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ブックマーク / blog.livedoor.jp/gccpu (19)

  • 幼児健忘についての縦断的研究 : 発達科学・発達心理学を考える

    heis101
    heis101 2011/09/27
  • 神は誤信念を持つか : 発達科学・発達心理学を考える

    2010年12月14日 11:52 神は誤信念を持つか だいぶ久々に論文紹介をしようと思う。タイトルからして怪しいし、我々日人にとって神というのは西洋人ほどは馴染みがないかもしれない。しかし、agencyの理解を考えるうえでなかなか興味深い研究である。 簡単に言うと、誤信念課題において、通常はヒトがagentなわけだが、それを色々と操作した時にどうなるかというタイプの研究である。誤信念課題では、agentが誤った信念を持つために、現実には物体が無い場所を探してしまうことを理解しなければならない。 しかし、西洋人の考えとして、神は全知全能なところがあって、誤信念を持たない。そのため、誤信念課題では正しいところを探索できるのではないか、ということである。 この問題に最初に取り組んだのは、Barret, Richert, & Driesenga (2001)で、スマーティ課題を修正した課題でこ

    神は誤信念を持つか : 発達科学・発達心理学を考える
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    heis101 2010/12/14
    「ヒトであれ神であれ子どもは 52-59か月までは同じように反応したが、59か月以降に異なった反応をし始めた。具体的には、神に誤信念を帰属させなくなったのである。」
  • 子どもはエビングハウス錯視に騙されない : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2010/09/16
    大人になるとは偏ったものの見方ができるようになる(それしかできなくなる)ことだと(笑)。「6歳では流動的知性が低い子どもは錯視を示さず、高い子どもほど錯視を示したという。しかし4歳では逆」
  • 子どもの独り言 : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2010/03/11
    「3歳児はどのような状況であっても独言を発するのに対して、4歳児は問題解決場面においてのみ独言を発する傾向がある」「独言に気づいた子と気付かない子では、選択的注意課題の成績に違いはなかった。」
  • 遊びは脳を刈り込む? : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/12/23
    「一般的には、遊びは機能的に定義され「それ自体に明確な機能がなく、目的よりも手段が重要視される行動」」「脳の発達と遊びの発達の曲線が奇妙に類似」
  • 子どもは自分を信じない? : 発達科学・発達心理学を考える

    2009年12月14日 18:56 子どもは自分を信じない? 師走で忙しいのを口実に(いつのまにか自分も「師」側にまわっていたし)更新が滞っておりました。継続は力なので、頑張って続けたいと思います。 さて、今日は、子どもが複数の情報源がある場合に、何を信じるのかという話である。以前の、ソースモニタリングの話とも関連がある。 その中でも、子どもが、自分の経験と他者の証言とがい違った場合に、どちらを信じるかという話である(Ma & Ganea, 2010)。 まあ正直なところ、類似した研究はけっこうあるように思うが、このような研究は、目撃証言などと深く関連するだけに、重視されるのだろう。裁判における証言のみならず、親からの虐待を受けた際に、子どもがどの程度そのことについて証言できるのか、質問者の誘導にどの程度影響されるのか、などの問題は、社会的にも重要な問題だと考えられる。 実験自体は非常に

    子どもは自分を信じない? : 発達科学・発達心理学を考える
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    heis101 2009/12/16
    「子どもが、自分の経験と他者の証言とが食い違った場合に、どちらを信じるか(Ma & Ganea, 2010)。」「1つの示唆は、この系統の研究と一致して、3歳児は騙されやすい、例え自分の経験と矛盾していても」
  • 大人と子どもでは訓練の効果が違う : 発達科学・発達心理学を考える

    2009年10月28日 17:29 大人と子どもでは訓練の効果が違う 今回は、介入研究の話である。タイトルのとおり、大人で効果的な訓練法や教育法も、子どもにあてはめると、ほとんど効果がない可能性があることを示した論文であり、大変興味深い。 以前にも触れたが、ある課題の訓練をして、その課題の成績が向上するか、新しい課題にその訓練の効果が転位するかを調べる。 介入研究の重要性はたくさんあるが、おもに A.発達障害を抱える人への支援方法の開発につながる B,教育法の効果を評価することができる C,遺伝と環境という問題に貢献できる(ある能力が訓練できるとすれば、その能力は遺伝で全て決まっているわけではないことが示される) D.相関関係にある2つの変数の関係を規定することができる(ある能力を訓練すると別の能力も向上したが、その逆が認められなかった場合、2つの能力の因果関係に迫ることができる) などが

    大人と子どもでは訓練の効果が違う : 発達科学・発達心理学を考える
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    heis101 2009/10/28
    「残念ながら、世に出回っている(脳科学に基づく?)教育書は、大人の研究を基に、子どもの記憶力や知能の訓練の仕方を無責任に論じているようだが、それを書いている人たちにぜひこの論文を読んでほしい」
  • 大人と子どもの脳の仕組みの違い : 発達科学・発達心理学を考える

    2009年09月10日 13:46 大人と子どもの脳の仕組みの違い 幼い頃大好きだったが今そうでもないものもあれば、幼い頃には嫌いだっだけど今好きなものもある。 最たる例は、べ物の好みだろう。幼い頃にあれだけ好きだった炭酸ジュースやヤクルトが、今はあまり飲めない。逆に、幼い頃あれだけ苦手だった野菜やビールが、今はとても好きになっている(幼い頃からビールを嗜んでいたわけではないが)。 他にも、ここでも繰り返し取り上げている、空想というのもそうだろう。個人的には、小学生くらいまでは空想をよくしていたものである。そしてそれは非常に楽しいものであった。しかし、現在空想をすることは減り、現実的な問題(今夜のおかずは何にしよう)について頭を巡らせることの方が多い。 なぜこのような変化が起こるのかは、非常に興味深いところである。 味覚などの感覚器の変化にともなう心理学的な変化もあれば、脳内のメカニズム

    大人と子どもの脳の仕組みの違い : 発達科学・発達心理学を考える
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    heis101 2009/09/11
    細胞の特性に変化が出るということか。「子どもの脳では化学物質の役割が逆の場合があるらしい。子どもの脳のある部位では、GABAが興奮性の役割を担い、カンナビノイドが抑制性の役割を担うことがある」
  • 空想世界は単一か? : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/09/04
    そもそも空想という言葉の意味を幼児は理解できるのかどうか。
  • 初期の社会的認知の文化比較 : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/07/27
    「Tara Callaghan教授。意図理解や共同注意、ふり遊びなどの早期の社会的認知能力の発達パタンが、カナダ、インド、ペルーで異なるかどうかを検討。→二人遊び以外は文化間で差異なし」
  • 非言語記憶の言語的再生 : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/06/18
    まだよく分かっていない話
  • 胎内記憶は存在するか? : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/06/10
    「新生児模倣は、模倣ではなく探索行動だと考えた方が妥当」「「胎内記憶」に関するエピソードを4歳以降になると再生できなくなる。4歳というと、エピソード記憶が成立する時期だとされている」
  • 2008年12月 : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/06/10
    オッカムの剃刀が「心」をそぎ落としたら、私たちはそれに納得することができるだろうか? 比較認知学者は納得するだろうが、心はあるという前提から出発している発達心理学者は納得しないだろうな。/知覚能≠認知能
  • ・・・ : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/06/07
    「確かに脳のことを勉強している教育法は散見される。しかし、これらの方法の大きな誤解は、大人での研究成果を、子どもに無理やり適用していることである。子どもと大人では脳の構造や活動の仕方は全く異なるのに」
  • 幼児の固執的行動と前頭前野の活動 : 発達科学・発達心理学を考える

    heis101
    heis101 2009/06/06
    固執的行動は、課題の背景にあるルールの多層性に理解が及んでいない結果であるように思える。把握しているルールの単層性を多層化し得るハード的な鍵が前頭前野外側部に宿っているというわけか。
  • 大人と子供の実行機能モードの違い : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/06/06
    preactive control(大人)とreactive control(子ども、高齢者)。マウスの古典的条件づけ学習の際の脳反応パタンはどちらに近い?というかそういうデータはある?あと、affordance性がパタンの決定を左右する可能性はあると思う?
  • 幼児でfMRI? : 発達科学・発達心理学を考える

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    heis101 2009/06/06
    「装置内のモニターに映画を映し子どもに見せるというものだが、子どもが少しでも頭を動かしたら、その映画が止まり続きを見ることができない。子どもは映画を見たいがために頑張って頭を動かさないように努力する」
  • 発達科学・発達心理学を考える

    2021年03月12日 16:28 発達心理学の若手研究者の著作 ここ数年、優秀な若手の発達心理学研究者の方々が論文は英語で執筆しつつ、大学院生時代の研究をまとめて日語で著作にもされている。素晴らしいことだ。 心理学の業界では著作を出すことは重視されているが、従来は、論文もも日語で書く人ばかりだった。それが悪いとは言わないが、論文との位置づけがイマイチはっきりしない。 私自身、論文は英語で書くべきだが、日語のを書くことも後輩たちに勧めてきた。論文を英語で書いた場合に、その内容を日語で紹介するのも大事だと思うからである。日語で総説論文を書けばいいのかもしれないが、発達心理学という分野の特徴上、研究者でない方も目を通す、という形で書くのも大事だと思うからだ。 ここでいくつかまとめて紹介したい。 奥村優子先生 『乳児期における社会的学習: 誰からどのように学ぶのか』 乳児の社会

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    heis101 2009/06/06
    専門的なことが書かれてる感じ。
  • 心の理論の脳内基盤 : 発達科学・発達心理学を考える

    2009年06月04日 19:09 心の理論の脳内基盤 「やられた」と思った。幼児の心の理論の発達の脳内基盤を検討した論文を見つけた瞬間である。いつかは検討したいなと思っていただけに、先を越された格好だ。 意外なのは、Nature、Science、PNASなどの一般誌に掲載されると思っていたら、専門誌のChild Developmentに掲載されていた点だ。論文の書き方を見るに、Child Development向けの書き方ではないので、一般誌には蹴られたのかもしれない。 心の理論とは、行動から他者の心の状態を推測する能力である。例えば、私が「まつや」の前で突っ立ていたら、それを見た人は、「あの人はまつやの牛丼をべたいんだろうな」と推測するだろう。重要なのは、あくまで推測しているにすぎない点だ。私は牛丼なんかべたくなくて、まつやの店員さんに見とれているだけかもしれない。 この能力、特に

    心の理論の脳内基盤 : 発達科学・発達心理学を考える
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    heis101 2009/06/06
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