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ブックマーク / pencroft.hatenablog.com (5)

  • 栄冠はオレに輝く 「風立ちぬ」 - 挑戦者ストロング

    風立ちぬ [Blu-ray] ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社Amazon宮崎駿の新作「風立ちぬ」を新宿ピカデリーで観ました。以下ネタバレ感想。 二郎は美という呪いに囚われた、永遠の奴隷だ。それでも懲りない、懲りないのが凄い。 (★4) 死期が近づいた作家は子供に還ったかのように、自身の生涯を貫くテーマを正直にゴロリと吐き出すものらしい。たとえば教える者と教わる者、教育と学習を大きなテーマとしていた黒澤明は、遺作「まあだだよ」で身も蓋もない甘々の師弟の姿をぬけぬけと描いていた。宮崎駿の場合それは、職能至上主義と高純度のオタク人生にあたるようだ。「風立ちぬ」は堀越二郎と堀辰雄の物語であると鈴木敏夫は笛を吹いているが、その実態は宮崎駿の理想化された自伝である。そもそも紙の上で鉛筆を走らせてありもしないものをでっちあげるアニメ屋の仕事は、設計士のそれによく似ている。アニメーションという特殊

    栄冠はオレに輝く 「風立ちぬ」 - 挑戦者ストロング
  • ネタバレ注意「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 - 挑戦者ストロング

    ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q EVANGELION:3.33 YOU CAN (NOT) REDO.(通常版) [Blu-ray] 発売日: 2013/04/24メディア: Blu-ray ヱヴァQ観てきました。以下の感想はネタバレですのでご注意を。ひどい映画ですが、それでもネタバレなしで観るほうが楽しめることは間違いないと思います。映画を観てない方は読まないでください。 どう転んだところでわたくしは悪口を言うのです (★2) 目覚めたシンジくんを取り巻く環境の激変、実は14年後ですという大仕掛けには驚いた。今回はポカポカしてなかった。登場人物たちはギスギスとディスコミュニケーションでお寒い空気。意図的な説明不足で意味不明のこの感じ。往年のテレビシリーズや旧劇場版でひどい目に遭ったことをまざまざと思い出す。あーエバーってこんなにひどかったんだっけと、忘れかけていた煮え湯を再び呑まされるよう

    ネタバレ注意「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」 - 挑戦者ストロング
  • 小橋引退してくれ - 挑戦者ストロング

    内側から見たノアの崩壊 (別冊宝島) 出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2012/03/15メディア: 大型 クリック: 74回この商品を含むブログ (8件) を見るPRO-WRESTLING NOAH 鉄人 小橋建太 ~絶対王者への道~(DVD 6枚組) 出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)発売日: 2007/12/02メディア: DVD購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (14件) を見る 先日、別冊宝島から発売された「内側から見たノアの崩壊」を読みまして、まーテンション下がること下がること。なによりも詐欺って怖いなーと思ったし、泉田や三沢夫人から大枚を騙し盗った凄腕詐欺師にして、撒いた出費の数倍を回収するに至らなかったほどノア、ひいてはプロレス界の景気が悪かったという悪夢じみた顛末。巻末には個人として債権者への返済を背負う泉田と、泉田同様ノアをリス

    小橋引退してくれ - 挑戦者ストロング
  • 12.31 Dynamite!! ~勇気のチカラ2010~ - 挑戦者ストロング

    あけましておめでとうございます。例年通り、大晦日は格闘技興行を友人テレビ観戦。 青木真也と長島☆自演乙☆雄一郎の一戦が、なんとも言えぬモヤモヤした気分を残した。これ現在の日の格闘技界の歪み、そのしわ寄せが全部出た象徴的な試合だと思う。 まずそもそも、大会のカードが過去最低だった。金もないのだろうが、雑なマッチメイクが多かったように思う。そして、誰もが口にするTBSの番組作りのひどさ。すべてが雑で、クオリティが低い。青木と自演乙の試合は極めて特殊なルールであるにもかかわらず、一切のルール説明がなかった。視聴者を教育しようという気が、全然ないのである。教育とまではいかずとも、今から何が行われるかを理解して欲しい、その上で楽しんで欲しいというのは作り手の根源的な欲求だと思うのだが、もはやテレビ番組としてのDynamite!!はそういう原理で作られていない。煽りVもいいかげんで、効率のいい手抜

    12.31 Dynamite!! ~勇気のチカラ2010~ - 挑戦者ストロング
  • 12.31 Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~ - 挑戦者ストロング

    あけましておめでとうござんす。昨日の大晦日は、自宅で友人テレビ観戦。 魔裟斗嫌いのオレは、戦極との提携が発表されて以来「吉田対石井を売るしかない」と言い続けてきた。必然性を感じない戦極とDREAMの対抗戦には物語がなさそうだったし、魔裟斗は嫌いだし(そもそも引退試合が最も期待される大晦日なんて終わってる。「魔裟斗引退興行」ならともかく)、世間に届く試合は吉田対石井しかないだろうと思ったのだ。柔道から総合へ転出したパイオニアであり、社会的にも名士である金メダリスト吉田、対するは総合ありきの時代の柔道家、古き日人的価値観を破壊する新時代のモンスター石井、この2人の哲学や感覚の違いをこれでもかと売り、どうにかして物語に仕立てるしかないだろうと思っていた。 ただ、今回プロモーターは提携すること自体に精一杯で、グダグダのまま大晦日当日を迎えた。オレは最も楽しみな試合、最もテンションを上げる試合を

    12.31 Dynamite!! ~勇気のチカラ2009~ - 挑戦者ストロング
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