平安時代、都の姫君や財宝をさらい人々を震え上がらせた悪鬼・酒呑童子(しゅてんどうじ)。その鬼退治譚は数々の絵巻、能など多くの芸術の題材となり、時を超えて人々の想像力をかき立ててきました。今回は、この酒呑童子をイケメン考察します! 平安時代の名作RPG?「酒呑童子絵巻」 帝から勅命を受けた武将・源頼光(みなもとのらいこう)が、稀代の鬼・酒呑童子を退治する物語は、RPGさながらの展開を繰り広げます。 探幽/源頼光図/模者不詳 出典:Colbase 道中、神変鬼毒酒(じんぺんきどくしゅ)などの神アイテムを授かったり、美女の生き血や足の刺身を振るまわれたり。コミカルで個性豊かな眷属の鬼たちとの酒宴、最後は童子の首が飛ぶ残酷な描写を含め、妖怪もののエンタメ要素に満ち溢れています。人気があったのも頷けますよね。 お寺の本堂にイケメン酒呑童子を描いたぞ! 現代の創作でも「酒呑童子」は根強い人気を誇ります
