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ブックマーク / www.h-yamaguchi.net (17)

  • 「英語を英語で学ぶ」必要はあるのか - H-Yamaguchi.net

    2008年12月22日、文部科学省が高校の新しい学習指導要領の案を公表したそうだ(関連記事としてこれとかこれとかこれとか)。いろいろポイントはあるんだろうが、なんだか「英語英語で教える」という点が特に注目を集めている。主な関心は「教師の負担」であるらしい。ふうんと思うのだが、なんだか釈然としない。 そもそもなんで英語英語で教えるべきと考えるのか?朝日の記事にこんなくだりがある。 文科省が強い方針に踏み出したのは、和訳や作文偏重だった英語教育への反省がある。経団連が00年に出した意見書「グローバル化時代の人材育成について」で「小中高で英会話を重視」「生きた英語に」と財界の要望をうたったことも底流にある。 つまり今までの英語教育は「使えない英語」を教えてきた、というわけだ(経団連の意見書「グローバル化時代の人材育成について」は「英語力の不足」が懸念であり「実用的な英語力の強化」が必要として

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  • アバターを何に使うか - H-Yamaguchi.net

    アバターって何の役に立つのさ、という話がよくある。正直、自分でもよくわかってないところもある。でも、いろいろなところでいろいろな人の話を聞いたり話をしたりしてきた中で、こういうあたりかなと思うものがいくつかある。現時点の使われ方だけじゃなくて、今後の可能性なんかも含めて考えてみた。まだ途中だけどこの時点で一応メモしておく。いろいろお考えのある方はぜひコメントなど。 とりあえず5つぐらい挙げてみる。 (1)デジタル着せ替え人形 現時点で一番普及してるのはこれだろうか。よくブログにアバターがついてるのがある。調べたことはないが、自分に似せた姿にしている人が多いのだろうか。売ってる「服」を買ったり、自分がリアルで着てるものを着せたりといろいろやるわけだ。少なくとも、次々とアイテムを買ったりしている人というのは、リカちゃん人形のデジタル版、みたいな感じで使ってると理解すればいいのかな、と思ったりす

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  • 動画投稿サイトと画像検索 - H-Yamaguchi.net

    別に画期的な指摘をしようとかいうことではないのであらかじめ念のため。むしろ誰もが考えるはずのことだと思う。 動画投稿サイトの代名詞になりかかっているYouTubeとか、最近どんどん人気が高まってるニコニコ動画とか、動画投稿サイトというと、どうしても著作権が気になるコンテンツが少なくない、という印象がある。実際その通りなわけだが、とはいえそうでない動画もたくさんあるし、中の人が全部チェックしてから公開するなんてご苦労なことをやってるサイトもある。 で、権利関係がクリアな動画というと、どうしても自分やその仲間が録ったもので、しかもその当人たちが登場しているものが多くなるわけだ。こういう動画もたくさんあって、面白いやつなんかはものすごいアクセスが集まったりしてる。韓国あたりだとこれで小銭をかせいでる人なんかもいると聞く。これまたたいへんけっこう、なわけだが。 そういう動画の中では、登場人物も匿名

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    hiroakiuno
    hiroakiuno 2007/08/17
    名前にハンドルネームがあるのと同じように、顔についても、「生身」の顔をさらさないですむようなツールが登場するかもしれない。これって、アバターの実用的な用途の可能性を示すものになるかも。
  • なんかやけに仲がいい話 - H-Yamaguchi.net

    This is Hiroshi Yamaguchi's personal weblog. It aims to be an incubator as well as an archive of my ideas and thoughts. Possible topics include: finance, business administration, economics, prediction markets, virtual worlds, and other issues.

    なんかやけに仲がいい話 - H-Yamaguchi.net
    hiroakiuno
    hiroakiuno 2007/08/08
    政党ってのはやっぱり一定の人数が必要なんだなぁ、としみじみ思う。これが某少数政党みたいなのだと、どんな場でも同じ人しか出てこないから、その人が自己矛盾しないようにするために、意見を変えられなくなる。
  • 「ウィキノミクス:マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ」 - H-Yamaguchi.net

    実はこの、原著しか持っていないので、訳書は読んでいない。なのに訳書のほうをとりあげているのは、2007年6月24日付の朝日新聞に出ていた、柄谷行人氏の書評が面白かったからだ。といっても、書評のほとんどはごくふつうの、の内容紹介。ただ、最後の段落に、なんだかいろいろ思い入れみたいなものがかいま見えちゃってるのが興味深い。こう書いてる。 著者は、「ウィキノミクス」は資主義において活用される原理であって、社会主義ではないことを幾度も強調する。しかし、われわれはここに、資主義的発展がそれ自体を否定するものを不可避的に生み出す、という「弁証法」の例を見出すことができる。 なんつうか、江戸の仇を長崎でというか、敵の敵は味方というか、ふられた相手にまだ未練たっぷりというか、そんな印象。著者にはっきり否定されてもやっぱり、ご執心だった「あっち」方面のあれこれの面影をここに見出したいのだろうか。 い

    「ウィキノミクス:マスコラボレーションによる開発・生産の世紀へ」 - H-Yamaguchi.net
    hiroakiuno
    hiroakiuno 2007/06/25
    wikinomics
  • 「インターネットと仮想通貨」講演資料 - H-Yamaguchi.net

    下のリンク先は、先日某所で行った講演の配布資料に一部手を入れたもの。聴衆は金融広報アドバイザーの方々。「金融広報中央委員会からの委嘱を受けて、地域において暮らしに身近な金融経済等に関する勉強会の講師をつとめたり、生活設計や金銭教育等の指導を行うなど、金融広報活動の第一線に立って活動している方々」だそうだ。学校とかで講演したりするらしい。最近話題になっているオンラインゲームに関連していろいろいわれているので、という趣旨。まあ要するに関心事はアレだ。 講演資料(PDFファイル。約1MB)をダウンロード 資料を見ただけでも、何を話したのかだいたいはわかると思うが、別に特段奇抜なことは話していない。あえて書いておくなら、ポイントは、子どもを守るのは基的に「親の責任」ではないか、というあたり。子どもがどんな「遊び場」で、どんな「友だち」と遊ぶのかについて、親が関心を持つのは当然だろう。不安なら自分

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  • 高校生のうちに準備しておくべきいくつかのこと - H-Yamaguchi.net

    どの大学にもあるのかどうかは知らないが、少なからぬ大学の教員には「地方営業」がある。各地の高校に行って模擬授業とかをやるというものだ。多くの高校では、進路指導の一環として、大学やら専門学校やらといったところから教員やら入試担当職員やらを呼んできて説明会みたいなことをやる。いろいろな大学から集まった教員が控え室で出番を待つあたりはまさに「営業」にふさわしい趣だが、教室での高校生たちに接することができる機会というのもなかなかないので興味深い。 以下は、そういう場で受けた質問に対して答えた内容を思い出しつつ書いてみたもの。 質問は、「貴学部に入学したいと思った生徒は、どんな準備をしておけばよいか」というものだった。残念ながら生徒からではなく高校の先生から。何も質問がないとまずいと思ってとっさに口にしただけなのかもしれないが、私は一瞬つまった。入試問題の傾向みたいな話ではないだろう、というのはとっ

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  • H-Yamaguchi.net: 「ウェブ人間論」

    いただきもの。「ウェブ進化論」で「大ブレイク」した梅田さん、今度は作家の平野啓一郎さんと対談、という趣向。もともと小説はほとんど読まないので、平野さんの作品も読んだことがない(名前ぐらいは知ってたけど)のだが、表紙の裏を見ると「1975年愛知県生まれ。京都大学法学部卒。在学中の99年に「日蝕(山口注:へんがちがうがご容赦)」で芥川賞受賞」とある。しょうもない感想で申し訳ないが、なんだかすごい作家さんらしい。 ともあれ対談。全編にわたり、この2人の意見はけっこうくいちがっている。世代的には40代の梅田さんに対して30代の平野さんだが、通俗的な世代論と反対に、「ウェブ」に関して、あるいはウェブと人間のかかわりに関して、平野さんは梅田流の技術に対する信頼やら人間に対するオプティミズムやらへの疑問を投げかけ続ける。当にそうなのか?それでいいのか?結局だめなんじゃないか、と。これに対して梅田さんは

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  • 「本命」を選ぶ時が来た - H-Yamaguchi.net

    今、選択の機会を与えられた人々がいる。 「失われた時代」であった数年前、彼らは心ならずも「命」とはいいがたい選択をせざるを得なかった。時代が劇的な「変化」を要求したからだ。それまでのやり方を続けることはできなくなった。「代役」は「ダークホース」。それは過去を否定する道。自分たちがそれまで長く続けてきたやり方、営々と築き上げてきた基盤を根から「ぶっこわす」道だった。選んだ人たちもさぞやつらかったろう。だがそれ以外に選択肢はなかった。 しかし「失われた時代」は終わった。そして今、「選択の時」が来たのだ。 選択肢はいくつかある。結局どれもあまり代わり映えしないではないかという声はよく聞くが、よく見れば、必ずしもそうとはいえないと思う。最近は、ネットでも注目を集めているし、よく調べればいろいろな情報があるはずだ。もちろん、その立場にある人なら、それぞれどうちがうのかはよくご存知のはず。どの選択

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  • 「シリコンバレー精神:グーグルを生むビジネス風土」 - H-Yamaguchi.net

    いただきもの。「ウェブ進化論」の前、2001年に出版されただ。1996年から2001年ごろの話。梅田さんがシリコンバレーでの生活を始めた時期のシリコンバレーのようす、ネットバブルの急膨張と崩壊、ご自分のコンサルティング会社とベンチャーキャピタルの立ち上げなんかをつづったエッセイ。 文庫化にあたって「長いあとがき」が加えられた。これがいい。個人的には、これだけでも買う価値があると思う。思うので、少しあとがきに偏った感想を書く。他の部分については他の人が書いたものをあたっていただければ。あ、もちろん「あとがき」は文あってのものだ。「あとがき」を基点にして文の各所についての感想を、ということ。だから当然ながら「これだけでも」は「言葉のあや」。言わずもがなだけど、念のため。 まず「シリコンバレー精神」って何だ?という向きには、この「あとがき」に比較的ていねいな定義が2種類載っている。 限られ

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  • 死者の街 - H-Yamaguchi.net

    当然の話だが、無料のネットサービスは、ユーザーにとって維持費がかからない。だから1人がいくつもアカウントを持ってたり、アカウントを作ったはいいが放置されてるなんてケースも多い。それはそれでいろいろあるわけだが、今回気になったのは、ユーザーが亡くなった場合だ。この種のサービスはたいていパスワードで保護されてるし、そもそも存在すら知られてないケースも多いだろうから、他人が勝手に「遺品」を整理することはあまり期待できない。となると、ユーザーの死後、ブログやらSNSのページやらは、そのまま残されることになるのではないか。それどころか、ブログペットみたいな自動書き込み機能がついたツールが導入されていた場合には、主なきまま更新され続ける、なんてことも充分考えられる。 このあたりから、妄想が広がった。イメージしたのは、墓地。もし死んだ人の数だけ墓を作っていったら土地がなくなる、なんて冗談がある。実際には

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    hiroakiuno
    hiroakiuno 2006/08/14
    ユーザーの死後、ブログやらSNSのページやらは、そのまま残されることになるのではないか
  • 「ITデフレ」って何? - H-Yamaguchi.net

    このことばを見つけたのは、経済面の「脱デフレへ内需堅実」という記事についていた、秋草直之 電子情報技術産業協会長(富士通会長)のコメント「ITデフレ なお厳しい」だ。曰く: 日経済全体で見れば、デフレはとっくに終わっていると思う。しかし、IT・家電業界の経営者はまだ悲鳴を上げているのが事実だ。 たとえば、プラズマディスプレーはいったん価格下落が収まりかけたが、韓国勢の猛攻を受け再び下落している。国内では消費者に近い取引ほど値下げ圧力が依然高い。こうした構造を根から変えない限り、デフレからは抜けれられない。 あのー?この引用部分の中で、記事文の主題である「デフレ」に関係するのは最初の一文だけだよね?その文章の「デフレ」と、最後の文章の「デフレ」はちがうものだよね?最後の文章の「デフレ」は、デフレじゃないよね? 一応念のためだが、大辞林による「デフレ」の定義はこう。 貨幣および信用供給の

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  • 「光と影」の呪縛 - H-Yamaguchi.net

    なんじゃそりゃ、と思うかもしれないが、見れば「あるある」という人も少なくないにちがいない。こんな感じだ。 テーマは何でもいい。「○○について論ぜよ」とか、「○○について△△の観点から説明せよ」とか、まあそういう類のやや漠たる問題を与えるとする。たとえば、「アマゾンのビジネスモデルを説明せよ」みたいなのだとしよう。そうすると、やれネット販売で手軽に買えるとかロングテールでどうとかアフィリエイトでどうとか、一般的な説明を書いてくる。いやそういう答えを求めている問題なのでそれでいいのだが、その後なぜか判で押したように、「ネット販売はかくかくしかじかの悪いところがあって」と続く。で、最後に「便利だが危険性もあるので、気をつけて活用していきたい」という決意表明で締めくくられる。 この論旨が、何を聞いても繰り返される。iTMSでもSNSでも、参加型ジャーナリズムでも携帯コンテンツでも。要するに、何を論

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    hiroakiuno
    hiroakiuno 2006/08/04
    ブログも同じだろう。気をつけよ。
  • H-Yamaguchi.net: 東京MXテレビにおけるYouTubeの活用、ということなんだろうか

    白状するが、私の家のテレビはUHFが映らない。というわけで東京MXテレビも見たことがない。「Blog TV」については放送開始以来、界隈で話題になっていたわけだが、そういうわけで見ていない。YouTubeにビデオがアップされててそれを見た、という話もどこかで聞いたが、今見たら見つからない。 出演に関する話をメールでやりとりしてる中で、スポンサー(なんだよね?)のテクノラティの方にそのYouTubeの話を出したら、 Youtubeにアップする予定なのですがまだアップできていません。 なんだそうだ。すでに番組前後の様子はアップしてて(発見できない!なんで!?)、そのうち編もアップしてしまおうということらしい。 他のテレビ局のことを詳しく知っているわけではないのだが、スポンサーがスポンサーであるとはいえ、作ってる側が番組をYouTubeに上げちゃうケースは聞いたことがない。アメリカではNBCが

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    hiroakiuno
    hiroakiuno 2006/08/01
    (Napsterの時と)最も大きなちがいはs「YouTubeに動画が出ることがテレビ局にとってもメリットになりうる」という認識ができたことだろう。
  • H-Yamaguchi.net: Steve Jobsのスピーチ、山口訳

    昨年6月12日のスタンフォード大学卒業式でSteve Jobsが行ったスピーチが話題になってからもう1年になる。これについては、市村佐登美氏による名訳がとむさとう氏のメールマガジン経由でかなり広く出回ったと思う(注:この部分は修正した。コメント欄参照)。それに対抗する意図も何もないんだが、最近これを授業でとりあげた際に、山口版の訳を作ったので、いまさらとは思うが、転載しておく。教育機関向けの利用を許諾していただいているから、とむさとうさんの訳をそのまま使ってもよかったわけだが、もとになっているスタンフォードのサイトにある文章がJobsの実際にしゃべったことと微妙にちがっていることと、訳文の文体に関する個人的好みなんかの点から、自分でやってみた。結果として文章が似通っているところも多いが、一応独自の訳のつもり。 I am honored to be with you today at you

    H-Yamaguchi.net: Steve Jobsのスピーチ、山口訳
  • H-Yamaguchi.net: 新聞記者はえらい、という話

    目からウロコの落ちる瞬間、というのはうれしいものだ。今日もまた新しい「大発見」をして、ちょっと興奮ぎみなので、あまり時間はないが手短に書いてみる。たぶん、皆さんには先刻ご承知のことなんだろうが、私には新しい、そして大きな発見だった。 新聞記者はなぜえらいのか、についてだ。 新聞記者がえらい、という点について、疑問をもつ方はそう多くないのではないかと思う。新聞記者はえらい。えらくなければ旗を立てた黒塗りの車でどこへでも乗り付けたりできるわけないし、記者会見という公の場で人をつるし上げ、なんて大それたこともできようはずがない。もちろん全員がそういう人ではないのは重々承知した上で書いているのだが、「この人はえらい」と考えるしか納得のしようがない人、というのは確実に、それもけっこうたくさんいるように思われる。 私がわからなかったのは、それがなぜか、ということだ。なんでこんなにえらそうにふるまえるん

    H-Yamaguchi.net: 新聞記者はえらい、という話
    hiroakiuno
    hiroakiuno 2006/06/01
    新聞記者は小説家に近い。
  • ゲームは「個人化」するだろうか - H-Yamaguchi.net

    ソニーのPS3がが62,790円(20Gバイトモデル。税込)というかなりの価格になると発表されてから、いろいろなところで議論が起きているようだ。「こんなんで売れるのか?」とか。SCEは「これはゲーム機ではない」と言っているようだが、全体として、懸念する論調のほうが多いように見えるのは日人特有の悲観癖ばかりでもなさそうだ。 というわけで、私もつらつら考えたことなど。 森さんは「格安AVホームサーバ」という位置づけをしているらしい。なるほどこれはわかりやすいが、森さんもご指摘のとおり、みんながこうとらえてくれるかどうかは未知数だ。何せ高スペックのほうだと実売8万円クラスになりそうだし。 価格設定そのものについてはほかのところでいろいろなされていて、ここでいまさら私が何か書いても意味がなさそげなので、ちょっと毛色のちがったことを書いてみる。個人的な妄想レベルなので、ちがうぞというところはぜひご

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