橋幸夫が5月1日にラストコンサートを開催し、明日3日の80歳の誕生日をもって歌手活動を引退します。 デビュー曲「潮来笠」こそ演歌っぽいというか、今に至る演歌の「股旅もの」と呼ばれるジャンルの代表曲ですが、吉永小百合とのデュエット曲「いつでも夢を」やヴェンチャーズ+サーフ的な「恋をするなら」等のヒットを持つ、当時の「歌謡曲」のど真ん中にいた人です。 1980年代末頃「J-POP」の概念が生まれ、フォーク・ニューミュージック的な音楽まではその範疇に何となく含まれるようになっていった中で、明確にその範疇に入れてもらえなかった「歌謡曲」的な存在がその後何となく大雑把に「演歌」的なところにまとめられてしまいました。 その「演歌」には狭義の演歌だけではなく、唱歌的なものであったり、ムード歌謡的なものも含まれることになってしまい、そういう意味で橋幸夫は大変に「演歌」ということになってしまい、アウトオブデ