タイトルが気になって、つい手にとってしまった『最貧困女子』という本だが、自分でも意外なほど、あっという間に読んでしまった。昨今、日本でも貧困層が拡大して来ているということは情報としては知っているつもりだったが、そんな私の『貧困』な状況認識を遥かに超える悲惨な現実が急速に広がって来ているようだ。 中でも私が衝撃を受けたのは、次のような子供を抱えた女性の例だった。子供のころから親に虐待を受け、捨てられ(施設に入れられ)、教育もろくに受けれなかったばかりか、知的障害や精神障害(自殺衝動)もある、そんな女性が携帯サイト(iモード)で男性と出会い、結婚して子供(二人)をもうけるが、夫が暴力をふるい離婚を余儀なくされる。
若者言葉ならば「神コメント」と言うのだろう。偶然、テレビからそんな言葉が聞こえてきた。 NHKの「あさイチ」で、メインキャスターの有働由美子、井ノ原快彦の2人の横でどぼけたオヤジギャクを時折飛ばす柳澤秀夫解説委員。 ふだんは温厚で駄洒落好きのちょっとズレた中年男性という役割で発言するが、今朝は冒頭から違った。 有働、井ノ原の「朝ドラ受け」をさえぎって、以下のようにコメントしたのだ。 「あさイチ」を見ていなかった人のために、あえてその全文を書き写してみた。 「冒頭なんですけど、すみません。昨日から今日にかけて大きいニュースになってきた後藤健二さんなんですけど、 ちょっと、あえて、冒頭で、一言だけ・・・。 僕も後藤さんとはおつきあいがあったものですから、一番、いま、強く思っていることは、ニュースではテロ対策とか過激派対策とか、あるいは日本人をどうやって守ればいいか、が声高に議論され始めているん
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「つめミーティング」という言葉があるそうです。ここで「つめ」とは「詰めること」。ワンセンテンスでいうと「激上司から部下に対してなされるネガティブな詰問」のことをいいます。オーノー、勘弁して下さい、モーニングから(笑) 「つめミーティング」という「造語」には、「つめ」というワードに、さらに「ミーティング」という言葉がプラスされます。 要するに、この言葉の含意するところは、「激つめ上司が部下にうまくいかなったことを詰め寄る、ビターでタフでメモリアルでワンダホーなミーティング」です(泣)。ひゃっほー。 でも、胃が痛くなってきましたね、、、朝っぱらから。 ごめんね(泣) ▼ 「つめミーティング」で激つめ上司が用いる常套語の
小田嶋:封建制や旧来の家制度みたいなものにはたくさんの問題がありました。そして、それらを壊して人々が実現しようとしてきた、上下や差別のないフラットな社会というのは、基本的にはすばらしい理想だと思うんです。 ただ、家制度みたいなものがなくなって、すべての人がフラットにつきあうような社会が実際に立ち現れてくると、「大人がいない」という問題が表面化し始めた。そのことにたじろいでいるのが、今という時代なのかもしれません。 100%正しいからこそ、厄介な問題 小田嶋:「人権」のように、否定しようのない正論って、突き詰めて行くと非常に厄介な問題をはらみ始めますよね。たとえば「ハラスメント」っていう概念は、今やセクハラとか、パワハラとかという形で、かなり社会に定着しています。これは、それまでの刑法で裁かれてきた罪や犯罪とはちょっと異質なものだと私は思うんです。 それまでの刑法で裁かれるような犯罪っていう
(CNN) 空手の極真館のロシア連盟は21日、プーチン同国大統領に8段の段位が授与されたと発表した。極真館の国際本部が大統領に送った書簡で明らかにしたもので、ロシア国内における極真館空手の普及への尽力が評価された。 プーチン氏は柔道家としても知られ、2001年には5段の段位を得ている。ロシアのタス通信によると、13年にはテコンドーの最高段位である9段が授与され、名誉的な「大師範」ともなっていた。 極真館はフルコンタクト空手の団体で、手技による顔面攻撃も認めている。 格闘技への関心に加え、プーチン氏の「タフガイ」ぶりを伝える逸話はこの他にも多い。ロシアのメディアでは、シャツを着ずに馬に乗って筋肉質の肉体をさらけだしたり、麻酔で眠っている野生のトラのそばにいる写真などを公表している。
ギニア、シエラレオネ、リベリアの西アフリカ3カ国で感染が拡大しているエボラ出血熱は、本稿の執筆時点で死者が1000人を超え、感染疑いも含めた感染者数は2000人を超えた。現地で治療にあたる「国境なき医師団」は、流行の終息には最低でもあと6カ月はかかるとの見通しを示している。1976年にエボラ出血熱のヒトへの感染が確認されて以降、最大規模の流行である。 航空機によって世界が結ばれている今日、遠く西アフリカで流行している劇症の感染症が、日本を含む世界の先進地域に上陸する可能性はゼロではない。しかし、仮に先進地域で1人でも感染者が確認されれば、患者の隔離と感染経路の追跡が徹底され、ましてや世界に類を見ない潔癖症社会の日本ならば、手洗いうがいの励行がそれこそ国を挙げて行われるだろう。こうして感染は、ひとまず封じ込められるに違いない。
HARA Bunjiro 原 文次郎 @harabun パキスタン人がマララさんを嫌う理由について、パキスタン人自身による分析を識者から聞かせて貰いましたが、相当に屈折しているところがあって、外国人である私にはやはり理解が難しいところがありました。以下、記してみます。 HARA Bunjiro 原 文次郎 @harabun 1.マララさんの言う、女性が教育を受ける権利については正論であり一点の曇りも無い。しかし正論であるから支持できるとは限らない。伝統的な価値観と衝突するからと言うよりも、欧米の価値観と一致する故に、外から言われたくは無いという感情的な反発が生じる。 HARA Bunjiro 原 文次郎 @harabun 2.マララさんが欧米の操り人形であるとか、もともと狙撃事件が自作自演であるとか言う類いの謀略説があり、それが一定の支持を得ていることも否定できないが、しかしそれが大多数で
早朝からアルコールなしで踊りまくるクラブイベント「Daybreaker(デイブレーカー)」が人気を博している(写真:plainpicture/アフロ) 午前7時、ニューヨーク。とある地下パーティ会場に足を踏み入れると、DJの音楽に合わせ、300人近い男女が踊りまくっている。手にしているのはアルコールではなく、オレンジジュースやコーヒーだ。 「Daybreaker(デイブレーカー)」は2013年にニューヨークで始まった不定期開催の朝活イベント。会場でアルコールが販売されないこと以外、夜のクラブイベントと何ら変わりはない。通勤ラッシュが始まる頃には終了となり、その後参加者の多くは自身の勤め先へと散っていく。 デイブレーカーの参加者からは、「楽しんだ後も、まるまる1日残っているのがいい」、「一人で黙々とランニングするより楽しい朝活」など、好意的な感想が聞かれる。 世界中にブーム波及、日本でも「
半年くらい前の話だ。新宿紀伊国屋の地下でカレーを食べていたら、汚れたジャンパーのおっさんが隣に座った。そして店のおばちゃんに向かって言った。 「お前、愛想悪いな。外国人か?」 おばちゃんが中国人だと答えると、彼は「国に帰れ」と言い捨てた。凍りつく店内の空気をものともせず、おっさんはおばちゃんに口汚く絡み始めた。 「いい加減にしろよ、おっさん」 私は思わず、言ってしまった。 「こっちはメシ食ってんだ」 おっさんは顔を真っ赤にして、三国人がどうのと説教を垂れ始めた。私は流し込むようにカレーを平らげて店を出た。あのおっさんの疲れきった灰色の顔が、今でも忘れられない。 ◆ たぶんあのおっさんは、豊かではないのだと思う。 誇らしさとか、満たされている感覚とか、そういう「豊かさ」を得にくい生活をしているのだと思う。貧しさは外国人排斥の感情にかんたんに結びつき、たぶん、戦争をしたい「気分」のようなものに
8月20日の広島土砂災害の被災地から、私の自宅・職場は直線距離で10キロ程度しか離れていない。あの明け方、これまで経験したことのない数の雷に見舞われ、いつ自宅に落ちるかと不安な夜を過ごしたが、豪雨による災害は朝起きてニュースを見るまで想像すらしていなかった。 何度も行ったことのある被災地の広島市安佐南区緑井、八木地区。見慣れた景色だけに、テレビに映し出される映像に心が痛む。同僚の教え子で、同じ大学で働く非常勤助教の方も犠牲者になられた。亡くなられた方の無念さを思うと、つらい。
ジャーナリストの山本美香さんが、2012年8月20日、内戦の続くシリアのアレッポで取材中に凶弾に斃れて2年になる。彼女は生前、早稲田大学で「ジャーナリズムの使命」という講義を担当してくれた。最後の年の講義は『山本美香最終講義 ザ・ミッション 戦場からの問い』(早稲田大学出版部、2013年)として出版した。私は5年間、授業を一緒に運営したものとして、同書の編集に協力し、彼女の人となりについての一編(「教育者としての山本美香」)を寄稿した。世界で紛争が続き、新たな紛争が発生する今日、山本美香さんのようなジャーナリストの存在はますます重要になってきている。山本美香さんが考えていたことを一人でも多くの人に知ってもらうため、『山本美香最終講義』に書いた寄稿文を一部修正した文章を、本ブログで公開することにした。
アメリカでは低所得層ほど肥満が多いといわれるが、日本でも体形を見れば階層がわかる「体格格差社会」になりつつある。デブと下流の危険な相関関係を『下流社会』の著者が警告する。 上流と下流では、下流に属する人ほど太っている。身もフタもないことを言うようだが、まぎれもない事実である。 私は2年前、20歳から44歳の男性に、生活水準とBMI(体格指数)の関係について調査を行った(※)。 BMIとは、体重(キロ)÷身長(メートル)の二乗で求められる肥満度の指標で、25以上は太りすぎである。そしてその調査結果によると、生活水準が「上」であると答えた人のうちBMI25以上の人の割合は14.7%だったのに対し、生活水準が「下」の人では、27.2%がBMI25以上だったのである。 貧乏人はガリガリで、金持ちは太っているという図式は、もはや完全に過去のものとなった。いまや上流ほどスマートで、下流はデブというパタ
「最初はとにかく言葉で苦労したよ。自分の気持ちが伝わらないのが辛かった。あとは食べ物。魚の生き造りを出されたときは驚いて逃げたよ。日本語は大使館の仕事をしながら、日仏学院に週3回通って勉強したの。上達の方法? ガールフレンドができたらすぐに上手くなった、ガハハ」 「笑っていいとも!」(フジテレビ系)で「変なガイジン」タレントとして人気を得たオスマン・サンコン(64)。 1984年、ギニア日本交流協会から「ギニアを広めるため」と言われ、何も知らずに行ったのが「いいとも」のオーディションだった。 「プロフィルも何も持たないで行ったのね。でも、(プロデューサーの)横澤(彪)さんはフランス語ができて。それで、自分が何をやっている人なのかをわかってもらえた」 番組では、天然ボケをいじられるキャラ。差別的なツッコミも多かった。 「バカにされてるのはわかってたけど、全部笑い飛ばしてた。だって、怒ったって
石油コンビナートでの爆発事故が相次いでいることを受けて、国の連絡会議が対策を記した報告書をまとめ、団塊世代の作業員の大量退職によって現場の安全意識が低下していることなどが背景にあるとして、人材育成などを通じた安全対策を徹底するよう業界団体に要請しました。 各地の石油コンビナートでは、ことし1月、三重県四日市市の工場で設備のメンテナンス中に爆発が起き5人が死亡するなど、この3年間に爆発事故が4件相次ぎ、合わせて8人が死亡しています。 国は総務省消防庁などの関係省庁からなる連絡会議を設置して対策の検討を進め、今月、報告書をまとめました。 報告書では重大な事故がいずれも設備のメンテナンス中など通常とは異なる作業の過程で起きているとしたうえで、危険物の性質に対する理解不足によってリスクの評価が不十分だったことなどが原因だったとしています。 また、その背景には団塊世代の作業員の大量退職や設備の自動化
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