宮川氏は「我々(ソフトバンク)とZHDは、親子だが上場企業同士。我々が(経営に)口出しをするわけにはいかなかった」と、前置きしつつも、報道関係者からの質問や自身のキーノートで複数回ZHDについて触れた。 特に冒頭の発言にもあるように、ソフトバンクから見た統合から現在までに至るZHDの状況は、あまり芳しくなかったことが伺える。 宮川氏が特に注視していたのはサービスの開発から提供までのスピード感で、ZHDの共同CEO体制(川邊健太郎氏と出澤剛氏)に問題があったと感じていたようだ。 「どうもプロセスが複雑になりすぎていて、スピードが上がってないんじゃないかと思って色々提案した。 (実行するか)決めるのはZHDの経営陣だが、その中から今回の提案が上がった。 (4月1日からの経営体制変更で)相当変わるんじゃないかと期待をしている。自分の中のモヤモヤは吹っ切れた」(宮川氏)
