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思想に関するhonehonerockのブックマーク (50)

  • ペドフィリア - Skinerrian's blog

    今年3月にBBCがジャニー喜多川による性加害を報道したが,ようやく日のマスコミでもこの件が大々的に取り上げられるようになった.大手企業もCMを打ち切りはじめているみたいだし,帝国の終焉も近いのだろうか. ところで,最近ヴェロニク・モティエ『14歳から考えたい セクシュアリティ』というを読んだのだが,このの5章に小児性愛についての興味深い記述がある.ここは個人的にかなり驚いた箇所なので,メモも兼ねて引用しておきたい. 他の性的少数者は別の組織を作りました。そのひとつで、おそらく意見が大きく分かれるだろうと思われるのが、1970年代からオランダ、アメリカ、イギリスなど数々の国で生まれた小児性愛者の利益団体です。 小児性愛者の運動はとくにオランダで盛んで、1972年に『性と子ども(Sex met kinderen)』がオランダ性改革協会(NVSH)という立派な組織の支援で出版されています。

    ペドフィリア - Skinerrian's blog
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    honehonerock 2023/09/14
    フーコーはなんか分からんでもないけど、錚々たるメンバーが署名したのか。知らなかった。
  • はるかかなた on Twitter: "「リベラルがなぜ嫌われるのか?」というテーマが盛り上がっているようですが、政治哲学の分野では50年ほど前に盛り上がったことがある話題なので、簡単にご案内します。リベラルの中の人の属人的な資質の問題ではなくて、あくまでリベラルが抱える理論的な問題だからです。(1/n)"

    はるかかなた on Twitter: "「リベラルがなぜ嫌われるのか?」というテーマが盛り上がっているようですが、政治哲学の分野では50年ほど前に盛り上がったことがある話題なので、簡単にご案内します。リベラルの中の人の属人的な資質の問題ではなくて、あくまでリベラルが抱える理論的な問題だからです。(1/n)"
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    honehonerock 2022/11/20
    無知のベール-キャンセルカルチャーのあたりでついていけなくなった。ぼくはリベラルが嫌われるという意味でのリベラルの意味があまりにも多様なのが興味深い。つまり、「嫌いなものをリベラルとしてる」ではないか
  • 世界変革の前夜は思ったより静か|深津 貴之 (fladdict)

    世界のルールが根的に変わってしまう… そういう展開は、マンガや映画ではよく起こる。それが現実でも起きそうだ。 あと数日(から数週間)で「トップレベルの画像生成AI」が、世界中にフリーで配布される。 イラスト、マンガはおろか3D CGや建築、動画、映像…果てはフェイクニュースからポルノまで…あらゆる創作に携わる全ての人を巻き込む、歴史的な転換点が訪れようとしている。 凄さ的には、悪魔の実がメルカリで買えるようになる。念能力トレーニング動画がYoutubeにアップされる。それぐらいヤバい。 メルカリで悪魔の実が買える世界では、誰もが能力者(一流とは限らない)になれる。そんな、漫画ゲームのラスボスが語るようなユートピアが、あと数日で現実になってしまうかもしれない。 Stable Diffusionで出力したドワーフの王様Stable Diffusionで出力したホビットのスタディ Stabl

    世界変革の前夜は思ったより静か|深津 貴之 (fladdict)
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    honehonerock 2022/08/22
    Googleの検索が汚染されたように、人はメタにAIに対応するので、数年で硬直化or変異し過ぎで「それなり」になってしまう気はする。写真の出現による絵画の変遷みたいなものは起こりそう。メタA I的なアート。
  • 大野左紀子 on Twitter: "外食の番号化を「人に優しい」という視点で捉える人が結構いて驚いた。自分のような旧世代からすると、ここで言われている「倫理観の変化」ももちろん、生に関することの効率化、機械化でグレーゾーンがなくなり資本の支配がより一層あからさまになってディストピア感が増しましたね‥‥感が強い。"

    大野左紀子 on Twitter: "外食の番号化を「人に優しい」という視点で捉える人が結構いて驚いた。自分のような旧世代からすると、ここで言われている「倫理観の変化」ももちろん、生に関することの効率化、機械化でグレーゾーンがなくなり資本の支配がより一層あからさまになってディストピア感が増しましたね‥‥感が強い。"
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    honehonerock 2022/07/07
    この程度の価値観の表明に、人格否定的なブコメが目立つのやばい。便利で快適なサイゼリア神を冒涜するものは、老害で、おばさんで、上から目線の人として扱っていいんだ!という、ある種のカルトみすら感じる。
  • 量子力学が投げかける究極の問い──「物質は実在しない」は本当か?(吉田 三知世)

    相対論とならぶ二大物理理論・量子力学は、世界の見方を根幹から変えたことで知られています。量子力学が提示した世界観・物質観に猛然と異を唱えたアインシュタインは、量子力学の創始者の一人・ボーアと激しい論戦を繰り広げました。 「果たして実在とは何か」──大いなる問いをめぐる熱い論争の100年を克明にたどった近刊『実在とは何か──量子力学に残された究極の問い』(筑摩書房)が話題となっています。 同書の翻訳を担当した吉田三知世さんに、その深い魅力を語っていただきました! 量子力学の解釈問題 20世紀の幕開けに萌芽(ほうが)した量子力学は、1925年に理論的に定式化され、はや100年になろうとしている。その応用は着々と進み、エレクトロニクスを生み出して、情報通信技術や医療その他の産業を成り立たせている。スマートフォンなど、日常生活で触れる機器をとおして暮らしにも浸透している。 ジャーナリストのブライア

    量子力学が投げかける究極の問い──「物質は実在しない」は本当か?(吉田 三知世)
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    honehonerock 2021/10/18
    純粋理性批判について言及しているブコメ、賛同する。現代的なコペンハーゲン解釈は、ざっくり、物自体については科学の領分ではない、と言っているように僕には聞こえる。堀田先生のツイートとか読むと特に。
  • 石倉優の仕事 - YU-ISHIKURA.COM

    Domain for History This domain name was built between 2020-09-18 and 2021-07-28 for a period of 2 year. The website title is [ 石倉優の仕事 Yu Ishikura's works ].This domain name was built between 2021-12-07 and 2022-05-26 for a period of 2 year. The website title is [ 石倉優の仕事 ].

  • 同意のないセックス>同意のない人生

    意識のない相手とセックスするのはダメ←わかる 意識のない相手の人生を開始させてもよい←? 出生、子供自身の意思がまったく介在してないじゃん ぜったいアウトじゃないですか? 人生はいいものかもしれない!とかそういう話じゃなくて、シンプルに、同意とらずに生んじゃいけないでしょ 子持ちの人、レイパーみたいな思想なんだろうなと俺は思ってんだけど、世の中をみてると、子持ちなのに「同意は大切」みたいなことを言ってる人が結構いて、混乱してしまう 「人生の開始」よりも影響のでかい行為ってそうそうない気がするんだけどな 泥酔してる間にセックスするとか、憔悴してる間に契約を結ばせるとか、そういう行為はダメだってわかるのに、なぜ一切意識のない相手に強制的に人生を開始させることは肯定できるのか? これがわからない 当にわからないので、教えてほしい ーーー 生まれた以上はやるしかない それはそうかもしれないが、そ

    同意のないセックス>同意のない人生
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    honehonerock 2021/05/31
    同意は全て事後にしか得られない。これはマジな。「あれは同意だった」と思って貰えるように生きるしかない。何故なら同意したと了解する主体は未来にしか存在しないから。観測行為が対象に影響を与えるのと似てる。
  • いわゆる「優生思想」がなんでダメなのかがわからない

    表題通りである。気でなぜダメなのかがさっぱりわからない。 よほどのことが無い限り、いわゆる自分の「上位互換」なんて掃いて捨てるほどいる。 もともと自分の「上位互換」として生まれた人がさらに努力をして成功するわけだから、「下位互換」の自分が努力しても絶対に勝てない。あほらしくて努力しようとかそういう気すら起きない。 そんな自分のような「誰かの下位互換」が生まれて来る必要はないんじゃないか、という考えが自分の中にずっと根付いている。 そもそもこの考えが「優生思想」といえるのかが少々怪しいのだが。 「天は3物以上を与えるのが普通」という言葉を聞いたことがある。さもないと「上位互換」なんていう発想が生まれない。 最低限3を与えられた人間が10人いても、50を与えられた人が1人いれば後者が勝つだろう。 歌って踊れる顔のいい名門大学卒業のアイドルに対してダンプカーに轢かれたような見た目・音痴・虚弱体

    いわゆる「優生思想」がなんでダメなのかがわからない
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    honehonerock 2021/03/17
    ①「何が優れているか」は未来を含めると根源的に不明②「劣っている者は不要?」→優は劣無しには存在し得ない。比較優位や地位財をググってみよう ③己の劣等感と社会の運営思想は無関係→己の方を見直してみよう
  • 年収、完全に入社した業界と会社で決まるので、ちょっと本人の努力や実力かと言われるとかなり疑問なんだよな

    いい話 @goodstoriez 年収、完全に入社した業界と会社で決まるので、ちょっと人の努力や実力かと言われるとかなり疑問なんだよな 2021-02-22 09:02:07

    年収、完全に入社した業界と会社で決まるので、ちょっと本人の努力や実力かと言われるとかなり疑問なんだよな
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    honehonerock 2021/02/23
    敷衍すると「ユーラシア大陸に生まれたから欧米・中国が強い世界になっている」といえる(銃病原菌鉄の仮説)。有力企業は特定地域にあるため年収は今でも住む地域に依存する。石油王も我々も畢竟同じ構造で生まれる
  • 砂をかけにいく――コロナ禍にあって「生存することにしか価値を置かない社会」を生きるとは

    少し前に、國分功一郎氏がBS1スペシャル「コロナ新時代への提言~変容する人間・社会・倫理~」に出演し、アガンベンなどをひいて、「生存することにしか価値を置かない社会を生きるとはどういうことか」という問題提起をされていた。コロナ禍にあって、死者を弔うこともできず、病者を見舞うこともできない社会に対し疑義を唱えたアガンベンは多くの批判を浴びて「炎上」したそうである。現下の状況下では不思議ではない。 また、3月の半ばには東浩紀氏が以下のようにtweetしている。 「命より大事なものがある」というのは危険なイデオロギーなんでやばいというのが20世紀の哲学の基的な論調だったんだけど、21世紀の哲学は「命より大事なものはない」というイデオロギーも同じくらいヤバイぞというのを言語化してかないといけないんじゃないかな。最近そんなことを考えてます。 — 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma)

    砂をかけにいく――コロナ禍にあって「生存することにしか価値を置かない社会」を生きるとは
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    honehonerock 2020/07/19
    ここで砂をかけに行く逸話がさらっと出てくるのすごい!
  • 東浩紀さん「西浦氏のような発想は原理的に優生思想と変わりません。リベラルは批判し抵抗すべきです。」

    まとめ 東浩紀氏「どうやって米欧は医療崩壊を乗り越えたか、あるいは共存しているかを学び、政策に活かすべきではないでしょうか」 東浩紀氏のコロナ、緊急事態宣言、医療崩壊の主張とそれに対する医療関係者等の反応 35887 pv 95 9 users 12

    東浩紀さん「西浦氏のような発想は原理的に優生思想と変わりません。リベラルは批判し抵抗すべきです。」
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    honehonerock 2020/07/18
    確かに、西浦氏の意見はナチの「合理性」に基づく失敗を踏まえてないように聞こえる。批判は仕方ない。ウイルス死を防ぐために、その他の資源や自由を蕩尽しても良いみたいな風潮って「健康のためなら死ねる」だし。
  • 子供を性的にみる内心の自由はない

    ブコメたちが内心の自由を持ち出してフェミニストに激昂しているが、それはいかにも筋が悪い。憲法19条で保障されている内心の自由は、国家が内心に干渉することを禁じる規定で、私人間では適用されない(三菱樹脂事件最高裁判決)。店に張り出された「犬とロリコン立ち入るべからず」は合憲だし、児童性愛を内心の自由で正当化することはできない。 法規制が入ってくるとまずいけど、それこそ憲法19条に反している。憲法改正しないと法規制作れないし、そもそも現代民主主義国家で内心の自由を保障していない国はないので、児童性愛者向けの法規制は現実的に考慮すべきリスクではない。 そもそも、現代日で思想改造とか予防拘禁とか言っている人は、何らかの強烈な個人的体験から強い信念を持っている人が多い。 幼少時に性的虐待を受けた人は一般の男性が考えるよりずっと多い。児童相談所が対応した件数だけで1700件。報告されてない被害件数を

    子供を性的にみる内心の自由はない
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    honehonerock 2020/06/09
    「内心の自由は無い」は事実上、何も言ってないに等しい。そのように主張されるならば、児童を守るために、児童性愛者を殺すなりロボトミー受けさせるなり拘束するなり薬物で性欲を奪うなりせよ、と言うべき。
  • 中野剛志さんに「MMTっておかしくないですか?」と聞いてみた

    1971年、神奈川県生まれ。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。2001年に同大学院より優等修士号、05年に博士号を取得。2003年、論文 'Theorising Economic Nationalism'(Nations & Nationalism)でNations & Nationalism Essay Prizeを受賞。主な著書に山七平賞奨励賞を受賞した『日思想史新論』(ちくま新書)、『TPP亡国論』(集英社新書)、『富国と強兵』(東洋経済新報社)、『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』(KKベストセラーズ)など。 中野剛志さんに「MMTっておかしくないですか?」と聞いてみた 「財政健全化しなければ

    中野剛志さんに「MMTっておかしくないですか?」と聞いてみた
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    honehonerock 2020/04/20
    MMT、ちゃんと知らなかったので読んだ。本も読みたい。
  • 東浩紀「緊急事態に人間を家畜のように監視する生権力が各国でまかり通っている」 | AERA dot. (アエラドット)

    東浩紀(あずま・ひろき)/1971年、東京都生まれ。批評家・作家。株式会社ゲンロン代表。東京大学大学院博士課程修了。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。93年に批評家としてデビュー、東京工業大学特任教授、早稲田大学教授など歴任のうえ現職。著書に『動物化するポストモダン』『一般意志2・0』『観光客の哲学』など多数 ※写真はイメージ(gettyimages) 批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 *  *  * 生権力(せいけんりょく)という言葉がある。フランスの哲学者フーコーの概念で、人間を家畜のように捉える権力を意味する。たとえば税制を変えれば出生率も変わるが、そのようにして集団を「管理」するのが生権力である。 生権力の働きは、非人称で政治的に中立なふりをしてくるので抵抗が難しい。だからこそ警戒が必要だとい

    東浩紀「緊急事態に人間を家畜のように監視する生権力が各国でまかり通っている」 | AERA dot. (アエラドット)
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    honehonerock 2020/04/19
    昔、エコノミスト誌は自由のためならある程度人が死ぬのも仕方ないと書いた。それはリベラリストやリバタリアンなら当然するべき主張ではある。今、それを言える人がどれくらいいる?流行病に愚行権はある?
  • 確率とともに生きる – sociologbook

    新型コロナウィルス、というものが流行っていて、この春はすべてのイベントが中止や延期になり、公的な施設には閉鎖されるところもでてきて、学校も全国で一斉に休校にするかどうかという話があり、そのわりには朝の満員電車はあいかわらずで、それからやっぱりデマもとびかっている。 ドラッグストアやコンビニの店頭からマスクが消え去り、さらにトイレットペーパーがマスクと同じ材料で、もう中国から入ってこなくなるので売り切れるだろうというデマがひろがって、トイレットペーパーも店頭からなくなった。コストコに長蛇の列ができたとか、対応していたドラッグストアの店長がになったとか、そういう記事をたくさん読んだ。 いったい誰がどういう意図で流すのか知らないけど、30度ぐらいのぬるま湯を飲むと熱に弱いコロナが死ぬ、というデマもかなり広がって、さすがにこれは笑った。体温より低いやん。 まあ、しかし笑えない。若年者の致死率は低

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    honehonerock 2020/03/04
    岸先生、不妊治療されてたのか。統計は「人事を尽くして天命を待つ」の人事と天命をいわば混ぜる記述をする。果てしない科学の発展が人事の領域を限りなく広げてきた結果、人はいつまでも天命を待つモードに至れない
  • 〈国民感情〉を理由に「表現の不自由展」が批判される日本の危うさ(明戸 隆浩) @gendai_biz

    海外作家たちからの抗議が噴出 あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」の展示が中止となって、2週間ほどが過ぎた。 この間、参加作家72組による声明発表(8月6日)、韓国2作家の展示取り下げ(同日)、脅迫FAX犯の逮捕(8月9日)、「表現の不自由展・その後」実行委員会による展示再開申し入れ(8月13日)、展示中止に抗議する海外9作家が展示の一時取り下げを要求(8月14日)、脅迫メール770通について被害届提出(同日)、「あいちトリエンナーレのあり方検証委員会」第1回の開催(8月16日)などの動きがあった。 この中でもっとも重要なものを一つ上げるとすれば、やはり14日の海外9作家による展示一時取り下げ要求だろう。これは「表現の不自由展・その後」中止に抗議し、それが再開されるまでの展示取り下げを求めたものだ。 この要求が記された公開書簡は、6日の時点ですでに展示を取り下げていたイム・ミヌク

    〈国民感情〉を理由に「表現の不自由展」が批判される日本の危うさ(明戸 隆浩) @gendai_biz
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    honehonerock 2019/08/21
    色々ある津田悪い論だが「あの程度の展示に火病する日本国民の土人性を前提としてキュレーションすべきだ」と暗に言ってるものが多く笑える。ネトウヨ/ネトフェミ、日本/韓国は合わせ鏡。「あいつらだってやってる」
  • 上野千鶴子さんにジジェクのことを質問してみたこと、あるいは性被害を語るときの問題(読書日録より) - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)

    某月某日 呉智英『知の収穫』に収録されている「読書日録」のなかに、石光真清『城下の人』について述べた次のようなくだりがあった。 「このには、著者の年齢を始めいくつかの不自然な点が散見する。だが、このことは証言につきものの錯誤や主観性の表れであり、かえって興味深い」 これで思い出したのが、ジジェクがレイプ被害者の証言について『暴力 六つの斜めからの省察』で次のように書いていたことだ。 暴行された女性の報告(あるいは、なんであれトラウマをめぐる語り)を誠実なものにするのは、事実を知るうえでの頼りなさ、報告にみられる混乱、矛盾である。もし犠牲者が自分の痛ましい屈辱的な経験について、証拠を矛盾なくつなぎ合わせ、明晰に報告できたとしたら、われわれはこうした特質自体によって、語られた真実そのものを疑わざるをえなくなるだろう。 (中略) その不完全さは、報告された内容が報告の様態を「汚染した」ことを示

    上野千鶴子さんにジジェクのことを質問してみたこと、あるいは性被害を語るときの問題(読書日録より) - やすだ 😺びょうたろうのブログ(仮)
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    honehonerock 2019/06/20
    ブクマしようとして忘れてた。いいこと言ってると思う。上野先生は統計の話とかしない方が良いんだよなー。
  • 誰も話したことのないことば – Skenographia

    言語論からはじめよう。ひとつのメッセージは、その背後に潜在的な要素を引き連れていてはじめてことばとして機能する。それは示差的なシニフィアンの体系であって、あるシニフィアンはほかのシニフィアンとの差異によってみずからの意味を担うことができている。「わたしは学校へ行く」という文は、「彼は学校へ行く」という文と等価な構造を持っていることが前提されたうえで理解される。「彼は郵便局へ行く」「彼は郵便局へ走る」、無限に近い連鎖がある。パロールを構成する要素は一定の法則に従い交換が可能なのであり、潜在的にほかでもありうるものとして、この文が伝達される。また、ラングとパロールは、相互に影響を与え合う動的関係にある。話者によってルールに則って記述されたメッセージが、聴者によってデコードされ理解される、という事態は、自然言語のごく限られた局面にすぎない。ラングは、文法書や辞書に記載された機械的な法則や一覧表で

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    honehonerock 2019/01/04
    パロール/ラング/ランガージュをググったら後はすんなり読めた。芸術の見方としてめっちゃ分かりがある。
  • 12/29 落合陽一のnews picsでの発言の抜き出しを好意的に解釈してみる - glamorousdammy

    ken-horimoto.com この記事が面白かったのだが、解釈できないことはないな〜と思ったので、個人的に好意的な解釈を試みたいと思う。 高校時代に現代文が得意だった人間はこういう行為が好きだ。 ちなみに落合陽一は大学院の先輩であるが、を読んだことはない。多分これからも読まないと思う。 あ、ちなみに動画も見ていません。登録すると解約忘れが怖いので。 「人間とは、手段であり目的ではない」ってよく言うんだよね。 社会のための手段が人間であって、人間は目的じゃないので…… ソサイエティっていうか、エコシステム……社会ってエコシステムだと思うんですよ。 エコシステム……を成立させるための人間なので。 だから、人間を重要視……重要視というか、人間を目的にした社会は破綻するんですよ。 で、人間が手段であるっていうところから考え直すと……つまり、人間の定義の問題から始まるっていうところかな……。

    12/29 落合陽一のnews picsでの発言の抜き出しを好意的に解釈してみる - glamorousdammy
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    honehonerock 2018/12/30
    言語化できないのか、めんどくさい(コストかかる)から手を抜いているのか、この手の話が好きな人は分かると思う。当回は明らかに後者なのでは。落合氏はああいうキャラなんだから、宇野氏がもうちょっと何とかしては
  • (反)現象学的還元 – Skenographia

    まずは、われわれの素朴なものの見方を図にしてみよう。 意味や意識の基底には物理的現実がある。わたしの手になじむハンマー、というものが存在するとして、これを私の所有物と認識し手になじむと感じるのは意識だ。これがハンマーと呼ばれ釘を打つ道具であるのは、人間の言語や社会における意味づけによる。それらを剥ぎ取って基底的なものへと還元すれば、すべては物質だ。木材と金属から構成された道具。原子、電子、原子核、云々。私の意識ももちろん、それらから構成された身体、細胞、脳のうちに生じる。 哲学者なら、たとえばフッサールならば、どう考えるだろうか。彼が提唱したのは、現象学的還元という手法、つまりすべての判断をいったん停止すること(エポケー)、それにより純粋な意識の機能を取り出すこと。 ここで基底的なものとみなされるのは、意識の作用だ。それはある種の志向性をもって意味ある世界を構成する。そこに木が立っている、

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    honehonerock 2018/10/02
    めっちゃ圧縮されてて硬質な解説きた!いきなりモノがバンっ!て入って来るのって、ちょっと悟りっぽい感じがする。