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ブックマーク / tmaita77.blogspot.com (9)

  • 官公庁系データはしゃぶり尽くせ!

    『プレジデント』誌といえば,言わずとも知れたビジネスマン向けの雑誌ですが,読者のビジネスパーソンにとって役立つ「資料術」の特集の一環として,企画されたパートです。 見開き2ページ(82~83ページ)の記事ですが,思う所を言わせていただきました。ネタ明かしは,ここではしません。コンビニなどにも置かれると思いますので,興味ある方はご覧くださいませ。 ただ一点だけ。「舞田さんは,高い研究費をもらっているから,ああいうデータやグラフができるんだろう」と言われることがありますが,とんでもない話です。在野の学徒の私は,1円たりともそんなお金はもらっていません。 タダで使える官庁統計(公表データ,ローデータ)を使わせてもらっているだけです。それでも,このブログで紹介しているような作品はできる。私のような貧乏人でも,こういう作品は作れる。この点は,強調しておきたいと思います。私のマネは,どなたでもできます

    官公庁系データはしゃぶり尽くせ!
    hmmm
    hmmm 2016/09/30
    "タダで使える官庁統計(公表データ,ローデータ)を使わせてもらっているだけです。それでも,このブログで紹介しているような作品はできる。私のような貧乏人でも,こういう作品は作れる。" 作品、とな。
  • この10年間で増えた産業,減った産業

    8月1日の記事では,「この10年間で増えた職業,減った職業」を明らかにしました。今回は,その産業バージョンです。 職業と産業は別個の概念で,「最近,この業界は・・・」というとき,多くは産業区分が想定されています。 参照したのは,『国勢調査』の産業小分類統計です。先日公表された,2015年調査の速報結果では,253の産業の就業者数が集計されています。これを,10年前の2005年の数値と照合してみました。 http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka.htm たとえば,保育所や児童養護施設といった児童福祉事業で働く就業者は,2005年では63万5087人(①)でしたが,2015年では90万2000人(②)に増えています。増加率にすると,(②-①)/①=42.0%,4割の増となります。共働き世帯が増えていることもあってか,増えていますね。 同じやり方

    この10年間で増えた産業,減った産業
    hmmm
    hmmm 2016/08/08
    要精査だけどとっかかりとして。
  • データえっせい

    日,大腸内視鏡検査を受けてきました。そのいきさつの記録です。 私は毎年,横須賀市の成人特定健康診断を受けています。会社員なら強制的に健診は受けさせられますが,私のような在野人は,自分で手配しないといけません。まあ市から送られてくる受診券を持って,近くのかかりつけ医に行くだけですが。 有料のオプションとして,胸部検査や大腸がん検診もついています。後者については躊躇する人も多いでしょうが,私は毎年受けることにしています。お肉をバクバクべますのでね。 昨年の11月半ば,渡された検査キットを使って,自宅にて便を採取しました。正確さを期すため2回行うのですが,2回目は,お尻を拭いたトイレットペーパーに血がついていました。排便の時に,肛門が切れるような感覚があり,おそらく痔だなと思いました。しかし便に血が混ざってしまった可能性が高く,これは陽性と出るな,と覚悟を決めました。 1か月経った12月半ば

  • 有休消化率の国際比較

    企業は,半年以上勤務した労働者に年次有給休暇を与えねばなりません(労基法第39条2項)。労基法は道交法と同じくらい守られないといいますが,さすがにこの規定は遵守されていることと思います。 しかし,与えられた休暇を使うかどうかは労働者の任意であり,わが国にあっては,有休の消化率が高くないことはよく知られています。政府も休暇取得に向けた取組をいろいろしてきましたが,埒が明かないので,有休の消化を企業に義務づけることも検討しているそうです。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141018-00000006-wordleaf-pol 私は上記の記事を見て,有休消化率の国際比較をしようとデータを探したところ,オンライン旅行会社のエクスぺディア社がこの手の調査を毎年実施していることを知りました。最新の2013年調査のデータでグラフをつくり,ツイッターで発信したとこ

    有休消化率の国際比較
    hmmm
    hmmm 2014/10/21
    正の相関がありそうに見える。
  • 博士課程修了生の不安定進路の比重

    昨日,2012年度の文科省『学校基調査』の確定値が公表されました。8月公表の速報値とは違って,仔細な集計も多く盛られています。 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001011528 集計の仕方も年々詳しくなってきているのですが,今年度より,卒業後進路の「就職」カテゴリーが,「正規就職」と「非正規就職」とに区分されていることが注目されます。雇用の非正規化が進んでいる現在,双方の数字を分けてカウントする必要がある,という認識からでしょう。 今年度より,高等教育機関の卒業後進路カテゴリーは,以下の8つとされています。 ①:進学 ②:正規就職 ③:非正規就職 ④:臨床研修医 ⑤:専修学校,外国の学校等入学 ⑥一時的な仕事(バイト) ⑦:左記以外の者(その他) ⑧:不詳・死亡 今年春の大学院博士課程修了生(満期退学含む)の場合,

    博士課程修了生の不安定進路の比重
  • 大学教員の職務時間の変化

    前期の授業が始まりました。非常勤先の大学で,知っている専任の先生に会うと,みなさん疲れた顔をしておられます。「(忙しくて)もうシャレになんねえよ・・・」。エレベータに同乗したある先生は,こんなことをつぶやいておられました。 私は非常勤講師ですが,専任の先生方は確かに大変そうだな,という印象を持ちます。そうした印象を検証できるデータをみつけましたので,今回はそれをご報告します。 用いるのは,文科省『大学等におけるフルタイム換算データに関する調査』の結果です。大学,短大,および大学附置研究所等の教員の年間職務時間が明らかにされています。調査対象の多くは4年制大学教員ですので,以下では単に大学教員ということにします。 http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa06/fulltime/1284874.htm 最新の2008年度調査によると,集計対象となった

    大学教員の職務時間の変化
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    hmmm 2013/04/17
  • 大学教員市場の開放係数

    NTT出版の"Webnttpub"において,竹内洋教授が「高学歴ワーキングプア:教養難民の系譜(1)」という論稿を書かれています。タイトルの通り,大学院博士課程を修了しても行き場のない高学歴WPについて触れられています。 http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/university/001.html 博士課程修了生の多くは大学教員を志望していますが,近年,供給が需要を大きく上回っていることはよく知られています。発生する空きポスト(需要)はごくわずか。その一方で,博士課程から送り出される修了生(供給)は激増。大学教員市場の崩壊です。 竹内教授は,市場の崩壊の程度を測る簡便な数値指標を考案されています。その名は「大学教員市場の開放係数」。上記の需要と供給を照らし合わせるものです。 具体的な算出式は,求人数(大学教員増加数)÷求職者数(前年度の博士課

    大学教員市場の開放係数
  • 専攻別にみた博士課程修了生の惨状

    前回は,2012年3月の大学院博士課程修了生について,無業者率と死亡・進路不明率を計算しました。文科省の『学校基調査』では,博士課程修了後の進路として,以下のカテゴリーが設けられています。 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/NewList.do?tid=000001011528 ①:進学 ②:正規就職 ③:非正規就職 ④:臨床研修医 ⑤:専修学校・外国の学校等入学 ⑥:一時的な仕事 ⑦:左記以外の者 ⑧:死亡・進路不明 無業者率とは,⑥~⑧の者が全体に占める比率です。要するに,定職に就けなかった者の比率です。死亡・進路不明率とは,⑧の比率のことをいいます。前回の記事で出した数字によると,人文科学系博士課程修了生の65.3%が無業者,19.0%が死亡・進路不明者という惨状です。 ところで,人文科学系は,文学,史学,そして哲学という専攻を内包しています。これ

    専攻別にみた博士課程修了生の惨状
  • 大学教員社会のジニ係数

    昨年の7月4日の記事では,大学教員の職名別(教授,准教授,講師,助教,非常勤講師)の月収データを使って,大学教員社会のジニ係数を試算してみました。データ・ソースは,2007年の文科省『学校教員統計調査』です。 ところで,資料の統計表をよくみると,何と何と,大学教員の月収分布(5万円刻み)が掲載されいるではありませんか。これを使えば,大学教員社会のジニ係数を,より精緻な形で算出することができます。文科省の『学校教員統計』は,当に「宝の山」です。 2010年の同資料によると,同年10月1日時点の大学の務教員数は172,728人です。下記サイトの表188から,この17万2千人の教員の月収額分布(5万円刻み)を知ることができます。 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?bid=000001038417&cycode=0 しかるに大学教育は,大学に

    大学教員社会のジニ係数
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