ロシア人が民間人の勾留や拷問に使用したと考えられている拘置所の独房=2022年11月、ウクライナ・ヘルソン州/Chris McGrath/Getty Images (CNN) ウクライナのコスチン検事総長は10日までに、ロシア軍の捕虜となったウクライナ軍兵士の約9割が拷問、レイプ、性的暴行の脅しや他の非人道的な処遇の被害を受けていたとする最新の推計を明らかにした。 拷問などに関する国連特別報告者との会談で述べた。ロシア軍の占領から解放した全ての地域でこうした被害の証拠を見つけたと主張した。 「南部ヘルソン州だけで11の拷問用の部屋を発見した」と指摘。北東部ハルキウ州では約100件の拷問事件への捜査に踏み切ったとし、700人以上の被害者も特定したという。 検事総長は、様々な形態の拷問に関与した156人の容疑者を割り出したとし、このうちの114人を訴追したと述べた。容疑者にはロシア軍兵士や占領
(CNN) ウクライナのスビリデンコ経済相は10日までに、アドリア海に面するクロアチアの港湾を通じてウクライナ産穀物の輸出が既に始まったことを明らかにした。 ルーマニアの首都ブカレストで開かれた「三海域イニシアチブ」の首脳会合に出席した際に述べた。同経済相は、ロシア軍は黒海沿岸にある穀物関連施設へのミサイル攻撃を続け、結果的に輸出能力が大幅にそがれていると指摘。 「国産の穀物はクロアチアの港から既に輸出されている。この機会を与えられたことに感謝する。この交易路は最適となっている」などと述べた。ただ、これまで輸出された量には具体的には触れなかった。 ロシアは今年7月、国連やトルコが仲介となってまとめた黒海やトルコのボスポラス海峡を経由してウクライナ産穀物を海外市場へ輸出する協定から離脱。ウクライナはこれ以降、代替の海上輸送路の確保を模索してきた。 ロシアはその後、ウクライナの穀物輸出を阻止す
イタリアの観光都市ベネチアが日帰りの観光客に対して5ユーロの「入場料」を徴収する方針を明らかにした/Stefano Mazzola/Getty Images (CNN) イタリアの世界的な観光都市ベネチアのルイジ・ブルニャーロ市長は、日帰り客に対し来年春から5ユーロ(約790円)の入場料を請求する方針をSNS上でこのほど明らかにした。 「オーバーツーリズム」対策の一環で、30日間に限った試験的な導入となる。ただ、特定の月間で毎日適用するわけではない。年間を通じて、観光客らが多くなるとみられる祭日と重なる週末やカーニバルの最も混雑する時期の日などを選んで、徴収することを想定している。 世界の都市で訪れる日帰り客に入場料を要望するのは初めての事例となる。 ベネチア市議会は声明で「狙いは一部の期間での日帰り観光を少なくさせること」と説明。市議会で近くまとめる決議の中で入場料の支払いが必要な日を定
チャンピオンシップの天王山、2023年も終盤2戦に向け日本上陸を果たしたWEC世界耐久選手権第6戦『6 HOURS OF FUJI 2023』の決勝が富士スピードウェイで開催され、前半戦でポルシェに支配されたレースの主導権を奪い返したTOYOTA GAZOO Racingが地元戦でワン・ツー・フィニッシュを達成。ポール発進を決めた7号車GR010ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)が、最後は可夢偉のドライブでトップチェッカーを受け、今季4勝目を飾る結果に。 総合2位に8号車(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組)、同3位に6号車ポルシェ963(ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ)が並ぶ表彰台となった。
国鉄が半世紀以上前に導入したディーゼル機関車「DE10形」。寝台特急やイベント列車、お召列車やクルーズトレインまでも牽引しました。万能機の姿に迫ります。 蒸気機関車を置き換えていった 東武鉄道が運行する「SL大樹」の客車が2023年9月23日(土・祝)、「DL大樹」として初めて野岩鉄道・会津鉄道に乗り入れ、福島県の会津若松駅まで特別運行されます。この記念すべき列車を牽引するのが、DE10形ディーゼル機関車です。同形式はこれまで寝台特急やイベント列車、お召列車やクルーズトレインまでも牽引してきました。 とはいえ、もともとは半世紀前、ローカル線の貨物列車牽引や機関区の入れ替え用途で開発されたものです。なぜここまで長く、しかも“大出世”を遂げたのでしょうか。 拡大画像 わたらせ渓谷鐡道の「トロッコわたらせ渓谷」を牽引するDE10形ディーゼル機関車(安藤昌季撮影)。 国鉄は1960年代に、蒸気機関
モスクワ中心部に掲示された軍と契約を結ぶよう呼び掛けるポスター/Natalia Kolesnikova/AFP/Getty Images (CNN) 西側政府の当局者は9日まで、ウクライナでの戦争に触れ、ロシアは征服を狙った初期のもくろみに失敗しており、敗北を喫した状態に既にあるとの見方を示した。 記者団への背景説明で述べた。前線におけるウクライナ側の戦果は、ロシアの侵略にあらがう全般的な成功を読み解く目安とはなり得ないとも主張した。 ウクライナ側が約2カ月前に着手した反転攻勢は、ロシア軍側の十分な防御態勢もあり、段階的にしか進展していない状況にある。初期の見立てより遅々としているが、ロシアは既に支配地をめぐる戦いで負けていると指摘した。 制圧地域をめぐる戦いは非常に長引くだろうとしながらも、戦況の分析あるいは侵攻でロシアが見据えていた目標の達成の有無などに基づくのなら、「ロシアは(既に)
中国の習近平共産党総書記(国家主席)がインド・ニューデリーで9~10日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)を同氏として初めて欠席する。 無理もない。8月10日にバイデン米大統領から、中国経済について「爆発するのを待っている時限爆弾」とズバリ言われた。不動産バブル崩壊は止まらず、金融不安も募るのに、情報隠し以外の対策を打てない状況だ。「時限爆弾」の規模は不動産デベロッパー発行の債券だけでも500兆円規模とみられている。各国首脳に聞かれたら返答に窮するだろう。 習氏膝元の北京では、信託商品の支払い不能の投資ファンド大手、中植企業集団とその傘下の中融国際信託のオフィスビルには投資家の主婦や零細企業経営者などが連日のように、押しかける。習政権の対応はもっぱら新聞やテレビに対する徹底的な報道管制と公安警察による投資家抗議グループへの執拗な監視や拘束である。公安は投資家全員に個人情報
JR東日本千葉支社は10日、台風13号の影響で運転を見合わせている外房線の誉田-安房鴨川間で点検を行ったところ、土気-大網間の被害程度が大きく、運転再開まで相当な時間を要することが判明したと発表した。 大網-安房鴨川間は11日始発から運転再開の見通しだが、誉田-大網間の運転再開は14日以降になる見通しという。特急「わかしお」と「新宿わかしお」は全列車が運休となる。 JR東によると、千葉-誉田間は30分に1本程度、大網-上総一ノ宮間は30分から1時間に1本程度、上総一ノ宮-安房鴨川間は1時間に1本程度の運転。誉田-大網間は午前6時~午後9時に代行バスを運転する。道路状況により大幅に時間がかかることが見込まれるとしており、総武線・東金線経由の迂回(うかい)乗車を呼び掛けている。
英ロンドンのウェストミンスター寺院前を歩く警察官(2023年9月4日撮影、資料写真)。(c)Adrian DENNIS / AFP 【9月10日 AFP】英ロンドン市警察は9日、中国に機密情報を提供したとして20歳代の男を逮捕したことを明らかにした。サンデー・タイムズによると、男は議会の調査担当職員だった。 市警は「1911年公務秘密法第1条に違反した疑いで、3月13日に2人の男を逮捕した」と発表。30歳代の男がオックスフォードシャー州で、20歳代の男がエジンバラで逮捕されたとしている。3月の逮捕後、2人は保釈されていた。 サンデー・タイムズによれば、20歳代の男は英国人で、中国など対外政策担当の調査員として議会に勤務する傍ら、保守党のトム・トゥゲンハート(Tom Tugendhat)安全保障担当閣外相とアリシア・カーンズ(Alicia Kearns)下院外交委員長に接触していた。男は以前
「BA.2.86系統」という変異株が検出される国が増えてきており、日本国内でも2023年9月7日に初症例が報告されました。 この新しい変異株「BA.2.86系統」はどういった特徴があり、どのようなことが懸念されるのでしょうか? すでに世界14カ国で100例以上が報告されているBA.2.86系統が検出されている国(GISAIDより) 「BA.2.86系統」は、「BA.2」という2022年に流行したオミクロン株から派生したものです。 現在、世界中で主流になっているのはXBB系統と呼ばれる組替え体から派生したものですので、それとは異なる変異株ということになります(いずれも同じオミクロン株系統ではあります)。 2023年9月9日までに14カ国(イスラエル、デンマーク、アメリカ、イギリス、南アフリカ、ポルトガル、スウェーデン、カナダ、フランス、スペイン、オーストラリア、韓国、日本、タイ)で100例以
閉鎖されるまで1000隻以上の船を建造・修理した浦賀のレンガドック。長さ約180メートル、幅約25メートル、深さ約10メートルとその巨大さに驚く =神奈川県横須賀市(鴨川一也撮影) 海沿いにぽっかりと開いた大きな穴。下から上まで、小さなレンガが無数に積み重なっている。 神奈川県横須賀市にある造船所跡、通称「浦賀ドック」。レンガ造りのドライドックは世界に4カ所しか存在しないとされており、そのままの形で残っているのは国内にはここだけだ。 海から深く入り江が切り込む浦賀は天然の良港で、古くから海上交通の要衝として栄えた。嘉永6(1853)年、沖合に米国のペリー艦隊が来航すると、近代的な船舶建造の機運が高まり造船業が盛んになった。 山を切り出して建造中のドック =明治30年から32年ごろ(横須賀市自然・人文博物館提供)そんな浦賀にドックができたのは明治32(1899)年。財閥主導の開発が盛んな時流
追跡用のタグを付けられ、海に放たれたホホジロザメのジキル。ジキルは別のホホジロザメと一緒に何千キロメートルも旅しており、科学者たちはその理由を知りたがっている。(PHOTOGRAPH BY OCEARCH/CHRIS ROSS) ホホジロザメがボートに向かってゆっくりと泳ぎ、専用の油圧リフトに乗る。このサメは餌の付いた針に掛かり、「犬にリードを付けて歩かせる」ようにボートまで誘導された――。OCEARCH主任研究員のボブ・ヒューター氏は、こう説明する。OCEARCHはサメの追跡を専門とするNPOだ。 サメがボートに引き揚げられると、「カーレースのピットクルーのように作業します」とヒューター氏は語る。ある科学者はサメの口にホースで冷たい海水を入れて換気をサポートし、別の科学者はサメが自分を傷つけないようにテールロープを取り付ける。研究チームは約15分で、サメの測定、超音波スキャン、さまざまな
日本代表はドイツのウォルフスブルクでの国際親善試合でドイツ代表に4-1で快勝した。 欧州勢に完全アウェー戦で勝ったのは、ザッケローニ監督時代の13年11月19日のベルギー戦(3-2)以来10年ぶり。国際Aマッチ通算27試合で6勝5分け16敗となった(PK戦は引き分け扱い)。これまでの5勝は以下の通り。 71年8月13日 2-0 アイスランド 02年3月27日 2-0 ポーランド 04年4月28日 1-0 チェコ 12年10月12日 1-0 フランス 13年11月19日 3-2 ベルギー 今回のドイツ戦で記録した4得点は最多で、4-1の3点差勝利も初めてとなった。ちなみに、南米勢との完全アウェー戦は過去3戦全敗、通算0得点8失点となっている。 ドイツには昨年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の1次リーグでの対戦(2-1)に続く白星で、対戦成績は通算2勝1分け1敗と勝ち越し。日本がW
ドイツが自国での強化試合で日本に大敗した。試合中からもれていたブーイングは、試合後はマックスに鳴り響いた。 組織的に崩されたり、1対1の局面で競り負け、セカンドボールも拾えない。日本戦は昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグに続いての連敗で、対日本戦は通算1勝1分け2敗と負け越しとなった。 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでは20位の日本に対し、ドイツは15位だった。 屈辱的な敗戦を象徴したのが、1-2で迎えた後半45分。途中出場のDFゴセンスが前掛かりになったところで日本のMF久保にボールを奪われ、試合を決定付ける3失点目。場内は騒然となり、選手らはぼうぜんとするしかなかった。 ドイツはW杯後、この日で1勝1分け4敗と結果が出ていない。フリック監督の指導力を疑問視する声も上がっている。中2日で次は強豪フランスとも戦う。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く