を使い、天の川銀河内の大質量星形成領域「W49A」の分子雲衝突と大質量星形成の関係を研究した結果、同領域中心部にある領域「W49N」では、分子雲同士の衝突によって太陽の約1万倍の質量を持つ不安定なガス塊が多数形成され、それによりたくさんの大質量星が一気に形成されていることが明らかになったこと、ならびにアルマ望遠鏡によるこのガス塊の1つ「W49N MCN-a」の詳細な観測データから、重たく、暖かく、厚みのある円盤を通して、重い星が周囲のガスをかき集めながら形成されていく様子が確認されたことを発表した。 同成果は、桜美林大学の宮脇亮介教授、日学術振興会 ボン研究連絡センターの林正彦センター長、NAOJ アルマプロジェクトの長谷川哲夫特任教授らの研究チームによるもの。詳細は、日天文学会が刊行する欧

    国立天文台、大質量星の形成現場を野辺山ミリ波干渉計などで観測に成功
  • 太陽コロナに突入! NASA探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が見た世界

    米国航空宇宙局(NASA)は2021年12月15日、太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が、太陽の上層大気であるコロナへ突入することに成功したと発表した。 探査機が太陽に“触れた”のは史上初めて。太陽風の磁力線の向きがS字型になる現象の起源も突き止めることにも成功した。太陽コロナの粒子と磁場を直接探査することで、太陽そのものと、太陽が太陽系に及ぼす影響について、重要な情報を得ることができたとしている。 成果をまとめた論文は、『Physical Review Letters』に掲載されたほか、『Astrophysical Journal』にも受理された。 太陽コロナの中を通過するパーカー・ソーラー・プローブの想像図 (C) NASA/Johns Hopkins APL 太陽に触れるミッション パーカー・ソーラー・プローブ(Parker Solar Probe)は、NASAとジョンズ・ホ

    太陽コロナに突入! NASA探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が見た世界
  • ABCなど、1つの星形成領域内で100個ほどの「浮遊惑星」を発見

    アストロバイオロジーセンター(ABC)、東京大学、国立天文台(NAOJ)の3者は12月23日、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラなどを用いて星形成領域を撮影した画像から、「浮遊惑星」の均質なサンプルとしては過去最大級となる、およそ100個もの天体を発見したと発表した。 同成果は、仏・ボルドー大学のヌリア・ミレ・ロイグ氏、ABC/東大の田村元秀教授らを中心とした国際共同研究チームによるもの。詳細は、英科学誌「Nature」系の天文学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。 近年の研究から、惑星は誕生して以降、その軌道を大きく変化させる可能性があると考えられるようになってきた。太陽系では木星が、そうした動きをしたと考えられているほか、系外惑星では、中心星に非常に近いところを公転する惑星の存在が知られており、遠方で誕生した後、現在の位置まで移動してきたものと考えられている。 中には

    ABCなど、1つの星形成領域内で100個ほどの「浮遊惑星」を発見
  • 惑星の種となる微粒子が原始惑星系円盤に降り積もる現象、鹿児島大などが発見

    鹿児島大学と国立天文台(NAOJ)は12月14日、惑星の種となる固体微粒子の「ダスト」(数mmほどに成長した塵)が「原始惑星系円盤」に降り積もる「天空の降灰現象」を、NAOJの天文学専用スーパーコンピュータ「アテルイII」を用いたシミュレーションによって発見したと発表した。 同成果は、鹿児島大大学院 理工学研究科の塚裕介助教らの研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal Letters」に掲載された。 惑星は、生まれたばかりの星の周囲に形成される、ガスと塵の円盤である「原始惑星系円盤」の中で誕生すると考えられているが、0.1μmほどのダストがどのように成長し、その成長に伴ってどのように運動するのかについてはよくわかっていないという。 これまでの観測から、生まれて100万年以内の非常に若い原始惑星系円盤において、ダストが成長する兆候

    惑星の種となる微粒子が原始惑星系円盤に降り積もる現象、鹿児島大などが発見
  • Kavli IPMU、謎だった天の川銀河の円盤外縁部における星の分布の3次元地図を作成

    東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)は12月16日、欧州宇宙機関(ESA)の位置天文衛星「ガイア」の観測データを解析して、これまでほとんど調べられていなかった天の川銀河の円盤外縁部における星の分布の3次元地図を作製することに成功したと発表した。 同成果は、Kavli IPMUの シェルヴィン・ラポルテ特任研究員(現・スペイン・バルセロナ大学 宇宙科学研究所 研究員)らの研究チームによるもの。詳細は、英国王立天文学会発行の天文学術誌「Monthly Notices of the Royal Astronomical Society」に掲載された。 天の川銀河は、銀河として大きい部類に入ることが知られている。その正確な年齢は不明ながら、推定で100億年前後といわれており、その歴史の中で、数多くの矮小銀河を取り込むことで大型化してきたと考えられている。また、周

    Kavli IPMU、謎だった天の川銀河の円盤外縁部における星の分布の3次元地図を作成
  • 国立天文台など、異常検知AIを用いてビッグデータから希少銀河の検出に成功

    国立天文台(NAOJ)と東京大学は11月24日、産業利用から医療診断まで幅広い分野で実用化が進んでいる「異常検知AI」を応用して、すばる望遠鏡で撮影された約5万枚の銀河画像の中から、特異な性質を持った希少銀河を検出することに成功したと発表した。 同成果は、NAOJと総合研究大学院大学が毎年開催している「サマーステューデントプログラム」に参加した東大理学部の田中匠学部生、NAOJ ハワイ観測所の嶋川里澄特任助教らを中心とした研究チームによるもの。詳細は、「日天文学会欧文研究報告(PASJ)」に掲載された。 すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラ「Hyper Suprime-Cam」(HSC)を用いた大規模探査(すばる戦略枠プログラム)の進行により、大量の銀河が高感度で撮影されている。同探査プログラムで検出された天体は、これまでに5億を超えており、その中には発見数が少ないために統計的な解析が難し

    国立天文台など、異常検知AIを用いてビッグデータから希少銀河の検出に成功
  • アルマ望遠鏡で若い連星系「おうし座XZ星系」の運動の観測に成功、鹿児島大など

    鹿児島大学と国立天文台は10月7日、若い連星系である「おうし座XZ星系」を3年間にわたって観測したアルマ望遠鏡のアーカイブデータを解析し、連星が互いの周りを回る軌道運動を検出することに成功したことを発表した。 同成果は、鹿児島大 理工学研究科の市川貴教大学院生(研究当時)、同・城戸未宇大学院生、同・高桑繁久教授らの研究チームによるもの。詳細は、米天体物理学専門誌「The Astrophysical Journal」に掲載された。 実は星の半分ほどは二連星、三連星といった連星系であることがわかっているほか、近年、その連星系において、付随する系外惑星が発見されるようになってきた。系外惑星が存在するということは、連星系も生まれて間もない頃は、それぞれの星の周囲に原始惑星系円盤を抱えていたと考えられるが、重力の相互作用が単独の星と比べて複雑になるそうした連星系において、どのように円盤が形成され、そ

    アルマ望遠鏡で若い連星系「おうし座XZ星系」の運動の観測に成功、鹿児島大など
  • TechCrunch

    TikTok suspended a gamification feature in the European Union following an intervention by the bloc. With attention on TikTok’s growing pile of US legal woes, the announcement went mostly unnoti

    TechCrunch