イー・モバイルは2009年6月8日,受信速度を最大21Mビット/秒に高速化したHSPA+(high speed packet access plus)方式のデータ通信サービスを8月上旬に開始すると発表した。早期に既存のサービス提供エリアの70%程度で利用できるように対応を進め,UQコミュニケーションズのWiMAXサービス(関連記事)に対抗する。 HSPA+は,現在主流のHSPA(high speed packet access)の改良版。理論上の最大速度は受信21.6M,送信11.5Mビット/秒という。データ変調方式を,従来の16QAMから64QAMに切り替えることで高速化する。現状のHSPA方式を採用した製品では受信最大7.2Mビット/秒,送信が最大5.8Mビット/秒だった。 イー・モバイルによると,既存の基地局に若干の変更を加えるだけでHSPA+に対応できるため,対応エリアを拡大しやす