さて、『週間ダイアモンド』では、齋藤孝氏は「齋藤孝の仕事脳の鍛え方」という連載コラムももっているようです。「仕事脳」というネーミングはさすがにキャッチーだな、と思わせますが、今回は、「勝つか破産か モノポリーで知る 資本主義の本質」と題された、ゲーム「モノポリー」の分析です(p.57)。氏は、「モノポリー」が「相手から搾取し、たたきのめし、破産に追い込む」「快感」を持っていると言います。このゲームでは、勝った者は「一抹の罪悪感とたまらない優越感」を感じ、負けた者は「尋常ではない悔しさ」を感じる。「これほど熱くなるゲームは、ほかにあまり例がないだろう」という氏は、その後で、「モノポリー」に関する様々なデータを紹介してくれます。曰く、「モノポリー」は1935年アメリカ生まれ、今日までに世界80カ国で2億セットも売れている、云々、云々……。なるほど、興味深いですね。さて、その後、齋藤氏はこのゲー