京都弁護士会のイベントなどで英国のロックグループ「ローリングストーンズ」の曲を演奏する弁護士らのバンドがある。 リーダーは同会副会長の秋山健司弁護士(44)。司法試験の勉強中、ストーンズにはまり、受験に失敗すること11回。その経験から名付けたバンド名は「ザ・スッテンコローリングストーンズ」。秋山弁護士は「何度失敗しても挑戦する気持ちが大切。弁護士活動も粘り強く取り組みたい」と話す。 秋山弁護士は東京都杉並区出身。大学1年生のとき、プロレタリア文学を代表する作家で、拷問死した小林多喜二が題材の映画を見て「人権を守る仕事をしたい」と、弁護士を志した。 だが、司法試験では不合格が続いた。そんなとき、母親が録画していたストーンズのビデオを見て、エネルギッシュに歌う格好良さのとりこになった。受験中でも「ストーンズは別」と来日公演に出かけ、バンド活動に励んだ。試験は失敗が続いたが、くじけそうなときには