原発事故の影響で避難区域に指定され、先月、一部の地域で日中の立ち入りができるようになった福島県富岡町で、ソメイヨシノが立ち並ぶ名所の桜並木が見頃となり、3年ぶりにふるさとの桜を見ようと避難先から住民が訪れています。 見頃となっているのは、福島県富岡町の夜の森地区にある桜並木です。 桜並木は、地区中心部の通り沿いにおよそ2.5キロメートルにわたって、およそ500本のソメイヨシノが立ち並び、毎年春の「桜まつり」には10万人以上の観光客が訪れる桜の名所として知られていました。 町は、原発事故の影響で避難区域に指定され、立ち入りが制限されていましたが、先月25日に避難区域の再編が行われ、桜並木を含む一部の地域の日中の立ち入りが可能になり、桜並木を3年ぶりに見ようと避難先から住民が訪れています。 しかし、全長の2.5キロの半分以上の区間は、長期にわたって帰ることができないとされる「帰還困難区域」に指