タグ

科学と植物に関するgoldheadのブックマーク (47)

  • 電気不要の「光る樹木」 街路樹、照明に活用期待

    奈良先端科学技術大学院大の出村拓教授(植物生理学)は26日、発光するキノコの遺伝子を組み入れた植物「光る樹木」を開発したと発表した。電気を必要としない室内照明や街路樹への活用が期待される。出村教授は「環境に負荷がかからない照明として注目されれば」と話した。 クラゲなどの蛍光タンパク質を組み合わせ、強く発光させられるようになった。タンパク質の組み合わせなどにより緑や赤、青色に光らせることもできる。 近くベンチャー企業を設立し、観葉植物などの商品化を目指すという。

    電気不要の「光る樹木」 街路樹、照明に活用期待
    goldhead
    goldhead 2023/09/27
    どんな樹木にも使える技術なんだろうか。だとしたら用途は広がりそう。
  • マタタビのネコに作用する物質を同定 岩手大などのグループ | NHKニュース

    ネコは植物のマタタビを与えると、体にこすりつけるなどの特有な反応をすることが知られていますが、岩手大学などの研究グループは、ネコに作用する物質をマタタビから同定したと発表しました。この物質は蚊を寄せつけないこともわかり、マタタビをこすりつける反応は、ネコが蚊を避けるよう進化してきた結果なのではないかとしています。 ネコはマタタビの葉や実を好み、体にこすりつけるなどの特有な反応が引き起こされることが知られていて、60年余り前の研究で「マタタビラクトン」という物質が関係しているとされてきました。 岩手大学の宮崎雅雄教授と名古屋大学などの研究グループは、最新の技術で改めて分析したところ、マタタビに含まれる「ネペタラクトール」という物質が「マタタビラクトン」よりもネコに強い作用を引き起こしたほか、葉に含まれる量も10倍以上あり、ネコに作用する主な物質は「ネペタラクトール」であることがわかったという

    マタタビのネコに作用する物質を同定 岩手大などのグループ | NHKニュース
    goldhead
    goldhead 2021/01/21
    "「ネペタラクトール」は蚊が嫌う傾向があったということで、マタタビを体にこすりつける行動は、蚊を寄せつけないようネコの祖先が進化の過程で獲得した性質なのではないかと推測しています"
  • 植物の接木が成立するメカニズムを解明 タバコ植物は異なる種にも接木できる

    名古屋大学生物機能開発利用研究センターの野田口 理孝准教授をはじめ、帝京大学、理化学研究所、中部大学、名古屋大学発ベンチャーグランドグリーン株式会社の研究グループは、タバコ属植物は異なる科の植物に対して接木を成立させられることを発見した。 そこで今回、研究グループはナス科タバコ属のベンサミアナタバコをはじめとする7種のタバコ属植物を穂木として、タバコ属と同じ双子葉草植物だけではなく、単子葉植物や木植物の接木(異科接木)を試験した。その結果、実に38種類の科の73種類の種と接木が成功した。 次にベンサミアナタバコで異科接木が成立する分子メカニズムを調べた結果、細胞の外に分泌されるβ-1,4-グルカナーゼが接木の接合面で細胞壁の再構築に関わっていることを見出した。またβ-1,4-グルカナーゼを過剰に発現させると、接木の接着性が促進されることを示した。さらにタバコ属植物を中間台木に用いること

    植物の接木が成立するメカニズムを解明 タバコ植物は異なる種にも接木できる
    goldhead
    goldhead 2020/08/07
    そうだったの ”接木が成立するメカニズムには不明な点が多く、分子レベルの解析はほとんどなされていなかった。そのため接木は近縁種のみ可能と考えられてきた”
  • 学名の使い方をよりよく理解するために―命名規約の理念と背景,そして問題点―

  • 「植物には知性がある」と語る植物学者の主張とは?

    By Pexels カナダのブリティッシュコロンビア大学森林保育学科のスザンヌ・シマーヌ教授が、「木々は菌類を媒介としてコミュニケーションを行っており、『ある種の知性』を備えている」と主張しています。 Never Underestimate the Intelligence of Trees - Issue 77: Underworlds - Nautilus http://nautil.us/issue/77/underworlds/never-underestimate-the-intelligence-of-trees シマーヌ教授は、菌類が植物の根に侵入して形成する共生体である菌根の研究を20年以上も続けてきた植物学者です。シマーヌ教授によると、木は菌根を通じて栄養素や水のやりとりを行うだけでなく、木と菌根の間に生じる相互作用によって、根が伸びる方向も変化するとのこと。木を「ノード

    「植物には知性がある」と語る植物学者の主張とは?
    goldhead
    goldhead 2019/11/07
    知性やコミュニケーションの定義次第だけど、植物は二次代謝産物なんかで意外と高度なことやってるのは確か(http://goldhead.hatenablog.com/entry/2018/11/15/232732)。
  • コケ:驚きの成分、医学以外に利用 人を殺すほどの威力も - 毎日新聞

    goldhead
    goldhead 2014/11/12
    映画『エッセンシャル・キリング』で主人公が食ってたのは……コケだったか地衣類だったか。
  • 植物には自分が食べられてる音が「聞こえる」

    歯でムシャムシャ噛まれて痛みを感じてるかどうかはまだわからないけど、なにしろ音は聞こえてるようですよ? ミズーリ大学コロンビア校(MU)が最近発表した研究論文で、植物は毛虫にべられてる時の音に反応するばかりでなく、そのムシャムシャいう音を流されるだけで防衛の砦を張り巡らせていることがわかりました。 植物は聞かせる音によって生育に差が出ることは広く知られていますが、捕者の音から自分を守ろうとすることが確かめられたのは今回が初めて。 実験では、シロイヌナズナ(キャベツとマスタードに近い)に毛虫を這わせ、葉に置いた小さな反射板にレーザーを照射して、噛み付く毛虫に反応してどう動くのかを計測しました。また、特殊なレーザーマイクロフォンでムシャムシャいう音も録音しました。 次に毛虫を全部取り除き、片方の植物には毛虫がムシャムシャい散らす時に出した音波の録音を流し、別の植物には無音だけ流してみたん

    植物には自分が食べられてる音が「聞こえる」
    goldhead
    goldhead 2014/07/07
    辛味成分の強い葉に品種改良とか……装置が想像つかんが。
  • クマリン - Wikipedia

    クマリン (coumarin) は桜の葉に代表される植物の芳香成分の一種。ラクトンの一種で、芳香族化合物である。バニラに似た芳香があり、苦く、芳香性の刺激的な味がする。桜湯や天然のオオシマザクラの塩蔵葉を用いた桜の香りはこれらに含まれるクマリンなどによるものである。 クマリンは、シナモンの香り成分のシンナムアルデヒドやコーヒーの香り成分であるコーヒー酸とともに天然の香り成分として知られている。 分離と合成[編集] 当初は中南米に育つマメ科のクマル(Dipteryx odorata、トンカともいう。クマリンの語源でもある)という樹木から得られる種子(トンカマメ)から分離されていたが、1876年にウィリアム・パーキンがサリチルアルデヒドと無水酢酸の反応(パーキン反応)[1]により合成に成功[2]。現在では香料、軽油識別剤、医薬品原料として用いられている。 化学的性質[編集] 常温では無色の結

    クマリン - Wikipedia
    goldhead
    goldhead 2014/07/07
    塩漬け桜葉食依存症の人間を少し想像した>"抗酸化作用や抗菌作用があるが肝毒性もあるため、日常継続的に大量摂取することは好ましくない"
  • 遺伝子操作で植物の大きさ制御 NHKニュース

    遺伝子操作の技術を使って、植物の葉や茎の大きさを自在に変化させることに理化学研究所などの研究グループが成功しました。 農作物の収穫を増やす技術の開発につながると注目されます。 この研究を行ったのは理化学研究所と千葉大学の研究グループです。研究グループでは、植物の細胞の中で、さまざまな物質を運んで移動する「ミオシン」と呼ばれるタンパク質に注目し、移動速度の速いミオシンを作る藻の遺伝子を植物のシロイヌナズナに組み込みました。 その結果、シロイヌナズナは細胞1つ1つが大きくなって巨大化し、葉の面積でみるとおよそ1.4倍になったいうことです。 さらに移動速度が遅いミオシンを作るヒトの遺伝子をシロイヌナズナに組み込むと、逆に細胞は小さくなり、葉の面積も0.7倍ほどに小さくなったということです。ミオシンは植物の細胞の成長に関わる物質を運んでいるとみられるということで、理化学研究所の富永基樹専任研究員は

    goldhead
    goldhead 2013/11/27
    そのうち園芸用の矮性品種なんかにも使われるのかしらん。
  • 「植物であることをやめた植物」!? 花は咲かず、光合成もせず… 珍しいランの新種を発見 京都大 - MSN産経west

    京都大大学院人間・環境学研究科の末次健司研究員(植物分類学)は7日、花を咲かせず光合成もしない新種のランを鹿児島県で発見したと発表した。こうした種の発見は世界で2例目という。フィンランドの植物学専門誌のオンライン版に掲載された。 末次研究員は昨年4月、鹿児島県・薩摩半島の約40キロ南にある竹島で植物を調査し、竹林に生える新種のランを発見。100個体以上が自生しているのを確認し、「タケシマヤツシロラン」と名づけた。 この種は、きのこなどの菌類に寄生して栄養を得る植物で、光合成を行わず1年のうちの多くを地中で過ごす。4~5月だけ地上に芽を出してつぼみができるが、開花をせずにそのまま種子を作るという。 こうした植物の発見は2012年に台湾で報告された事例があるという。 末次研究員は「開花も光合成もしないという、いわば『植物であることをやめた植物』といえる。今後、なぜこうした進化を遂げたのかを詳し

    goldhead
    goldhead 2013/11/08
    ツチアケビは……実が目立つだけでとうぜん花咲くか。
  • EMとその類似商品について、効果の検証が不確かな病虫害対策の宣伝にも注意して下さい - warbler’s diary

    前回の記事『EM(有用微生物群)の何が問題なのか』では、EMの効果の確認が不十分なまま用途がどんどん拡大されて宣伝されている状況について指摘しました。 EMやその類似商品には様々な動植物の病虫害に効果があるとも宣伝されています。その1つがリンゴ腐らん病です。リンゴ腐らん病は、枝や幹の傷口に子のう菌の1種であるValsa ceratospermaが感染して患部から樹が腐敗していく病気で、特に北海道や東北地方で発生が多いことが知られています。過去には明治後期から昭和初期にかけて大流行して産地の壊滅などもあった、りんご農家にとって深刻な病害です。この病原菌は胞子による空気感染によって広がることが知られています。樹木に腐らん病の病巣が広がると、切り倒さなければなりません。放置すると周囲への感染源ともなります。最近はりんご農家の高齢化や兼業化が進み、まめに病害対策を行いづらくなってきた背景もあり、リ

    EMとその類似商品について、効果の検証が不確かな病虫害対策の宣伝にも注意して下さい - warbler’s diary
    goldhead
    goldhead 2012/11/19
    関係ないけど病虫害と病害虫の使い分け、あるいは使い分ける必要があるのかどうかいつも気になるが、この場合は病虫害で間違いないな、などと。
  • 『稲の大東亜共栄圏-帝国日本の<緑の革命>』藤原辰史(吉川弘文館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 いままでいちばんおいしかったコメは、フィリピン南部ミンダナオ島ダバオ市街地から少し内陸に入ったカリナンでべた陸稲の赤米ジャバニカだ。日人が普通にべる白米ジャパニカより粒が大きく、香りとともにじっくり味わうことができた。1985年に調査のために下宿していた家の奥さんは、市場でちょっと変わったものがあると、買ってきてべさせてくれた。たくさんの種類の地場もののコメやイモ、野菜があることがわかった。タイのバンコクのスーパーマーケットに行っても、いろいろなコメがあることに驚かされる。ジャスミンライス(香り米)として世界的に有名になった輸出用とは違い、人びとが生活を楽しむためのコメがあるのだ。 書では、ただたんに人びとから豊かな生活を奪っただけではなく、「コメの品種改良の歴史にひそむ、「科学的征服」の野望」が語られている。裏表紙には、つぎのような書の概略がある。「

    『稲の大東亜共栄圏-帝国日本の<緑の革命>』藤原辰史(吉川弘文館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    goldhead
    goldhead 2012/09/25
    遺伝子組み換え食物自体は別に危険と思わんが、それに伴う大資本の支配みてえなのは気になる>"育種技術は「人を殺すこととまったく関係がない」」というきれい事は、「事実ではない」"
  • ニコライ・ヴァヴィロフ - Wikipedia

    ニコライ・イヴァノヴィッチ・ヴァヴィロフ(Nikolai Ivanovich Vavilov, Никола́й Ива́нович Вави́лов、1887年11月25日 - 1943年1月26日)は、ロシア帝国・ソビエト連邦の植物学者、遺伝学者。 農作物の起原の研究で有名であるが、ヨシフ・スターリンによる大粛清の嵐が吹き荒れる中、トロフィム・ルイセンコ一派の陰謀で投獄され悲劇的な最期を遂げた。 生涯[編集] モスクワの商家に生まれる。弟は物理学者となったセルゲイ・ヴァヴィロフである。1911年にモスクワ農業大学を卒業し、1912年まで応用植物学研究所、植物病理学研究所に勤務し、1913年から翌年にかけウィリアム・ベイトソン(「遺伝学」の命名者)のもとに留学して植物の病害抵抗性の研究を行った。1917年サラトフ大学農学部教授となり、1919年コムギのさび病に対する抵抗性の研究、1920

    ニコライ・ヴァヴィロフ - Wikipedia
  • ルイセンコ論争 - Wikipedia

    クレムリンで演説するルイセンコ。 後ろには右からスターリン、アンドレーエフ、ミコヤン、コシオールが並んでいる。 ルイセンコ論争(ルイセンコろんそう)とは、環境因子が形質の変化を引き起こし、その獲得形質が遺伝するというトロフィム・ルイセンコの学説に関する論争とそれに伴ったソビエト連邦における反遺伝学運動である。ルイセンコ主義(英: Lysenkoism、露: Лысе́нковщина)は、ルイセンコ、彼の信奉者、ソビエト当局によって実施された遺伝学ならびに科学に基づく農業に反対する政治運動であった。ルイセンコはレーニン全ソ連農業科学アカデミー(英語版)の長として活動した。ルイセンコ主義は1920年代末に始まり、1964年に公式に終焉した。 ルイセンコ主義の疑似科学的発想は獲得形質の遺伝性を仮定していた[1]。ルイセンコの理論はメンデル遺伝学と「遺伝子」の概念を否定し、自然選択を否定すること

    ルイセンコ論争 - Wikipedia
  • 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所/季刊 森林総研 Vol.15

    巻頭言 これからのシカ管理におけるブレイク・スルー思考 特集:シカと上手(うま)くつきあう シカのたくさんいる場所はどこだ? シカを管理する 衛生的なシカ肉は美味しい資源 研究の“森”から (No.210) 中国の森林・林業・木材産業の実情を探る (No.211) マツ枯れを起こすのはマツノザイセンチュウだけ? (No.212) 熱帯の造林樹種アカシアマンギウム ―荒廃地土壌でも育つ巧みな養分利用― 「第3期中期計画」の紹介 (3) 木材の需要拡大に向けた利用促進に係る技術の開発 森林(もり)を創り活かす 衛星画像の活用による森林の現況把握の効率化に向けて 東日大震災への対応 ―現地での緊急実態調査― 放射性物質は森林のどこに分布しているのか? 落ち葉を取り除くと空間線量率はどれくらい下がるのか? 何でも報告コーナー 天皇陛下が北海道支所標館などをご視察 「安房南部の特殊地層」日地質

    goldhead
    goldhead 2012/03/19
    ツッコミ待ちか?>"特集:シカと上手(うま)くつきあう"
  • 松枯れは害虫への過敏反応…森林総研チーム解明 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    松林を一斉に枯らす「松くい虫被害」は、人間の花粉症のように松が害虫に過敏に反応して起こることを、森林総合研究所のチームが突き止めた。 松枯れの仕組みを遺伝子レベルで解明した初めての研究で、英国の植物学専門誌に掲載された。 松枯れは体長1ミリほどのマツノザイセンチュウ(線虫)が原因で、全国で被害が拡大。チームはクロマツに傷を付けて線虫1万匹を流し込み、木の反応を調べた結果、線虫を入れた翌日から、自分の細胞を殺す働きを持つ遺伝子が多数働いていることが確認された。細菌などの侵入を防いで身を守る反応だが、過剰に自分の細胞を殺し、急激に木が弱ってしまうとみられる。 抵抗力のある品種ではこの遺伝子は弱い品種の半分程度しか働かず、線虫に対抗して細胞の壁を厚くする遺伝子が検出された。同研究所林木育種センターの渡辺敦史・基盤技術研究室長は「研究を発展させ、松くい虫に強い遺伝子が見つかれば、品種を確実に選別で

    goldhead
    goldhead 2012/03/19
    スーパー松の類はたまたま強い(鈍い)やつを選抜→増殖してただけで、機序がわかってたわけじゃなかったんだ。
  • まとめよう、あつまろう - Togetter

    コミュニケーションが生まれるツイートまとめツール

    まとめよう、あつまろう - Togetter
  • 海外FXボーナスおすすめ比較17選!日本人に人気のFX業者一覧を紹介【2024年1月徹底調査】

    海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)を徹底的に研究した上で、おすすめ比較ランキングにまとめてみました。日人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX業者で口座

    goldhead
    goldhead 2012/01/12
    "「地下で植物が何をしているか、これが問題だ」"
  • 富士火山荒原における先駆植物の定着様式

    木々が生い茂った深い森を見ていると、この森が、何百万年もの太古の昔から深い森であったような錯覚に陥る。しかし実際には、ほんの少し前まで、大きな天変地異で生じた荒原だった例も少なくない。そもそも森林は、もとを突き詰めてたどれば、木立一無い寂寞とした荒野から始まっている。植物の種子も切り株も何もない荒野から始まり、森林へと変化する場合、その変化の過程を一次遷移と呼ぶ。一次遷移が始まる代表的な場所としては、火山の大爆発によって火山礫が全ての植物を埋め尽くしてできた火山荒原や、海底が隆起してできた陸地などがあるが、そんな植物の痕跡が全くないところでも、何百年も経つとどこからともなく植物がやってきて定着し(先駆植物と呼ばれている)、やがて草原ができ、さらに樹木が定着して、最終的には蒼とした森林になったりもする。 さて現在私たちは、この一次遷移に焦点を当ててそこでの先駆植物の定着メカニズムを調べて

    goldhead
    goldhead 2011/10/31
    "人工植栽などしなくても、ここでは自然の力だけで、ゆっくりと、しかし確実に植生が回復しており、そのスピードが遅いとしてもその遅さ自体が富士山の本来の姿である"
  • 共生細菌ボルバキアの遺伝子が マツノマダラカミキリの染色体上にごっそり転移

    共生細菌ボルバキアの遺伝子が マツノマダラカミキリの染色体上にごっそり転移 -微生物から高等生物への遺伝子水平転移を具体的に証明- ポイント ・ マツノマダラカミキリの常染色体上に、共生細菌“ボルバキア”の遺伝子が大規模に転移していることを発見 ・ 微生物から高等生物への遺伝子水平転移を具体的に証明 ・ 生物の進化に及ぼす遺伝子水平転移の影響を解明するため、マツノマダラカミキリに注目 森林総合研究所は、独立行政法人産業技術総合研究所、放送大学、国立大学法人愛媛大学と協力して、マツ材線虫病の媒介昆虫であるマツノマダラカミキリ の常染色体上に節足動物および線虫類の共生細菌であるボルバキアの遺伝子が大規模に水平転移していること、すなわち種の壁を超えた生物間で遺伝子が転移し ていることを突き止めました。微生物から高等生物への大規模な遺伝子水平転移を今回のように詳細かつ具体的に証明した例は世界的に見