ソフトバンクの子会社であるSBエナジーは、鳥取県米子市に「ソフトバンク鳥取米子ソーラーパーク」を建設すると発表。ソフトバンクと三井物産でプロジェクトファイナンスを組成し、米子市崎津地区の約53万4000平方メートルの敷地に、約3万9500キロワットのメガソーラーを建設する。2013年7月の稼働開始を目指し、9月中に着工する。 実はこの土地、「40年近くも全くの未利用だった」(孫社長)。農地干拓事業として開発するも塩害などで活用されず、その後、工業用地に転換した。だが、工業用地としても使い手がいないまま、歳月が流れた。野坂市長が「長年の懸案」と言うのもうなずける。メガソーラー建設を志向する孫社長から話を持ちかけられたときは、藁をも掴む思いだったのだろう。 土地代を激安にしてでも使ってほしい その米子市の思いは、メガソーラー用地の賃料にも現れている。通常、土地の賃料は広さに応じて、固定額で支払