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ブックマーク / book.asahi.com (5)

  • 「奇妙な」子ども時代 左翼だった父が無言で託したものと繰り返し読んだ本:私の謎 柄谷行人回想録②|じんぶん堂

    記事:じんぶん堂企画室 幼少期の柄谷行人さん(柄谷行人さん提供) 書籍情報はこちら ――柄谷さんは1941年8月6日、兵庫県尼崎市のお生まれですね。 柄谷 当時は、川辺郡園田村ですよ。そして、その中の森という地域です。代々の地主で農家ですね。先祖は江戸時代に菜の花油で材をなした豪商だったらしい。いまも残っている実家の建物は築150年くらい。蔵はもっと古い。代々「善右衛門」と名乗っていて、近所では「ゼオンさん」と呼ばれていましたね。祖父は善治郎、父は善之祐。それで僕は善男(よしお)。20代でペンネームとして行人を名乗ったから、もう書類上の名前だけだけどね。 森地区には、園田村全体の村長もやっていた中村という家と、柄谷の家と二つが古くからあった。その中村という人が中心になって、僕のじいさんや地元の人を集めて、女学校を作ったんですよ。「園田学園」です。僕の姉なんかは、戦後にそこに行っていました。

    「奇妙な」子ども時代 左翼だった父が無言で託したものと繰り返し読んだ本:私の謎 柄谷行人回想録②|じんぶん堂
    hhasegawa
    hhasegawa 2023/03/25
    柄谷行人の子供時代の回想。戦前の左翼だった父が火炎瓶闘争の新聞記事について尋ねた幼少期の柄谷に「お前もこういうことやるよ」と言った、という話など。しかし、この種のインタヴューを受けるようになるとは…。
  • 「エリートたちの反撃」書評 ドイツ論壇を揺るがした論争|好書好日

    エリートたちの反撃 ドイツ新右翼の誕生と再生 [著]フォルカー・ヴァイス 2010年、ドイツで論壇を揺るがす「ザラツィン論争」が起こった。 中道左派の社会民主党(SPD)の財政専門家で、独連銀の理事になってまもないティロ・ザラツィンが、ドイツに帰化したトルコ系などを「福祉に依存するクズ」と呼び捨て、排外主義と人種差別むきだしの著書『ドイツは自滅する』(未邦訳)をベストセラーにしたのである。書はこの論争を吟味し、右派言論の歴史的系譜を探る社会思想史。日では続編にあたる『ドイツの新右翼』が先に訳されたが、シュペングラー『西洋の没落』以来の「没落文学」を概観し、日の読者にはむしろわかりやすい順番だろう。 この種のはえてして保守主義とナショナリズム、排外主義、人種主義などが混然としがちだが、記述と言葉遣いも慎重かつ平明。日でヘイトスピーチが現象化したのと同時期のこの論争が、単にドイツの特

    「エリートたちの反撃」書評 ドイツ論壇を揺るがした論争|好書好日
    hhasegawa
    hhasegawa 2020/10/04
    フォルカー・ヴァイス『エリートたちの反撃』(佐藤公紀訳)の書評が『朝日新聞』に。先週の同紙では、続篇の『ドイツの新右翼』(拙訳)もご紹介いただいている(https://bit.ly/3jGDDNX)。
  • 山崎正和さん「柔らかい個人主義の誕生」を語る 表現する自我、さらに進んだ|好書好日

    山崎正和(やまざき・まさかず)劇作家、評論家 1934年、京都生まれ。大阪大教授、東亜大学長などを歴任。『世阿弥』で岸田戯曲賞。読売文学賞。評論に『社交する人間』など。河出書房新社より全戯曲集が刊行予定。 1970年代から80年代にかけて、産業構造が変わり、人間の生き方や考え方も変わっていく。このでそう主張しましたが、大筋は書いた通りになり、威張るつもりはないけれど、うれしく思っています。 の端緒になったのは、時代の変化でした。洋服の有名ブランドや美容院が人気を集めるようになった。カラオケも流行しはじめた。自分を見せる、聞かせるという「自己表現」の欲望に人々が目覚めていったんですね。 私はこれを「表現する自我」という概念で説明しました。それは、近代に西欧から流入してきた「自我」とは逆です。「自我」は欲望の主体であって、他人の持ち分を奪い、他人を手段として使って、自分を大きくしようとする

    山崎正和さん「柔らかい個人主義の誕生」を語る 表現する自我、さらに進んだ|好書好日
    hhasegawa
    hhasegawa 2020/04/22
    「『自己表現』の欲望に人々が目覚めていったんですね。[…]情報機器の大きな特徴はみんなが表現をすることですね。その点はこの本で主張したことがさらに進んだ」本人の述懐の通り、おおむね予測は的中したが…。
  • 僕は頭がいいけれど…東大生が抱く「彼女は頭が悪いから」への違和感|好書好日

    文:伊藤あかり 横浜市郊外のごくふつうの家庭で育ち、女子大に進学した神立美咲。渋谷区広尾の申し分のない環境で育ち、東京大学に進学した竹内つばさ。ふたりは出会い、恋に落ちた。はずだったのに。嫉妬や劣等感、階級意識から、東大生5人による強制わいせつ事件がおきてしまう。事件後、被害者のはずの美咲は「東大生の未来をつぶした“勘違い女”」として世間から攻撃を受ける。 合格が決まって校舎に垂れ幕 「東大だから起きた事件」「学歴至上主義がそうさせた」といった論があるみたいですけど、そうした言われ方をされるのは納得がいきません。「学歴」で女性が釣れるなんてことは、僕のまわりでは想定しにくいからです。 まず、僕の自己紹介をさせてください。東大への進学率が低い県から受験しました。つまり、東大生がレアな県なんです。3000人に1人とも言われています。 県内の進学校にかよっていましたが、学校で1番の子で頑張って筑

    僕は頭がいいけれど…東大生が抱く「彼女は頭が悪いから」への違和感|好書好日
    hhasegawa
    hhasegawa 2019/01/12
    さすがに反論も取材する気になったかと思いきや、結局は同種の偏見を煽る内容で嘆息。母校に「東大合格」の垂れ幕がかかった、東大に入学すればモテると思っていた、という人は実在したとしても相当レアケースでは。
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2012092800004.html

    hhasegawa
    hhasegawa 2012/10/02
    疑問1.この見取図だと救済者とアプリオリに救済されている者が混同されているのではないか? 疑問2.学校=世界とすれば救済とはそこからの脱出で、「部活をやめ」た時点ではじめて得られたものなのではないか?
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