ゲンロン戦記「知の観客」をつくる 東浩紀 著 「数」の論理と資本主義が支配するこの残酷な世界で、人間が自由であることは可能なのか? 「観客」「誤配」という言葉で武装し、大資本の罠、ネット万能主義、敵/味方の分断にあらがう、東浩紀の渾身の思想。難解な哲学を明快に論じ、ネット社会の未来を夢見た時代の寵児は、2010年、新たな知的空間の構築を目指して「ゲンロン」を立ち上げ、戦端を開く。ゲンロンカフェ開業、思想誌『ゲンロン』刊行、動画配信プラットフォーム開設……いっけん華々しい戦績の裏にあったのは、仲間の離反、資金のショート、組織の腐敗、計画の頓挫など、予期せぬ失敗の連続だった。10年の遍歴をへて哲学者が到達した「生き延び」の論理。 書誌データ 初版刊行日2020/12/9 判型新書判 ページ数280ページ 定価946円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-150709-9 書店
数学は厳密さの上に成り立っている。それゆえに、数学の書籍や論文を読むには、文がもつ情報を正確に引き出すための文の構造の知識(文法)、すなわち主語、動詞、目的語、補語など重要な役割を担う語を見つけて文の構造を解析することが必要となる。本書は日本語を母語とする数学者である著者が、日本語を母語とする言語学者ならびに英語を母語とする数学者の監修のもと、講義での経験を踏まえて書き下ろした、数学のための英語のテキストである。 文章の解説に加えて、数学の文献を読むのに必要最小限の英文法を、理数系の学生が読みやすい形にまとめ、特に各章の初めには必ず文法のまとめを入れている。また、一つ一つの単語を確実に覚えるためには、発音ができるということも重要となってくる。そのため、各章ならびに付録にまとめた数学用語集では第1アクセントを入れるように努めている。さらに、理解を確実なものとするために、演習問題も各章に入れて
書誌情報:ちくま学芸文庫(カ-49-1),655頁,本体価格1,800円,2020年7月10日発行 ノーベル賞で読む現代経済学 (ちくま学芸文庫) 作者:トーマス・カリアー発売日: 2020/07/10メディア: 文庫 『ノーベル経済学賞の40年』(筑摩選書上・下,2012年)の文庫版。2009年までの41年間の64名の受賞者すべてを対象として,主な業績を中心に,また,エピソードを添えながら,紹介した好著である。2010年以降2019年までについては文庫版解説の瀧澤弘和が「これまでの研究との連続性だけでなく,経済学が新たな領野を開拓して,制度設計やより実践的な政策評価に焦点を当てたものへと変化しつつある様子も窺うことができる」(605ページ)とまとめている。 さて,本書に戻ると,受賞年代毎にひとりひとりの業績を辿るのではなく,自由市場主義者の経済学(ハイエク,フリードマン,ブキャナン),ミ
2013年8月4日 (日) ヴェーベルン:作品番号付き作品全集 ピエール・ブーレーズ、他 ブーレーズが成し遂げた最上の成果が刻まれたアナログ時代の超名盤『ヴェーベルン作品全集』が、マスターズ・ボックスに登場します。1967年から1972年にかけて録音され、1979年に4枚組LPで発売されて以来ウェーベルン作品の鑑賞には不可欠とされている精緻な名演ぞろいのボックスです。 すべての作品番号付き作品が番号順に収録され、後期ロマン派風様式から、無調を経て12音技法へと変遷してゆく過程を音として体験することができます。ヴェーベルン自身が指揮するシューベルト『ドイツ舞曲』の歴史的録音も収められています。 ベルリンのb-sharpスタジオでリマスタリングをおこない、マスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現。なお、このセットにはブックレットは付いておりません。(SONY) 【収録情報】 ヴェーベルン
今回は、『現代思想』の最新号「統計学/データサイエンス」で巻頭対談しているので、そのことを宣伝するとともに、少しだけ統計学についてエントリーしようと思う。 現代思想 2020年9月号 特集◎統計学/データサイエンス 作者:小島寛之,三中信宏,赤平昌文,稲葉肇,神林博史,喜多千草,北中淳子 発売日: 2020/08/27 メディア: ムック 対談は、生物統計学者の三中信宏先生と。対談内容は、統計学の理解の仕方から、その思想的背景、利用の限界まで多岐に及んで討議している。 ぼく自身は統計学者ではないし、経済学の中でも実証分析を専門としているわけではないので、統計学とは一定の隔たりがある。とは言っても、経済学の中の「意思決定理論」という分野を研究しており、なかでも「ベイジアン意思決定理論」の論文を書いているので、統計学と近接的ではある。 ぼくは経済学者の立場と数学科出身者の立場の両面から、統計学
なぜ、カール・シュミットなのか? この問いは、自明な人にとっては自明すぎるが、他方、まったく問い自体が成立しない人もいる。 むしろ、この状況(カール・シュミットの意義が問われない)がなぜ、あるのか? 逆に言えば、なぜ、現在の日本でカール・シュミットが問われなくてはならないのか、という問題意識がそれほど生じていないかに見えるのか。もちろん、カール・シュミットの思想にアクチュアリティがないというのなら、それでいいだろう。ビザンチン帝国についての諸研究にアクチュアリティがないというのは、普通に納得できる。 つまり、カール・シュミットがアクチュアルな問題であるという前提が、現在の日本の知的状況ではほとんど成立していない。 そうした状況では、知は2つの路を取るしかない。①思想をコンテクスト化してアクチュアリティを問うこと、②いずれアクチュアリティが問われるときのために基礎を用意しておくこと。 本書は
理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。 量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています! 「ディープラーニングと物理学 原理がわかる、応用ができる:田中章詞、富谷昭夫、橋本幸士」(Kindle版)(参考書籍) 内容紹介: 人工知能技術の中枢をなす深層学習と物理学との繋がりを俯瞰する。物理学者ならではの視点で原理から応用までを説く、空前の入門書。物理は機械学習に役立つ!機械学習は物理に役立つ! 2019年6月22日刊行、286ページ。 著者について: 田中章詞: 研究者情報、arXiv.org論文 博士(理学)。2014年大阪大学大学院理学研究科物理学専攻博士後期課程修了。現在、理化学研究所特別研究員(革新知能統合研究センター/数理創造プログラム) 富谷昭夫: ホームページ、Twitter: @TomiyaAkio、arXiv.org論文 博士(理学)。2014年大
『RとStanではじめる ベイズ統計モデリングによるデータ分析入門』のサポートページです。 この記事では、書籍の特徴などの紹介をしています。 本書に使用したサンプルデータとR,Stanのコードは、すべてGitHubから参照できます。 ソフトウェアのインストール方法や実行方法の補足事項なども記しています。 パッケージのバージョンが上がったことによる変更点などは『発行後の補足情報』を参照してください。 RとStanではじめる ベイズ統計モデリングによるデータ分析入門 2019年07月:初版第1刷発行 2019年10月:初版第2刷発行 2020年02月:初版第3刷発行 2020年04月:初版第4刷発行 2020年07月:初版第5刷発行 ・・・中略・・・ 2023年07月:初版第10刷発行 出版社の書籍紹介ページはこちらです。 (2020年7月14日追記)正誤表は出版社の書籍紹介ページにあります。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く