茂木経済産業相は17日の閣議後記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水漏れ問題について、「汚染水の影響は全体として制御されている」と述べた。 安倍首相は7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で「状況はコントロールされている」と発言。一方、東電の山下和彦フェロー(技術顧問)が13日、民主党の会合で「今の状態はコントロールできていないと我々は考えている」と述べ、政府と東電で見解の違いが出ていた。 茂木氏は「周辺海域の監視の結果、放射性物質の影響は発電所の港湾内0・3平方キロ・メートル以下に限定されている」などと指摘し、汚染水の影響が外洋に及んでいないことを強調した。