(『愛するということ』×『君と会えたから……』) 今月前半から、『愛するということ』(エーリッヒ・フロム 著)を読んでいた。 参加している人間塾読書会で、本書が12月の課題図書になっていたのがきっかけ。一年をふりかえるタイミングでよい本に出逢えた。 『愛するということ』を読んで 原著がニューヨークで出版されたのが1956年、日本語版は1959年に出版された。いま紀伊國屋書店から発行されているのは1991年の新訳版で、僕の手元にあるのは「第30刷」。なんとも歴史のある本である。 愛するということ 新訳版 作者:エーリッヒ・フロム発売日: 1991/03/25メディア: 単行本 本書では、「愛」そのものと、「愛する」ことを分けて論じられている。 愛とは? こんな記述がある。 愛とは、特定の人間にたいする関係ではない。愛の一つの「対象」にたいしてではなく、世界全体にたいして人がどう関わるかを決定
![『愛するということ』に処方箋はない。能動的&生産的に生きるのみ! - ヒト感!!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fab24d45dbe7c475ded229404b2136c5d08126e6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fh%2Fhito-kan%2F20151230%2F20151230191955.jpg%3F1451470833)