景気回復と日並びの良さで少しぜいたくな休みが期待できる今年の年末年始。忙しくなりそうな2014年に備え、アタマをリフレッシュする時間をじっくり取るのも悪くなさそうだ。電子版に掲載した書評で2013年7~12月に閲覧数の多かった書籍からお薦めの10冊を選んだ。「超」大型連休にふさわしく重厚なラインアップとなった。(文中敬称略、7~12月の書評ランキングは最後に掲載しています)知の巨人たちと向き合う
2014-12-09 日経新聞編「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」の2011〜2013年版を、「今年の漢字」とともに振り返る 本 新聞 日経朝刊 【Sponsored Link】【 "Share" or "Pocket" 】 Tweet ということでいよいよ年の瀬も押し迫ってきたわけだが、日経新聞が年末恒例で発表する「エコノミストが選ぶ経済図書ベスト10」を、楽しみにしている。その年に発売されてた経済図書の中からエコノミストが投票方式でベストを選んでいくというものなのだが、なんとなくその年の雰囲気というかアトモスフィアが表れる。しかし、毎年本当に年末ギリギリに発表されるので(2011年は25日、2012年は30日、2013年は29日)、年末年始休暇用の本選びの参考にするには少し遅い。Kindle版があるなら問題はないのだが、この手の本は、あまり Kindle化されない。 ということ
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読書量が少なく、あんまり紹介記事も書けなかった一年でした。 坂上香「ライファーズ 罪に向き合う」 ライファーズ 罪に向きあう 作者: 坂上香出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2012/08/21メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る ずっと、刑務所の問題を追っている坂上さんの、ライファーズ(終身刑に処せられた人)たちに詳しく取材したルポルタージュ。受刑者の多くが、虐待を生き延びたサバイバーでありつつ、ひどい犯罪をおかした加害者であることを、正面から描いている。以前の紹介記事は以下。 坂上香「ライファーズ 罪に向き合う」 http://d.hatena.ne.jp/font-da/20130531/1369980171 坂上さんの新作映画「トークバック 女たちのシアター」も、すでに仙台と東京で上映会が行われたとのこと。Webサイトでは制作ノートも公開
【プロフィール】常見陽平(つねみようへい) 身長175センチ 体重85キロ 千葉商科大学国際教養学部准教授/いしかわUIターン応援団長/働き方評論家/社会格闘家 北海道札幌市出身。一橋大学商学部卒業、同大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)。リクルート、バンダイ、ベンチャー企業、フリーランス活動を経て2015年4月より千葉商科大学国際教養学部専任講師(現:准教授)。専攻は労働社会学。大学生の就職活動、労使関係、労働問題、キャリア論、若者論を中心に、執筆・講演など幅広く活動中。平成29年参議院国民生活・経済に関する調査会参考人、平成30年参議院経済産業委員会参考人、厚生労働省「多様な選考・採用機会の拡大に向けた検討会」参考人、「今後の若年者雇用に関する研究会」委員、第56回関西財界セミナー問題提起者などを務め、政策に関する提言も行っている。 執筆・講演のご依頼、お問い合わせなどはy
毎年、正月休みを旅行に出掛ける方はさておき、家で過ごすと特段やることもおもしろいテレビ番組もなく、暇を持て余してしまう方も多いのではないでしょうか。 そこで「オトナの教養 週末の1冊 特別編」と題し、同コーナーに登場していただいた3人の識者の方々に、刊行年に関わらず「今年読んだ本のベスト3」とその理由をあげてもらいましたので、休みの間の読書の参考にしていただきたいと思います。 まず、初めに本を紹介していただくのは「日本人はどのように『作られた』のか?」で登場いただいた愛知県立大学日本文化学部准教授で、日本近現代史がご専門の與那覇潤氏です。 與那覇氏:「今年印象に残った3冊ということですが、1冊目は、批評家の福嶋亮大さんが10月に出された『復興文化論 日本的創造の系譜』(青土社)を推したいですね。文学作品を中心に、古代(柿本人麻呂)から現在(宮崎駿)までの日本文化史を独自の観点で描きなおそう
各レビュアーが今年の一冊をご紹介する、恒例の「HONZ 今年の一冊」、いよいよ発表。というか、やっと出揃いました(某ノーレビュー師匠がなかなか書かないのはレビューだけではなかったのだ)。毎度のことながらみんなバラバラですが、それぞれの個性がいっそう際立つ一方、意外な選択もあり、偶然にもメルヘン栗下と高村和久の微妙かつ絶妙なバトルが発生したりと、なかなか楽しめます。なかには初版1971年の本とかを持ち出す輩もいて、相変わらずHONZは自由だな、とわれながら呆れている次第。 ではでは、今年はいきなり代表からスタート! 相変わらずの成毛節です。 成毛眞 2013年最大の衝撃作 2013年最大の衝撃作だ。表紙の7割以上を覆い尽くす、13センチもの幅の真っ黒な帯が巻かれていて、そこには「警告!これはフィクションではありません ブラック精神科医たちの衝撃の実態」と本のタイトルよりも大きな白抜き文字で書
2010年から毎年年末にこのネタを書いてきてますが、2013年版今年の○冊を。2010年にこれを始めたのは、当時なぜか現代日本政治関係の博士論文が続々と出版されていて、それを紹介しようと思ったからです。最近減ったかな、と思ったのですが、やはり今年については現代政治関係の博論はちょっと少なめだったみたいです。どちらかというと最近は、そういう博論(それ以外の分野でも)を出版してきた人たちが二冊目以降に相対的に一般向けの本を書く、というのが多かったような気がします。 まず2013年初頭ころのものとしては、伏見岳人『近代日本の予算政治1900−1914―桂太郎の政治指導と政党内閣の確立過程』、鈴木一敏『日米構造協議の政治過程』でしょうか。両方ともダイレクトに専門が近いわけではないので十分に読みきれているわけではないのですが、実はいずれも「制度化」にかかわるテーマとなっています。前者は桂太郎時代の予
12月20 2013年の新書 カテゴリ:その他 今年は62冊の新書を読みました(ここでとり上げていない古本で買ったものとかを合わせるともう少し読んでいるのですが)。年内にあと1、2冊は読めそうな気もしますが、11月発売分のものまで読み終わったところで、「2013年の新書」といきたいと思います。 経済大陸アフリカ (中公新書) 平野 克己 中央公論新社 2013-01-24 売り上げランキング : 6603 Amazonで詳しく見る by G-Tools 文句なしのNo.1。 21世紀になって1980年代以来の経済停滞から抜けだしたアフリカの成長の要因とそこに大きくコミットする中国の姿を描きつつ、農業生産や製造業が育たないアフリカ経済の欠点、国際援助の歴史とその有効性、非効率な政府を飛び越えて活躍する企業など、アフリカを通して現在の グローバル経済の姿が見えるようになっています。従来の経済学
Microsoftの会長であるビル・ゲイツ氏は、毎年さまざまなジャンルの本を読んでいて、気に入った本のレビューを自身のブログにまとめてしまうほどの読書愛好家です。2013年も多くの本を読んだゲイツ氏が「2013年に読んだ記憶に残る7冊の本」を公開しており、ゲイツファンでなくとも、ためになりそうな本が挙げられています。 The Best Books I Read in 2013 http://www.thegatesnotes.com/Personal/Best-Books-2013 ゲイツ氏が2013年に読んだ本のうち多くのものは2013年に発売されたものではなく、何年も前に発売されたものばかりです。また、7冊の本の中にはフィクション作品が1冊も含まれていませんが、ゲイツ氏は小説も好きで、特に「ライ麦畑でつかまえて」や「スーパー・サッド・トゥルー・ラブ・ストーリー」は何回も読んだお気に入り
つづいては、こちらのジャンルから振り返ってみる(あまり長くならないよう気をつけます)。 人とテーマの息づかいが伝わってくる 〜評伝・ドキュメンタリー〜 絲屋寿雄『管野すが』(岩波新書) 長谷川郁夫『堀口大學』(河出書房新社) 広岩近広『被爆アオギリと生きる』(岩波ジュニア新書) 日野行介『福島原発事故 県民健康管理調査の闇』(岩波新書) 塙和也+毎日新聞社宇都宮支局『鉱毒に消えた谷中村』(随想舎) 評伝 まずは評伝から2冊。今から100年以上前に起きたいわゆる「大逆事件」。その主犯格のひとりと目されていたのが『管野すが』その人である。管野すがはずーっと悪女的側面が強調されていた。かつての恋人荒畑寒村の自伝では、愛憎入り交じった調子で管野ことを綴っていたし、漫画『「坊っちゃん」の時代』第四部では、ファム・ファタール的側面が強くでていたと記憶する。本書では、そうした「悪女」的側面を際立たせる
続いてはこちらのジャンルで印象に残った書籍を振り返ってみたい。 アンドルー・ゴードン『日本の200年(上・下)』(みすず書房) デヴィッド・A・ナイワート『ストロベリー・デイズ』(みすず書房) 山本武利『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』(岩波現代全書) 近現代史を振り返る さて、個人的に戦中・戦後の日本の歴史に関心を寄せているので、その時期にかんする研究書などを意識して読んでいる。その中でも、とりわけ印象に残ったのが上に掲げた3タイトルの書籍。いずれも力作である。 ハーバードで歴史学を教えている著者の名が日本で広く知られるようになった『日本の200年(上・下)』は、数多ある日本通史の中でも読みやすさと手堅さ、視点のユニークさにおいて他の追随を許さない。本書は2006年に旧版が出たものの、2008年のリーマン・ショック、2009年夏の民主党への政権交代、そして2011年3月の東日本大震災と原発
南陽市在住、第三回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家の 深町秋生さんが、毎回、独自の視点で気になる漫画・お勧めのコミックをセレクト! さて、年末であります。今年も恒例の極私的ランキングといきたいところ。 とはいえ、このランキングもいいかげんなもので、「自分が今年読んだ作品」を対象としているので、今年刊行されたものでもなんでもない作品も、ふつうにランクインさせていたのだった。 というわけで、今年は2013年に刊行されたもの限定で、ひとまずやってみたいと思う。それだけでも、心を揺さぶられる作品にいっぱい出会えました。 ●1位『カフェでよくかかっているJ-POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生』(渋谷直角 扶桑社) このコーナーの第86回で取り上げているわけですが、やはり何度読み返しても「ひえっ……」と声を漏らしてしまう。「毒にも薬にもなる」傑作と書いたが、毒になるか薬になるかは読者
今年も残すところ、あと半月をきった。2013年の読書は、例年にくらべてそれほど沢山読まなかった。とはいえ、良書と巡り会えたのはたしか。節操なくここで振り返るのもなんなので、テーマごとに数回に分けて振り返りたい。 音楽は巡る 〜アメリカから〜 今年の前半は仕事柄、音楽関係の書籍を意識的に読むことが多かった。数は決して多くはなかったけど、良書に巡り会えた。とりわけ印象に残っているのが、以下の5冊。 大和田俊之『アメリカ音楽史』(講談社選書メチエ) トリーシャ・ローズ『ブラック・ノイズ』(みすず書房) ダニエル・ラノワ『ソウル・マイニング』(みすず書房) 岡田則夫『SPレコード 蒐集奇談』(マガジンハウス) ピーター・バラカン『ラジオのこちら側で』(岩波新書) まず、2013年の5本の指に屈するのが『アメリカ音楽史』。著者は慶応の先生で、巽孝之門下(と言っていいのかな?)。アメリカの音楽史を辿る
100名近い方々にご協力いただいた経済書ベスト3、その集計ができました。すでに5日のトークイベント席上で報告させていただきましたが、ここでブログ版をご紹介します。ご協力いただきました皆様どうもありがとうございました! 僕も改めて振り返って参考になりました。今年はやはりアベノミクス、リフレの年だったんだなあ、と実感した次第です。そして課題も山積で、まだ一年も一月ありますのでこれからもそして来年以降も頑張らないといけないと、このベスト20を作りながら思いました。みなさんのご教示よろしくお願いいたします。 さて2013年の経済書の第一位を獲得したのは以下の本でした。得票総数は第二位と合わせると全体の三分の一近くを集めて、二位と5ポイント差の大接戦でした(ちなみに私の票はどの本にもカウントしていません)。 1位 『日本経済は復活するか』 田中秀臣編著 消費税増税決定以後、もっとも早くその対策につい
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