関連トピックス地震 【金子元希】全国の地震計や関連施設を会計検査院が調べたところ、データを集めるサーバーが被災した場合の代わりがなかったり、停電時のバッテリーが不十分だったりする例が多く見つかった。実際に、東日本大震災では千台以上の地震計の情報が得られなかった。さらに、気象庁と自治体が地震計をすぐ近くに設置するといったムダも見つかった。 地震計には性能や目的に応じて高感度地震計、強震計などがある。気象庁のほか、独立行政法人の防災科学技術研究所(防災科研)や産業技術総合研究所(産総研、いずれも茨城県つくば市)も各地に置いている。気象庁はこれらの地震計のデータを集め、震度の発表などに役立てている。 今回の震災で問題が起きたのは防災科研と産総研の地震計など計1099台。各地のデータをいったんつくば市のそれぞれのサーバーに集め、気象庁に転送することになっていた。 続きを読むこの記事の続きをお