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ブックマーク / www.hucc.hokudai.ac.jp/~j15275 (1)

  • 「潜在能力アプローチ」と環境問題

    「潜在能力アプローチ」と環境問題 はじめに いま世界をみると、「豊かな国」と「貧しい国」の経済的格差が広がる一方で、「豊かさ」を求める開発が世界的な規模の環境問題を引き起こしている(1)。そこで問われべきは、「豊かさ」と「貧しさ」とは何かである。「豊かな国」は真の意味で「豊か」になっているのか、「開発」によって求めているのは、真の「豊かさ」かが問題となる。生産された商品の価値で計る「豊かさ」が何ゆえに問題で、「豊かさ」は何で計られるべきか、「開発」との関係いかんという基的問題に行きつく。 そこで注目されるのは、社会的選択論から経済倫理学(2)、「飢餓の経済学的研究」(3)などで重要な問題提起を行ってきた、アマルテア・セン(インド出身の経済学者、現ハーヴァード大学教授、前アメリカ経済学会会長)の「潜在能力アプローチ」である。さきの問題に応えるべく、A.センは「潜在能力拡大」として「開発」を

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