ガンバ大阪・遠藤保仁の「戦術眼」(前編) 『天才プレーメーカーの真価を読み解く』 ガンバ大阪や日本代表でチームを指揮する遠藤保仁。彼の卓越したプレービジョンとインテリジェンスを考察していく。 2012年12月28日(金)15時13分配信 text by 西部謙司 photo Kenzaburo Matsuoka タグ: 西部謙司 【後編はこちらから】 | 【フットボールサミット第6回】掲載 ボランチのハンドルさばき ポルトガル語のボランチは「ハンドル」を指すそうだが、サッカーのボランチのプレーは車の運転と似ている。 運転は「見る」→「判断する」→「実行する」の順で行われていて、これはサッカーのプレー感覚と共通する。では、「見る」「判断する」「実行する」の中で、どれが一番重要だろうか。もちろんどれも重要なのだが、遠藤保仁のプレーでたとえれば、おそらく「判断する」になるだろう。 ただ、遠藤に「