島国との関係強化で中国と競争 太平洋・島サミット2010年10月16日10時14分 印刷 ソーシャルブックマーク 南太平洋の島国の首脳を日本政府が招く「日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議」(太平洋・島サミット)の閣僚会合が16日、東京都内で開かれた。近年、中国が経済協力をテコにこれらの国々と関係を強めており、会議を通じて日本も関係強化を図る。 この会議で閣僚会合を開くのは初めて。気候変動問題などの国際会議での連携を強めるため、海面上昇で国土が沈没する恐れのあるツバル、ミクロネシア、パラオなど16の国や地域を招いている。2012年春に沖縄県名護市で開く次の首脳会議に向け、経済支援、気候変動問題での連携強化などを話し合う。 日本は1997年、当時の橋本龍太郎首相の主導で太平洋・島サミットを初開催。以来、3年に1度のペースで開いてきた。これに対し、中国は06年に同じような会議をフィジーで初開催。