台湾の国防部(国防省に相当)は31日、立法院(国会)に送付した中国の軍事力に関する2023年版の年次報告書で、中国共産党の習近平総書記(国家主席)が「第3期の任期内に台湾問題を解決する過程を進める可能性がある」として、中国が習氏の総書記3期目任期末の2027年までに台湾への武力侵攻に踏み切る可能性に警戒感を示した。台湾の国防部が中国軍の能力にとどまらず、侵攻時期の判断に踏み込むのは異例。(田中靖人) 産経新聞が非公開の報告書を入手した。報告書は、習氏が昨年10月の党大会と今年3月の全国人民代表大会を経て「権力をさらに集中させた」結果、「個人の意思が政策決定の指標となった」と台湾侵攻が習氏の独断で決定され得ると指摘。習氏が全人代で「祖国統一の過程を確固として推進する」と述べたことにも注目した。軍の最高指導機関である中央軍事委員会の人事からも「対台湾作戦の準備強化が明白に見て取れる」とした。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(2023年6月16日撮影)。(c)Alain JOCARD / AFP 【8月31日 AFP】米ニューヨーク連邦地検などは、電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)がイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)のための「ガラスの家」建設プロジェクトに不正に会社資金を使った可能性があるとして、捜査に着手した。30日付のウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。 プロジェクトは、テキサス州オースティン(Austin)の同社本社の敷地内に広大なガラスの建物を建設するというもの。 WSJはこれより先に、テスラの従業員がプロジェクトをめぐり取締役会に苦情を申し立てたと報道。内部調査が行われているとも伝えていた。 この日の報道によると、連邦地検のほか、証券取引委員会(SEC)も捜査に乗り出した。捜査は初期段階で、訴追につながるかは不明
南シナ海上空を飛行する米海軍のF/A18スーパーホーネット戦闘機(左と右)と、マレーシア空軍のスホイ30MKMフランカー戦闘機。米海軍提供(2015年5月10日提供)。(c)AFP PHOTO / HANDOUT / US NAVY / LT. JONATHAN PFAFF 【8月31日 AFP】中国が南シナ海(South China Sea)のマレーシア沖の水域を自国領だと主張する最新官製地図を公表したことを受け、マレーシアは30日、抗議を表明した。 中国は南シナ海について、ほぼ全域を自国領だと主張している。今週公表された「2023年版標準地図」では、ボルネオ島(Borneo Island、カリマンタン島)のマレーシア・サバ(Sabah)、サワラク(Sarawak)両州沿岸の排他的経済水域(EEZ)と重なる水域が、一方的な主張に基づき中国領とされている。 マレーシア外務省は当該水域につい
百度が公開した対話型AI「文心一言」で、台湾をめぐる紛争の可能性について質問した際に表示された「別の質問を入力してください」のメッセージ。中国・北京で(2023年8月31日撮影)。(c)GREG BAKER / AFP 【8月31日 AFP】中国のインターネット検索大手百度(バイドゥ、Baidu)は31日、対話型AI「文心一言(ERNIE Bot)」を一般公開した。 中国で使用が禁止されているオープンAI(OpenAI)の「チャットGPT(ChatGPT)」の中国版と言えるものだ。 AFPが文心一言を試験的に使ってみたところ、厳しく検閲されており、天安門(Tiananmen)事件などタブーとされる質問に対しては、政府公認の回答が返ってくることが分かった。回答を拒否することもあった。 中国政府の機微に触れる話題に対する文心一言の回答を紹介する。 ■台湾 中国政府は台湾は自国の一部だと主張して
2028年に丸の内に竣工予定の東京海上グループの新しい本店ビル「東京海上ビルディング」に注目が集まっています。 2021年、世界的建築家レンゾ・ピアノ氏が率いる設計事務所、Renzo Piano Building Workshop(RPBW)が、株式会社三菱地所設計と共に「東京海上ビルディング」プロジェクトのデザインを担当することが発表となりました。 レンゾ・ピアノ氏は、前衛的である一方で、建物の内を外の境界線を取り去り、その場所の風土との調和を重んじるデザインや設計で、世界中から引く手あまたの人気建築家です。「ポンピドー・センター」、「IBMトラベリング・パビリオン」、 「チバウ文化センター」ほか、日本国内では「銀座メゾンエルメス」「関西国際空港旅客ターミナルビル」などを手がけています。 東京・丸の内1丁目(新丸ビルの皇居寄り)にあった1974年(昭和49年)竣工の東京海上日動ビルディン
(CNN) フィリピン政府は31日までに、領有権論争が続く南シナ海スプラトリー(南沙)諸島のセカンド・トーマス礁に座礁させ前線の拠点としている船舶に、中国船の妨害行為を受けながらも補給物質を引き渡すことに成功したと発表した。 フィリピン西部海域の施政を担当する対策機関が声明で述べた。同礁はフィリピンの排他的経済水域内に位置する。一方、中国も仁愛礁と呼んで自国領と唱えている。 同機関は、中国側は「海警局や海上民兵の船を動員し、物資補給の遂行の阻止を図った」と説明した。フィリピン、米国や西側の海上安全保障問題の専門家らによると、海上民兵は数百隻規模の船を擁し、公式には否認できる非公式な部隊の存在を装いながら、中国による南シナ海などでの領有権を正当化させる行動に使われている。 比沿岸警備隊が今月22日に公開した動画には、補給物資を積む船舶の至近距離に中国船舶2隻がおり、座礁させた船への接近を阻止
8月30日、フィリピン最北部に位置するバタネス州バタン諸島で、米軍が商業港開発支援を巡って地元政府と話し合いを進めている。写真はケソン市のフィリピン軍本部で、毎年恒例のフィリピン・米合同軍事演習に臨む両国軍関係者ら。4月11日撮影(2023年 ロイター/Eloisa Lopez) [マニラ 30日 ロイター] - フィリピン最北部に位置するバタネス州バタン諸島で、米軍が商業港開発支援を巡って地元政府と話し合いを進めている。同州知事や複数のフィリピン政府高官がロイターに明かした。
8月31日、パナソニック ホールディングスは、次世代の太陽電池として期待されるペロブスカイト型太陽電池の実証実験を開始したと発表した。写真は2017年2月、都内で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon) [東京 31日 ロイター] - パナソニック ホールディングス(6752.T), opens new tabは31日、次世代の太陽電池として期待されるペロブスカイト型太陽電池の実証実験を開始したと発表した。神奈川県のモデルハウスにバルコニーと一体となった半透明型のペロブスカイト太陽電池を設置する。建物の屋根だけでなく壁やガラスへも設置を広げ、太陽電池の普及を目指す。 メガソーラーなどに利用されるシリコン太陽電池は、パネルの設置にスペースが必要となるため、設置場所の制約が課題となっていた。ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトと呼ぶ結晶構造の材料を用い、柔軟性や加工性が高
閉店時間を迎え、シャッターが下ろされる西武池袋本店。そごう・西武労働組合によるストライキで、31日は「全館臨時閉館」する=30日午後、東京都豊島区(松井英幸撮影) セブン&アイ・ホールディングスは30日、傘下の百貨店、そごう・西武の売却を31日の取締役会で決議する方針を固めた。9月1日に2000億円超で米ファンドへ売る。売却計画に反発し、ストライキを通告しているそごう・西武の労働組合は、8月31日にストを実施すると決めた。経営側はスト対象の西武池袋本店(東京都豊島区)を31日、終日臨時休館する。 産業別労組「UAゼンセン」によると、大手百貨店でのストは1962年以来61年ぶり。労組は売却を強行しないことをスト回避の条件としてきたが、交渉は不調に終わった。労使が対立する中の事業売却は異例だ。 そごう・西武労働組合によるストライキで31日に西武池袋本店が「全館臨時閉館」することを知らせる張り紙
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