震災の後,友人の本棚の整理を手伝わされた事がある。今まで自分が敬愛してきた芸術家たちが被災地を差別したり放射能デマをばら撒いたりする言動に嫌気がさして彼らの本やCDを処分するためだ。そして作業が終わった友人の本棚には何も無くなり,まるで長年付き合った男と別れた時のようだった。 — 井上リサ☆7.25美浜町応援会 (@JPN_LISA) 2015, 8月 4 震災以降よく出てくる状況ではあるのだけど、特定の作品を気に入っていても、その作品の創り手の背景や思想、思惑が暴露されると、思いっきりその作品群への熱が醒めてしまう......どころか、反動で敵意、憎悪にすら転じることがある。自分を騙していたな、騙されていたんだな、みたいな。 確かに作品そのものの良し悪しと、創り手の感情心境とは別物であるべきなのも理解できる。どれほど極悪非道の大悪人が料理人であっても、その料理人が創ったレシピによる美味し
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