野々村竜太郎・元兵庫県議(48)による政務活動費の不適切な支出が明らかになった昨年7月以降、少なくとも31の地方議会で計約9400万円の政務活動費が議員から返還されていたことが朝日新聞の調査でわかった。 47都道府県と20政令指定市、43中核市の計110の議会の事務局に対し、「事務的なミス」や「不自然な支出」として返還された政務活動費の合計額(昨年11月末時点)を取材した。その結果、全体の3割近くの31議会で、121人の議員と11の会派が総額9473万5771円を自治体に返還していた。支出しなかったとして議員が返還した額は含んでいない。 議会別でみると、返還額が最も多かったのは大阪府東大阪市議会の3998万円。同市議会では政務活動費は会派ごとに支給されるが、全11会派(当時)のうち9会派が返還した。特に真正議員団(2人)は、親族への人件費を政務活動費から支出した内規違反があったなどとして1
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