◇JRに「経営存続を」 北海道新幹線の新函館-札幌間の開業に伴いJR北海道が経営分離を予定している並行在来線の函館-新函館間について、西尾正範函館市長が22日、JR北海道本社を訪れ、経営存続を求める11万1481人分の署名を中島尚俊社長に提出した。 署名は市町会連合会を中心に7月から実施。中島社長は「説明が不十分で心配をおかけしたが、第三セクターでも鉄道機能を十分果たしているところはたくさんある」と述べ、改めて経営分離を表明。西尾市長は「全国の中核市でJRが運行していない都市はない。説明は十分だが、第三セクターはありえない」と求めた。 その後、西尾市長は高橋はるみ知事に、署名の集計結果を報告。北海道新幹線着工には地元の自治体の合意が必要で、高橋知事は「これだけ多くの市民が署名したことを大変重く受け止める。何とか着地点を見つけないと(新幹線整備で)北海道だけが取り残される」と述べ、JR側と協