逆の立場になってみてください。「働いて、さらに家事は全部やって」なんて、できるわけがないはずです。パートナーが働く以上、男性の家事参加は不可欠です。家事・育児は「手伝う」ものではありません。シェアする、共有するものです。 「そんで、1億円儲ける方法はどないなってん?」いや、わかってます。実は、妻がフルタイムで働き続けると、ほぼ確実に1億円儲かるのです。 『出生動向基本調査』を見てみると、1985年から2009年にかけて、第1子の出生後も働き続けている人の比率はいっこうに増えず、ほぼつねに25%前後にしかならないことがわかっています。育児休業制度や(足らないとはいえ)保育所・学童保育が充実してきたにもかかわらずです。日本は最初に大企業に勤めていても、いったん辞めてしまうと二度とその条件のよい職種に就けない社会で、実はこの出産に伴う生涯年収のロスは莫大なのです。 子どものいる世帯の夫の家事・育