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ブックマーク / koiti-yano.hatenablog.com (11)

  • リフレが日本経済を復活させる - ハリ・セルダンになりたくて

    リフレ派の新しいが出ました。大好評販売中です! リフレが日経済を復活させる 作者: 岩田規久男,浜田宏一,原田泰出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2013/03/18メディア: 単行この商品を含むブログ (14件) を見る 岩田規久男・浜田宏一・原田泰編著 「リフレが日経済を復活させる:経済を動かす貨幣の力」、中央経済社、ページ数:291ページ、価格:1800円、発売日:3月18日 目次 序(岩田規久男・浜田宏一・原田泰) 第1章 デフレの即効薬は金融政策(浜田宏一) 第2章 金融政策はストック市場からどのように波及するのか(安達誠司) 第3章 貨幣がなぜ実質変数を動かすのか(矢野浩一) 第4章 資産市場はどのように実体経済を動かすのか(平野智裕・青柳潤) 第5章 貨幣と金利との関係はどうなっているのか(原田泰) 第6章 財政政策は有効か(飯田泰之) 第7章 金融政策運営の望

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  • 今年の8冊〜量子力学・統計学・マクロ経済学から〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    東日大震災を始め、辛く悲しい出来事が多い一年でした。仕事も忙しくあまりblogを更新することも出来ませんでしたが、年末ですから今年、記憶に残ったをいくつかご紹介したいと思います。 [量子力学この一冊] 矢野の大学時代からの友人である森田邦久氏の新著が「量子力学の哲学」です。量子力学というのは物理学の一分野で、たとえば「電子」などというミクロな*1物質の振る舞いを分析します。 電子などのミクロな物質には「粒子と波」の両方の性質が観測されるなど、ミクロな世界では我々の日常生活では少し理解しがたい現象が発生します。 そのため、それをどのように理解すればいいのか、が重要な問題になってくるわけです。「シュレディンガーの」と言われる話に端的に表される問題ですが、学問的には「量子力学の解釈問題」とか「量子力学の観測問題」などと呼ばれています。 大学時代に森田氏と矢野(ともう一人の友人F氏)は物理を

    今年の8冊〜量子力学・統計学・マクロ経済学から〜 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 伊藤秀史、(2009)、「ノーベル経済学賞の2氏 市場の枠超え、ガバナンスの仕組み解く」 - ハリ・セルダンになりたくて

    先日の「パパは何でも知っている」というエッセイで、「矢野は自分のことを専門バカだと思っている」というお話をさせていただきました。専門バカなので、「自分の勉強したことのない分野のことはできる限り話さない」ようにしているのですが、今日はその原則から少しばかり逸脱することにしたいと思います。 それは、現在発売中の雑誌「エコノミスト」に掲載されている伊藤秀史教授(一橋大学)の「ノーベル経済学賞の2氏 市場の枠超え、ガバナンスの仕組み解く」(週刊エコノミスト2009年11月24日号)という記事に感動したからです。 さて、矢野は今まで当blogではノーベル経済学賞についてほとんど話題にしたことがありません。というのはそもそも自分の専門が狭すぎるので、誰がノーベル経済学賞を受賞してもほとんどの場合知りませんし、毎年恒例の発表直前の「今年は誰が受賞するか」という話題にも・・・まあ、あまり興味を持ったことは

    伊藤秀史、(2009)、「ノーベル経済学賞の2氏 市場の枠超え、ガバナンスの仕組み解く」 - ハリ・セルダンになりたくて
    hmmm
    hmmm 2009/11/19
    あとで入手。
  • [マクロ経済学] インフレとデフレと景気に関するよくある質問集-2009-11-09 - ハリ・セルダンになりたくて

    [お知らせ] 「DSGEとベイズ統計学」解説論文査読者募集中! http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20091112/p1 [お詫び] 日の朝このエントリーを更新した時に冒頭に不適切な表現があり、皆様には不快な思いをさせてしまい大変に申し訳ございませんでした。robinsさん、yagenaさん適切なアドバイスをいただき当にありがとうございます。今後はこのようなことのないように社会人としての節度を守り、応用統計学者としての職務を全うする所存です。皆様今後ともよろしくお願いいたします。 [お断り] 当blogに書かれていることは矢野浩一個人の意見であり、矢野が属するいかなる団体とも関係ありません。 [はじめに] インフレとデフレと景気に関しては非常に社会的影響が大きいこともあり、世間の話題に上ることも少なくないのですが、それらに関するよくある質問集(FAQ)を

    [マクロ経済学] インフレとデフレと景気に関するよくある質問集-2009-11-09 - ハリ・セルダンになりたくて
    hmmm
    hmmm 2009/11/09
  • 政策分析に応用される新ケインズ派DSGEモデル - ハリ・セルダンになりたくて

    「リフレ政策の根拠は何か?」とよく聞かれるのですが、その根拠は「新ケインズ派動学的確率的一般均衡モデル(New Keynesian Dynamic Stochastic General Equilibrium Models、以下NK-DSGE)」だと矢野は理解しています。 というのはKrugman (1998), Svensson (2001), Eggertsson and Woodford (2003), Auerbach and Obstfeld (2005)など(他にも数多くの論文あり)のリフレ政策論文はすべてNK-DSGEを基礎理論として採用しているためです。 NK-DSGEは、新古典派の実物景気変動モデルにケインズから始まるケインズ経済学の知見を組み合わせたもので、現在のマクロ経済学の研究において非常に大きな位置を占めています。 NK-DSGEの有効性については、現実のマクロ経

    政策分析に応用される新ケインズ派DSGEモデル - ハリ・セルダンになりたくて
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    hmmm 2009/11/07
  • パパは何でも知っている〜「物知り博士」と「専門バカ」という二つの研究者像〜 - ハリ・セルダンになりたくて

    [「専門家なのに知らないの?バカじゃないの?」] 最近、ある場所で当にあった会話です。 ある人「矢野さんはベイズ統計学がご専門なんですよね?」 矢野「ベイズ統計学のある一分野で、モンテカルロフィルター(粒子フィルター)が専門ですが・・・」 ある人「ベイズ統計学のマルコフ連鎖モンテカルロ法で使われるDeviance Information Criterionっていいんですか?」 矢野「それは専門外なので・・・」 ある人「え?ベイズ統計学者なんでしょ!?」 矢野「・・・・」 それから数分ほど経ってから同じ人との会話 同じ人「次回は矢野さんにマルコフ連鎖モンテカルロ法のご講義をいただければ」 矢野「いや、それは専門外なので、ちょっと・・・」 同じ人「そんなこと言わずに、講義してくださいよ」 矢野「モンテカルロフィルター(粒子フィルター)との比較としてマルコフ連鎖モンテカルロ法を取り上げてある程

    パパは何でも知っている〜「物知り博士」と「専門バカ」という二つの研究者像〜 - ハリ・セルダンになりたくて
    hmmm
    hmmm 2009/10/21
  • Targeting rather than discretion (補足) - ハリ・セルダンになりたくて

    先日の"Targeting rather than discretion"について「理論的な基礎は何か」というご質問をいただいたので、少しだけ補足をさせていただきます(しかし、矢野のようなダメダメ三流研究者に聞くのは間違っていると思いますが・・・*1)。 「理論的基礎」といっても動学マクロ経済学ではよく知られた話だと思うので、教科書の該当箇所を列挙しますので、それをご参照ください。 少し前の教科書(2003年刊)だとWalsh, (2003), Monetary Theory and Policy, MIT PressのChapter 11, "Policy Analysis in New Keynesian Models"が「裁量的政策か、ルールによる政策か」についてそれぞれの比較をもとに議論されています。矢野の知識ははっきり言ってこの章で学んだことから一歩も出ていません。 Moneta

    Targeting rather than discretion (補足) - ハリ・セルダンになりたくて
  • Targeting rather than discretion - ハリ・セルダンになりたくて

    [お断り] 以下述べることはすべて矢野個人の意見であり、矢野が所属するいかなる組織・団体とも関係ありません。 [現在までの状況] (1) 政府から武藤敏郎氏を日銀総裁に、白川方明氏、伊藤隆敏氏を副総裁にする人事案が提示された (2) 武藤氏・伊藤氏に関しては参議院で否決されたため、白川氏が副総裁に就任することのみが決まった (3) 18日朝(午前7時現在)、新しい人事案は提示されていない←今ここ [Rules rather than discretion] ある国に、低地であるために「毎年、台風の時期になると川が氾濫して大きな被害が出る(時には人が死ぬなど人的被害もでる)」地域がある場合を考える。大きな堤防を川岸に築いて、川の氾濫を防ぐこともできるのだが、国の財政難に非常に困っている首相は、どうすべき考えた挙句、以下のように宣言することにした。 「この低地に住むことを禁じる。国は堤防を作っ

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  • ヤバい経済学(ASIN:4492313656)を読んで - ハリ・セルダンになりたくて

    ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313656/ [総評] とてもよいだと思います(内容は経済学というよりも応用統計学と呼ぶ方が適切かもしれません)。日常的な疑問が慎重なデータ分析によって意外な結論に至る過程を楽しむことができます。 すでに多くの方がレビューしておられて、そこでも非常に好評なので少しひねくれて批判してみたいと思います。 コメント:アメリカでは妊娠中絶合法化が犯罪を激減させたのか? [ドノヒュー・レヴィット説の要約] アメリカでは1973年に妊娠中絶が合法化された(それ以前は基的には違法)。それによって経済的に恵まれない女性(多くは貧しい未婚の未成年)の妊娠中絶が可能になった結果、経済的に恵まれない環境の青少年が(生まれる確率が)激減した。それらの青少年は犯罪に走ること

    ヤバい経済学(ASIN:4492313656)を読んで - ハリ・セルダンになりたくて
  • [マクロ経済学] 一家に1冊「ゼミナール経済政策入門」 - ハリ・セルダンになりたくて

    [思ったよりも長い要約] 岩田・飯田「ゼミナール経済政策入門」は3360円(税込み価格)で経済学の予備知識なしに経済政策全般について学べる非常にお得なである。 第1章で経済学の基礎を学び、市場への政府の介入などのミクロ経済政策を学び、その後で財政政策や金融政策などのマクロ経済政策を学び、最後に税や年金などの近年非常に世間の関心が高い所得配分政策を学ぶ。 説明は「経済学の原理」→「政策の記述/分析」→「現代日における課題」という流れで一貫しており、読者の理解に配慮されている。数式はほとんど登場せず、多くの場合、内容は言葉と図だけで説明されている。 また、現時点では解決していない問題に関しては「分からない」とはっきり記述してあり、著者らの研究者のとしての誠実さが現れている。 経済政策について興味があるが、まだ経済学を学んだことがない人にとっては良い入門となると考える。 [無駄に長い推薦文]

    [マクロ経済学] 一家に1冊「ゼミナール経済政策入門」 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 経済学関連blog一覧(4, Aug., 2005版) - ハリ・セルダンになりたくて

    (実名・匿名問わずABC/五十音順[以下、敬称略] 数が多いためなるべくコンパクトになるように編集) Bank.of.japan (石町日記) http://hongokucho.exblog.jp/ Becker and Posner (The Becker-Posner Blog) http://www.becker-posner-blog.com/ Bewaad (bewaad institute@kasumigaseki) http://bewaad.com/ H.A. (吉田町の憂) http://blog.livedoor.jp/sheep0713/ Hicksian (Irregular Economist) http://econ.cocolog-nifty.com/irregular_economist/ Levitt and Dubner (Freakonomic

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