「海賊版天国」と揶揄される中国。そんな中国でも「ある一面において」は、改善している。しばらく中国の日本絡みの海賊版の話は聞かなかったが、5月、6月といろいろニュースが出てきたのでまとめて紹介したい。 日本の文化庁は「海外における著作権侵害等に関する実態調査(中国)(平成25年5月)」を発表した。中国の上海、北京、広州の3大都市の市民を対象にヒアリングと現地販売実態調査を行い、内陸の重慶も加えた4都市の老若男女にアンケートをとったもので、合計500ページを超える資料が無料で読める。莫大な量ではあるが、気になる部分だけでも拾っていくと読めるので興味がある読者はさらっとでも読むと、そこに使われた税金が意味を持つというもの。 さてこのレポートによれば、3カ月内に約36%が日本のアニメの入手・視聴の経験があり、約31%がコミックの入手・視聴経験があった。中国人にとって日本のコンテンツは母国中国に次い
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