◆「15年前は廃止の危機」 川崎競馬の好調な売り上げに伴い県川崎競馬組合から県への収益配分金が厳しい県財政の支援につながったとして、黒岩祐治知事は29日、川崎競馬の関係者に感謝状を贈った。 県によると、川崎競馬はインターネット販売の増加で2020年度の売り上げ見込みが約900億円(前年度比約160億円増)となり、県への収益配分金は20~21年度で計46億円増加する見込みという。 贈呈式には県騎手会の今野忠成会長らが出席。同組合の鈴木基義副管理者は「15年前は累積赤字で廃止の危機にひんしていた。コロナ禍でファンが増えたこともあるが、全ての関係者の努力が報われた」とあいさつし、知事は「大変ありがたい。県立高校の建て替えなど重要な施策に使わせていただく」と述べた。