羽田空港に到着し、記者の質問に答える新駐日韓国大使の李丙(イ・ビョンギ、ギは王へんに其)氏=4日午前11時14分、池永牧子撮影 【広島敦史】韓国の李丙ギ(イビョンギ、ギは王へんに其)・新駐日大使(65)が4日午前、来日した。外交官出身で、朴槿恵(パククネ)大統領の側近。慶応大学に在籍したこともある日本通で、歴史認識などをめぐって冷え込む日韓関係の打開に意欲を示している。 李大使は主に盧泰愚(ノテウ)、金泳三(キムヨンサム)両政権時代、日韓関係に携わった。最近はシンクタンクに在籍する傍ら、朴大統領の外交ブレーンとして活躍した。5月末には、ソウルで日本メディアと懇談し、両国の関係改善に努力する姿勢を強調。中断している「日韓歴史共同研究」の再開をめざす考えを示した。 韓国政府は、日本の閣僚による靖国神社参拝や、慰安婦をめぐる橋下徹大阪市長の発言などに強く反発。朴氏は今月、韓国の歴代大統領と