2010年12月14日夜、僕はこの衝撃的なニュースをtwitter経由で知りました。 「京大チーム、絶滅した魚のクニマス発見」News i - TBSの動画ニュースサイト*1 今年3月、山梨県の富士五湖の1つ、西湖で京都大学の研究チームが70年ぶりにクニマスを発見しました。 クニマスは元来、最も水深のある秋田県の田湖にしか住まないとして珍重されていましたが、戦時中、水力発電のため田沢湖に酸性水を導入したことで、絶滅したとされていました。 また15日朝になって、朝日新聞を中心にwebニュースが流れています。 クニマス絶滅してなかった! 生息確認、さかなクン一役−asahi.com 絵描こうと取り寄せたら絶滅魚…さかなクン「ひえーっ」−asahi.com “絶滅”のクニマス 生息確認−NHK 「『さかなクン』だと? 『さん』をつけろよデコ助野郎!」と言いたいのはやまやまですが※、それはともかく
2010年12月15日22:35 カテゴリ経済 「新卒一括採用」はなぜ直らないのか 大学生の就職内定率が6割を切り、今年は史上最悪の就職難だといわれている。大学の3年生も今から就活に必死で、授業が成り立たない。この元凶は、よくいわれる新卒一括採用だが、これは現在の年功序列を前提とする限り、変えることはむずかしい。逆にいうと、これだけ横並びの採用慣行が残っているということは、いまだに企業に年功序列が根強いことを示している。 年功序列は長期雇用(いわゆる終身雇用)と一体だと思われている。しかし長期雇用は多くの国に(多かれ少なかれ)みられる雇用慣行だが、日本のように「*年入社」で厳格に人事管理を行なっている国は、以前の記事でも書いたように韓国ぐらいしかない。これは儒教の「長幼の序」の影響だともいわれるが、本家の中国にはそういう慣行はない。 このような年功序列は、経験の蓄積によって年長者の賃金がお
博士漂流時代 「余った博士」はどうなるか? (DISCOVERサイエンス) 作者: 榎木英介出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2010/11/16メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 20人 クリック: 307回この商品を含むブログ (52件) を見る書評と言うより感想。感想と言うより、インプレッションの羅列。長い引用があります。 「はじめに」を読んで思ったこと。 p.5 「ポスドクの生活保護のような制度はやめるべきだ。」 事業仕分けの時の衝撃の発言。大変苛立ちを覚えた記憶がある。 次のリンク先を参考。「ポスドク研究員の機能」 http://d.hatena.ne.jp/sib1977/20091214/p1 p.16 医師になれば、医学部卒業後しばらくすると年収が1000万円を超える。もちろん一部の大企業やベンチャー企業経営者などの年収に比べれば低いが、ポ
石油を大量生産する藻類、日本で発見…施設できれば、日本の石油輸入量分の生産が可能 1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★ :2010/12/15(水) 14:41:04 ID:???0 生産能力10倍 「石油」つくる藻類、日本で有望株発見 藻類に「石油」を作らせる研究で、筑波大のチームが従来より10倍以上も油の生産能力が高いタイプを沖縄の海で発見した。チームは工業利用に向けて特許を申請している。将来は燃料油としての利用が期待され、資源小国の日本にとって朗報となりそうだ。茨城県で開かれた国際会議で14日に発表した。 筑波大の渡邉信教授、彼谷邦光特任教授らの研究チーム。海水や泥の中などにすむ 「オーランチオキトリウム」という単細胞の藻類に注目し、東京湾やベトナムの海などで 計150株を採った。これらの性質を調べたところ、沖縄の海で採れた株が極めて高い油の
ある友人は今仕事が少しきつい時期だそうだが、「新入社員の頃に比べれば全然楽」と言っていた。それで、「新入社員の頃のつらい経験が今活きているわけだけど、となると、新入社員というのはできるだけつらい思いをしてもらったほうがいいのかな?」と聞くと、友人は少し黙って、「それはちょっと違うんじゃないかと思う」と答えた。 「ああいう思いをするのは自分で最後にしたい」と友人は言うので、「でも新入社員の頃につらい思いをしておかないと後がきついんじゃないの?」と聞くと、「それなりにやるんだと思う」と友人は答えた。 実は、僕もそんな風に思わないでもない。確かにつらい経験というのはその後の人生の糧になるが、じゃあ無理矢理つらい経験をしたほうがいいかというと、そこは少し考え込んでしまう。人生なんてどうせつらいんだから、無理にしなくてもいいんじゃないかという気がする。 でも、最近話題になった餃子の王将にしてもくら寿
今年の就職内定率(10月1日時点)が57.6%と、96年以降最悪であるという現実は世間に大きな衝撃を与えた。しかも、調査対象に有名大学が多数含まれるため、実態はさらに低いと予想されている。こうした中で、“大学生の大手志向が問題”という声をよく聞くが、実際に就職活動を行い、内定を頂いた身として反論しておきたい。 まず、“大学生が大手ばかり受けている”という認識は間違いである。稀に大手ばかり数十社受けて内定を貰えなかった学生がメディアに取り上げられるが、これはレアケースである。現在の就職活動においては、まず大手ばかり数十社受けることが難しい。近年の就職活動を経験していない方のために、私(2011卒)が経験した就職活動の流れを説明しておこう。 3年10月…ナビサイトオープン。既に採用活動を始める外資系企業も。 3年11月~12月…合同説明会が行われる。また企業セミナーが始まり、個別説明会・面接を
“就職難は大学生の選り好みが問題”という意見に対しては、”ナビサイトへの就活生の集中が問題”という内容の記事を以前投稿した(「就活生を救う意識改革」)。今回は、”就職難は大学生の増え過ぎが原因”という説についても反論を行いたい。 まず、”大学生が増えた”という事実は受け止めなければならない。1990年に24.6%であった4年生大学への進学率は、2009年には5割を超えた(文部科学省 学校基本調査より)。 がしかし、これをもってすぐに”就職難は大学生の増え過ぎが原因”と結論付けることはできない。 何故なら、2011卒の大卒求人倍率は1.28倍(リクルートワークス 大卒求人倍率調査より)。対して、平成22年7月末における高卒求人倍率は0.67倍で、沖縄に至っては0.12倍である(厚生労働省 平成22年度高校・中学新卒者の求人・求職状況より)。すなわち、仮に大学進学率が今より下がって高卒者が増え
このシリーズはたぶんこれが最後と思います。何か気になるコメントがあれば書くかもしれません。 さて、サイエンティストの起業についてですが、私もまだ勉強不足でどの程度可能性があるのかよくわかっていません。それでも、はっきりしていることが一つあります。 アメリカで7,8%しか生き残れないアカデミックポスト、しかも、アメリカはPh.Dが職探しに有利に働きますが、日本は逆に不利に働くということがわかっていつつも、家族を巻き込んでアカポスを目指すというリスキーなことに挑戦したことに比べたら起業なんてはるかにローリスクでできますよということです。 何もGreeやモバゲーみたいにプラットフォームを作って勝負しろというわけではありません。 それでも、避けた方が良い業種があるのは確かです。 例えば、最初に相続金がたくさんあるからといって箱物に挑戦するのは止めた方が良いでしょう。 バイオベンチャーも出口がはっき
常識(じょうしき)は、社会の構成員が有していて当たり前のものとしている価値観、知識、判断力のこと。その社会に適した常識を欠いている場合、社会生活上に支障をきたすことも多い。これは文化摩擦などとして表面化することもある。社会によって常識は異なるため、ある社会の常識が他の社会の非常識となることも珍しくない。 (wikipediaより抜粋) 英語の Common Sense が訳されて、常識という日本語が誕生したという。 このことが示すように、常識というのは世間一般で共通している認識、という意味だったと思う。少なくとも、過去の時代においては。 しかし、現代の日本社会では、そうでもなくなってきている。Common Sense ならぬ Private Sense と言いたくなるような、常識のプライベート化が(程度問題はあるにせよ)進行しているようにみえる。 常識のインストール元が「社会」「地域」から
政府は13日、2011年度予算に向けて文部科学省が要望していた「小学1、2年の35人学級」の実現を見送る方針を固めた。 民主党は先の参院選公約で「少人数学級の推進」を掲げたが、教職員人件費の拡大に歯止めをかけることを優先する。 政府の「評価会議」(議長=玄葉国家戦略相)は11年度予算編成に先立つ「政策コンテスト」で、35人学級について、A〜Dの4段階評価で上から2番目のB判定を下していた。しかし、その後の政府内の調整で、35人学級の実現に必要な教職員の定数増(6300人増)をいったん認めれば、将来にわたり人件費が膨らむ要因となり、文教・科学振興費を減らしにくくなるとの見方が強まった。 35人学級を巡っては、文科省が「きめ細かい教育指導につながる」などの理由で、11年度から8年間で小・中学校を対象に段階的に実施するよう求めている。一方、財務省は「少人数化と学力向上の因果関係は必ずしもない」と
政府は13日、2011年度予算に向けて文部科学省が要望していた「小学1、2年の35人学級」の実現を見送る方針を固めた。 民主党は先の参院選公約で「少人数学級の推進」を掲げたが、教職員人件費の拡大に歯止めをかけることを優先する。 政府の「評価会議」(議長=玄葉国家戦略相)は11年度予算編成に先立つ「政策コンテスト」で、35人学級について、A〜Dの4段階評価で上から2番目のB判定を下していた。しかし、その後の政府内の調整で、35人学級の実現に必要な教職員の定数増(6300人増)をいったん認めれば、将来にわたり人件費が膨らむ要因となり、文教・科学振興費を減らしにくくなるとの見方が強まった。 35人学級を巡っては、文科省が「きめ細かい教育指導につながる」などの理由で、11年度から8年間で小・中学校を対象に段階的に実施するよう求めている。一方、財務省は「少人数化と学力向上の因果関係は必ずしもない」と
景気がいいとか悪いという言葉はもう日常使う普通の言葉になっているが、よく考えてみると不思議なことである。戦争で工場が爆撃されたわけでもなく、冷害や干魃で田んぼがやられたわけでもないのに、20世紀初頭の大恐慌の時には、食うに困って生死の問題になる人がたくさんいた。モノがあるのに、それを人々の所へ届けられないという事態が起きて、それをどの国の政府もどうしようもなかったわけである。 つまり、社会というものは、自然災害と同じように、人間にはどうしようもなく人間の都合の悪いように動いてしまうことがある、社会は一定の範囲で自律的に動くということが確認されたわけだ。 同時に、20世紀は、一定の範囲で政府には社会の自律性に対してできることがあるということも確認された。と言っても、次の記事にまとめられているような、ジンバブエのようなやり方ではだめだ。 ジンバブエのインフレ率がすごすぎる モノが無いからと言っ
新書体を使った案内標識のイメージ。特徴的なのは「越」で、中央と右の部分がはねているほか、部首も従来より滑らかになった従来の書体の案内標識。「越」に省略が目立つほか、「山」の下部を角張らせている 東日本、西日本、中日本の各高速道路会社(NEXCO)は、高速道路の案内標識に使ってきた独自の書体を、米アップルのiPad(アイパッド)などに採用されている市販のものに変えることを決めた。高速走行中でも見やすく、バランスが良いという。書体の変更は、1963年に国内初の高速が開通して以来、初めて。 新しい書体は、大日本スクリーン製造(京都市)の「ヒラギノ角ゴシック体 W5」。書籍や雑誌、テレビ番組のテロップなどに広く使われる。文字を構成する一画一画の間の空白の大きさが均等に見えるのが特徴だ。 3社は今年7月、新規開通や付け替えなどで標識を業者に発注する際に、今後はヒラギノを使うよう指示することを決
先日、アマゾンのマーケットプレイスで頼んだ品物を業者が届けに来たとき、インターホンに出たら「エコ配」という聞きなれない名前でした。この業界にまだ知らない業者がいたことにびっくりした。webで検索してみると、集荷・配送エリアを東名阪とその近辺に限定したり、数十回分をセットにすることで料金を安く抑えているらしい。なるほどそれなら勝負できるのかも。というか、他社の料金には配達しにくい地域の人の分が含まれてるわけね…。 で、今日またエコ配で荷物が来た。もちろん会社なので不在票。そしたら、荷物の保管期限が当日含め4日しかない。再配達で指定できる時間も「午前」「午後1」「午後2」の3区分しかない。しかも、午後2の終わりは18時! なるほど人件費も下げる工夫してるんですね。しかし4日後ったらただの金曜日で、18時までに家に帰れるわけがないんだが…。それまでに電話すりゃいいのかな。ポスト入れておいてよって
いやまぁ同じ事ばかり何度も言ってしまうんだけどさ、先日会議でまたまた「こっちは頑張っているのに定時に帰る奴がいる」みたいな話が出たんだな。別にそれはそれでどうでもいいのだけれど、またまた「みんなで頑張るんだ」とか話が出たわけよ。残業しないのは「悪」みたいなね。 一部だけが苦しい思いをしているのは不公平だからみんなで平等にとかいう「みんななかよし平等に」思考回路なんだろうけど、ホントこういう「みんなで分け合いましょう」根性、特に嫌なことはみんなでやろうぜ根性ってどうしても理解できないんだよな。理解できないどころか「バカじゃないの?」とさえ思うんだ。 まず自分たちだけが苦労させられているという被害者根性が気にくわないのが一つ。もう一つは能力が高くて普通の人の倍のスピードで仕事をこなせる人間を「残業」のような時間で図るのって意味がないってことだな。これは逆も当てはまって、まぁこっちのほうが圧倒的
Linuxからアホ話まで、何でもありでござる 2010年12月14日 年賀状が作成できるプリンタで感じたこと [おいらのパソコンに関わる話] 昨日の続きのような話。最近宣伝されているエプソンのプリンタは、プリンタだけで年賀状が作成できるらしい。エプソンがプリンタ商戦のピークにぶつけてきたのがあの機種だ。マーケティング的には素晴らしいものだと思う。ソフトをインストールしたりプリンタをセッティングする煩わしさから解放されただけでなく、これさえあればとりあえず事足りるというのがすごい。これでPCを持たない人も販売ターゲットになったのだ。 とはいうものの、あの商品を見て「昔のワープロみたい」と思った人はいないだろうか。PCが普及する前のワープロはプリンタを内蔵しているものが多く、文書作成や印刷はワープロ一台あれば事足りた。住所録や表計算など、ビジネスで使う最低限の機能も持っており、年賀状作成も可能
第50回 練習の効果 2010年12月14日 サイエンス・テクノロジーハッキング コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジーハッキング (これまでの増井俊之の「界面潮流」はこちら) 何かの練習を始めるとき、最初のうちは上達が実感できるものの、続けるうちに上達の速度が落ちたりスランプに悩んだりすることは誰もが経験することだと思います。 ワインバーグの名著「ライト、ついてますか」などの翻訳者としても有名な東京工業大学名誉教授の木村泉氏は、練習量と上達の関係を定量的に評価したいと考え、大量の折り紙を自分で折るのに要する時間を計ることによってその関係について考察しました。 木村氏は、吉澤章氏の「創作折り紙」という本で紹介されている「みそさざい」という作品を15万回折り続け、折るのにかかった時間がどのように変化したかを記録しました。折るのに要した時間を縦軸に/試行回数を横軸
【ワシントン=山田哲朗】米航空宇宙局(NASA)は13日、1977年に打ち上げた探査機「ボイジャー1号」が観測している太陽風の速度がゼロになったと発表した。 太陽から吹き出す太陽風が届く範囲「太陽圏」の端に近づいていることを示しているという。 同機は現在、太陽から約170億キロ・メートル離れた場所を秒速約17キロ・メートルで飛行中。あと4年で「へリオポーズ」と呼ばれる太陽圏の境界を脱出、太陽系外探査へ踏み出す見通しだ。 やはり1977年に打ち上げられた「ボイジャー2号」はやや遅れて別の方向へ向かっている。両機には、地球外の知的生命体に遭遇することを考え、様々な音楽や言語を録音したレコードが搭載されている。
秋葉原無差別殺傷事件は6月8日に起きた。 2ヶ月が過ぎ、次々と起こる事件に記憶も薄れていきそうだが、加藤容疑者を取り押さえた荻野尚巡査部長(41)が当時の状況や心境を告白。警察官の命がけの格闘で事件の拡大が防がれた事が再認識される。 2008年6月8日に起きた、秋葉原無差別殺傷事件では、(25)容疑者はトラックで歩行者天国に突っ込んで人を跳ねた後、トラックから降りて次々と人を刺しながら走っていた。 中央通りで追いかけてきた警察官にナイフで襲い掛かり、警察官は警棒で応戦、警棒があたると加藤容疑者は脇道に逃げ込み、シャッターを背にナイフをかまえるが、警察官が銃を抜いて 「おとなしくしろ」 と叫ぶと座り込み、警察官が覆い被さるようにして身柄を確保した。 この時、勇敢に加藤容疑者を追いかけ確保に至ったのは 荻野尚巡査部長(41)である。 2ヶ月が過ぎ、荻野巡査部長が当時を振り返って語る。 2008
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