日本におけるOAジャーナル投稿とAPC支払いをめぐる調査 国立情報学研究所のSPARC Japanは,日本の学術機関およびそこに所属する研究者を対象とし,論文処理費用(Article Processing Charges,以下APC)に焦点を当てたアンケート調査及びインタビュー調査を実施した。その調査報告書として2014年5月,報告書「オープンアクセスジャーナルによる論文公表に関する調査」を公表した。この調査は,大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE),国立大学図書館協会学術情報委員会,及び,SCREAL(学術図書館研究委員会)の協力を得て実施したものである。 この調査の背景として,近年のオープンアクセスジャーナル(以下,OAジャーナル)の急速な普及がある。なかでも,従来,読者が雑誌購読費を支払うことで成り立っていた学術雑誌刊行のビジネスモデルに対して,APCを著者が支払うことで論文
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