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ブックマーク / bijutsutecho.com (12)

  • 専門ミュージアムに行ってみよう。第1回「絶滅メディア博物館」

    専門ミュージアムに行ってみよう。第1回「絶滅メディア博物館」日には専門的な分野を扱う美術館や博物館が数多くある。各館の展示内容とともに、設立秘話やコレクションにかける思いなどをシリーズで紹介する。 文=浦島茂世 展示風景より 2023年1月、大手町に一風変わった私設博物館が開館した。その名は「絶滅メディア博物館」。館内には8mmフィルムカメラ、ビデオカメラ、フロッピーディスク、携帯電話やPHS、カセットプレーヤーなど、かつてはポピュラーだったものの、いまでは使われることがほぼなくなったメディア機器がジャンルごとに整然と並ぶ。都心の一等地になぜこの博物館が生まれたのだろうか? あまりふり向かれない「絶滅メディア」専門の博物館 絶滅メディア博物館は大手町と神田のあいだ、東京都千代田区内神田に位置する。この博物館はその名が示す通り、絶滅、あるいはほぼ絶滅に近い状態のメディア機器を収集・保管・展

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    highAAA 2024/05/08
  • バンクシーから作家不在の“非公式シリーズ”を考える。「じつは作家本人が展覧会に関与する権利はない」

    バンクシーから作家不在の“非公式シリーズ”を考える。「じつは作家人が展覧会に関与する権利はない」作品が発表されるたびに世間の大きな注目を集める覆面アーティスト、バンクシー。有料の展覧会が世界各国で開催されているが、それらはバンクシー人が合意していない「非公認」で「非公式」なものだ。稿では、2回に分けてこの作家不在の“非公式シリーズ”について考える。第1回では法的な合法性や問題点について、アートと著作権問題に詳しい弁護士・木村剛大に聞いた。 聞き手・文=鈴木沓子 バンクシーの公式サイト(https://banksy.co.uk/shows.html)より ひとたび新作が発表されると、世界各国のメディアが速報ニュースを流すのが当たり前になったバンクシー。日でも知名度が高まっているが、同時に増えているのが、非公式の展覧会やマーチャンダイジングだ。バンクシーの公式サイトでは、「FAKE」と

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    highAAA 2021/09/27
  • 目[mé]が東京都心に浮かばせた巨大な「顔」。プロジェクト「まさゆめ」とは?

    目[mé]が東京都心に浮かばせた巨大な「顔」。プロジェクト「まさゆめ」とは?ビル6〜7階分にも相当する巨大な顔が、東京都心に出現した。様々なプロジェクトで注目を集める現代アートチーム・目[mé]による「まさゆめ」だ。 《まさゆめ》目[mé], 2019-21, Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13 撮影=金田幸三 東京・原宿に突如として出現した巨大な「顔」。これはアートチーム・目[mé]によるプロジェクト「まさゆめ」だ。 「まさゆめ」は、目[mé]のメンバーであるアーティスト・荒神明香が14歳のときにみた、人間の顔が月のように浮かぶという夢から着想されたもの。これを実現すべく、1000名以上の膨大な公募のなかからひとつの「顔」を選定するための「顔収集ワークショップ」を都内各所で15回行い、最終的に荒神がひとつの「顔」を選び、作品化。見る人の視線を「はね返す顔」が選定のキ

    目[mé]が東京都心に浮かばせた巨大な「顔」。プロジェクト「まさゆめ」とは?
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    highAAA 2021/07/16
  • 大阪中之島美術館の建物が公開。ブラックキューブと巨大な吹き抜けが意味するものとは

    大阪中之島美術館の建物が公開。ブラックキューブと巨大な吹き抜けが意味するものとは2022年2月2日の開館を予定している大阪の新たな美術館「大阪中之島美術館」。その建物内部が報道陣に公開された。真っ黒な外観と巨大な吹き抜けが特徴的な同館の詳細をお届けする。 竣工した大阪中之島美術館 大阪の経済と文化の中心地である中之島に2022年2月に開館する大阪中之島美術館。その建物内部が公開された。 国立国際美術館に隣接するかたちで誕生する大阪中之島美術館は、もともと近代美術館を新たに建設するという大阪市制100周年記念事業のひとつとして、1983年に構想されたもの。90年に準備室が設置されて以降、長期にわたる検討を経て、2013年に中之島に美術館を整備することが決定。19年2月に建設工事がスタートし、今年念願の竣工を迎えた。民間資金を活用するコンセッション方式を取り入れた日初の公共美術館としても注目

    大阪中之島美術館の建物が公開。ブラックキューブと巨大な吹き抜けが意味するものとは
  • 昭和の「キャバレー王」のコレクションが一堂に。東京ステーションギャラリーで「コレクター 福富太郎の眼」開幕

    昭和の「キャバレー王」のコレクションが一堂に。東京ステーションギャラリーで「コレクター 福富太郎の眼」開幕東京ステーションギャラリーで「コレクター 福富太郎の眼」が開幕した。展は、昭和の「キャバレー王」と呼ばれた福富太郎のコレクションから約80点を一堂に紹介するものだ。 展示風景より、左は北野恒富《道行》(1913頃) 1964年の東京オリンピック景気を背景に、全国に44店舗にものぼるキャバレーを展開して、「キャバレー王」の異名をとった実業家・福富太郎(名=中村勇志智、1931~2018)。そのコレクションを一堂に紹介する展覧会「コレクター福富太郎の眼 昭和のキャバレー王が愛した絵画」が東京ステーションギャラリーで開幕した。 展示風景より、左から鏑木清方《薄雪》(1917)、《刺青の女》(1913) 福富は16歳で銀座のキャバレーのボーイとなり、31歳のときにキャバレー「銀座ハリウッド

    昭和の「キャバレー王」のコレクションが一堂に。東京ステーションギャラリーで「コレクター 福富太郎の眼」開幕
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    highAAA 2021/04/27
  • 途中閉幕の「佐藤可士和展」。展示風景を特別掲載

    途中閉幕の「佐藤可士和展」。展示風景を特別掲載4月25日から始まった緊急事態宣言によって会期途中で閉幕した国立新美術館の「佐藤可士和展」。その主な展示風景を抜粋して紹介する。 国立新美術館「佐藤可士和展」展示風景 セクション「ADVERTISING AND BEYOND」 日を代表するクリエイティブディレクターのひとりとして知られる佐藤可士和(さとう・かしわ)の過去最大規模となる個展「佐藤可士和展」が、東京・六木の国立新美術館で開催された。同展来の会期は5月10日までだったものの、緊急事態宣言の影響で4月24日をもって閉幕。これを受けて、主催の国立新美術館・SAMURAI・TBSグロウディア・朝日新聞社協力のもと、その主な展示風景を掲載する。 国立新美術館「佐藤可士和展」展示風景 入口 1965年東京都生まれの佐藤は、多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業後、株式会社博報堂に入社。

    途中閉幕の「佐藤可士和展」。展示風景を特別掲載
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    highAAA 2021/04/27
  • ミュシャの《スラヴ叙事詩》、恒久展示施設が建設決定。設計はヘザウィック・スタジオ

    ミュシャの《スラヴ叙事詩》、恒久展示施設が建設決定。設計はヘザウィック・スタジオアルフォンス・ミュシャの代表作である《スラヴ叙事詩》を恒久展示する施設が、2026年を目処にプラハの中心地に開館することが決定した。 ヘザウィック・スタジオによる《スラヴ叙事詩》恒久展示施設のイメージ Courtesy Crestyl アルフォンス・ミュシャによって、約17年の歳月をかけて制作された全20点からなる超大作《スラヴ叙事詩》。この作品を恒久展示する施設の建設が決定した。 同作は、1928年に完成した後はプラハ市に寄贈されたものの、60年代からクルムロフ城で夏期展示されたほかは展示の機会にめぐまれなかった。来、《スラヴ叙事詩》はプラハ市が恒久展示施設を建設することが条件で寄贈されたものだったが、そうしたスペースが建設されることはなく、ミュシャの孫でありミュシャ財団理事長のジョン・ミュシャがプラハ市を

    ミュシャの《スラヴ叙事詩》、恒久展示施設が建設決定。設計はヘザウィック・スタジオ
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    highAAA 2021/02/17
  • 「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」、都現美で開催。世界初の大規模回顧展

    「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」、都現美で開催。世界初の大規模回顧展アート・ディレクター、デザイナーとして多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した石岡瑛子(1938〜2012)の、世界初となる大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」が東京都現代美術館で開催される。会期は11月14日〜2021年2月14日。 石岡瑛子 映画『白雪姫と鏡の女王』(ターセム・シン監督、2012年)衣装デザイン (C)2012-2020 UV RML Films dba Relativity Media. All Rights Reserved. 1992年公開の映画『ドラキュラ』の衣装を手がけ、アカデミー賞を受賞。また2008年の北京五輪では開会式の衣装を担当するなど、世界的デザイナーとして知られる石岡瑛子(1938〜2012)。その世界初となる大規模回顧展が、

    「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」、都現美で開催。世界初の大規模回顧展
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    highAAA 2020/06/12
  • バンクシーはなぜ「医療従事者への感謝」を風刺画に仕立てたのか? パンデミックの表現とストリートの作法

    バンクシーはなぜ「医療従事者への感謝」を風刺画に仕立てたのか? パンデミックの表現とストリートの作法バンクシーが5月7日に発表した新作《Game Changer》。看護師の人形を手にした子供を描いたこの作品は、新型コロナウイルスと闘うサウサンプトン病院で展示され、オークションにかけられることがわかっている。バンクシーがこの作品に込めた意図とはなんだったのか? バンクシーに詳しい鈴木沓子が読み解く。 文=鈴木沓子 バンクシー Game Changer 2020 出典=バンクシー公式サイトより 2020年5月7日、ロックダウン中のイギリスで、バンクシーが新作を発表した。 新型コロナウイルスの現場で闘う医療従事者を讃える作品が、イギリス南部サウサンプトン総合病院に寄贈された......と報道されたが、これに違和感を感じた人は少なくなかったようだ。 この日のSNSでは作品は「医療従事者への敬意」か

    バンクシーはなぜ「医療従事者への感謝」を風刺画に仕立てたのか? パンデミックの表現とストリートの作法
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    highAAA 2020/05/12
  • 自宅で名画を「再現」しよう。Instagramの新たなトレンド「#tussenkunstenquarantaine」とは?

    自宅で名画を「再現」しよう。Instagramの新たなトレンド「#tussenkunstenquarantaine」とは?新型コロナウイルスの影響により世界各国で外出禁止令の発令が続々と出ているなか、自宅で世界の名画を再現するトレンド「#tussenkunstenquarantaine」がInstagramに誕生した。 Instagram(@tussenkunstenquarantaine)より 新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い、美術館や博物館が相次ぎ休館しており、世界各国では政府による外出禁止令の発令が続々と出ている。こうした状況下、自宅で世界の名画を再現するトレンド「#tussenkunstenquarantaine」がInstagramに誕生した。 オランダ人女性によって運営されているアカウント「Tussen Kunst & Quarantaine」(オランダ語で「アートと隔離の

    自宅で名画を「再現」しよう。Instagramの新たなトレンド「#tussenkunstenquarantaine」とは?
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    highAAA 2020/04/12
  • バンクシーが低価格オンラインショップをオープン。「富裕層のアートコレクターは購入しないでください」

    バンクシーが低価格オンラインショップをオープン。「富裕層のアートコレクターは購入しないでください」覆面アーティスト・バンクシーが、期間限定のオンラインショップ「Gross Domestic Product™」をオープン。10月28日(イギリス時間)までに購入希望商品1点を選び、情報を登録、質問に回答することで、抽選で作品を購入できる。 Gross Domestic Product™(https://shop.grossdomesticproduct.com/)より 2020年夏、日で展覧会が開催されることも決定した覆面アーティスト・バンクシー。今春には東京で「バンクシー作品らしきネズミの絵」が公開、パリではストリートアートの盗難など、世界各地で話題を集め続けている。 そんなバンクシーが10月17日、期間限定のオンラインショップ「Gross Domestic Product™」を正式オープ

    バンクシーが低価格オンラインショップをオープン。「富裕層のアートコレクターは購入しないでください」
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    highAAA 2019/10/28
  • 夜の新宿御苑をライゾマがインスタレーションに変える。一夜限りの「GYOEN NIGHT ART WALK 新宿御苑 夜歩(よあるき)」が開催

    夜の新宿御苑をライゾマがインスタレーションに変える。一夜限りの「GYOEN NIGHT ART WALK 新宿御苑 夜歩(よあるき)」が開催新宿御苑・OPEN PARK プロジェクト実行委員会(一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン、ライゾマティクス)は、2018 年10月12日、東京・新宿御苑で「GYOEN NIGHT ART WALK 新宿御苑 夜歩(よあるき)」と題した、光と音によるインスタレ―ションを含む回遊イベントを開催する。 都内でも屈指の巨大庭園である新宿御苑。ここを舞台に、自然とテクノロジーを融合させたインスタレーション「GYOEN NIGHT ART WALK 新宿御苑 夜歩(よあるき)」が展開される。 イベントのタイトルにある「夜歩(よあるき)」には、この新たな体験をきっかけに「歩く」という運動を少しでも楽しんでもらいたい、という思いが込められている。 空間演出

    夜の新宿御苑をライゾマがインスタレーションに変える。一夜限りの「GYOEN NIGHT ART WALK 新宿御苑 夜歩(よあるき)」が開催
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