2013年から一部の早耳の間で話題になっていた、まったく新しい自転車用ヘルメット「HOVDING2.0」が日本でもついに発売された。このヘルメットは事故につながる挙動を、内蔵センサーが感知するとエアバックが作動するもの。そのスピードは実に0.1秒というから驚きだ。使い方はいたってシンプル、首に「HOVDING」を巻いてファスナーをあごの下まで引き下げ、ファスナーに付いているボタンを本体に取り付けるとセンサーが起動する。 「HOVDING」は、南スウェーデンのルンド工科大学で工業デザインを学んでいた、アンナ・アフプトとテレース・アルスティンが卒業論文のテーマに次世代のヘルメットを選んだことをきっかけに研究が始まった。法律で強制するのではなく、誰もが使って良いと思うヘルメットを開発すべきだと二人は考えたからだ。 研究を始めてから、1,000回以上のスタントライダーやマネキンを使ったクラッシュテ