政府は18日、毎年春に行っている北西太平洋での調査捕鯨を継続する方向で最終調整に入った。国際司法裁判所(ICJ)による南極海での調査捕鯨の中止判決を受け、捕獲計画を縮小した上で、26日に始める見通し。 北西太平洋での調査捕鯨はICJ判決の直接の対象ではない。このため、捕獲数を減らすことで反捕鯨国からの批判を最小限に抑えながら生息数などの調査を継続。商業捕鯨の再開に必要な科学的なデータを収集する。 ICJ判決により、今年末に出航を予定していた南極海の調査捕鯨は中止が決まり、北西太平洋でも調査の継続が危ぶまれていた。