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ブックマーク / www.shift.jp.org (98)

  • 「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」

    カルティエ現代美術財団は、ヨーロッパの社会に向けて、日のカルチャーやアートシーンを紹介する中心的役割を担ってきた。写真、建築、デザイン、さらには絵画に至るまで、多様な分野の日のアーティストが、30年以上にわたるカルティエ現代美術財団の活動に参加し、財団コレクションの一部にもなっている。これまでに同財団が開催した日人アーティストの展覧会は、三宅一生「メイキング・シングス」をはじめ、14に及ぶ。 カルティエが日に最初のブティックを開いてから50年を記念し、メゾンと日を結ぶさまざまなストーリーを紹介する展は、ルイ・カルティエの時代から今日に至るまで、カルティエの作品に日がいかに影響を与えたか、そして、1988年以降に日で開催されてきたカルティエの展覧会を振り返りながら、メゾンの歴史を「カルティエ コレクション」の貴重なアーカイブピースとともに紹介する。 さらに、メゾンと日のクリ

    「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」
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    hyougen 2024/05/25
  • 生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真

    大正から昭和初期にかけて、日における近代写真の輝かしい時代があった。1904年に大阪で設立された国内で現存する最古のアマチュア写真クラブである浪華写真俱楽部。そのグループを率いていたのは、米谷紅浪、福森白洋、安井仲治など、そうそうたる顔ぶれで、彼らは関西の写真シーンの文化的・美的ルーツを築いた。 東京ステーションギャラリーで安井仲治の20年ぶりとなる回顧展「生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真」が、4月14日まで開催されている。展は200点以上の出展作品を通じて安井仲治の全貌を回顧するもので、戦災を免れたヴィンテージプリント約140点、ネガやコンタクトプリントの調査に基づいて制作されたモダンプリント約60点のほか、さまざまな資料を展示。卓越した技術で人々の記憶に残る安井仲治の生涯と功績に焦点をあてた写真展である。 展示風景 Photo: Alma Reyes 展覧会は安井の生い立ちか

    生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真
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    hyougen 2024/03/18
  • オラファー・エリアソン展:相互に繫がりあう瞬間が協和する周期

    東京の都市建築はとどまるところを知らない。昨年11月24日にオープンした神谷町の麻布台ヒルズ低層部デザインは、国際的に高い評価を得ているトーマス・ヘザーウィックと森ビル株式会社の設計によるもので、進化を続ける東京の街づくりに新たな先進性を加えている。緑豊かな24,000平方メートルに広がる巨大な複合施設は、緩やかな丘のように起伏のある格子状の屋根を持つパーゴラの構造になっている。「「広場」のような街」と「グリーン&ウェルネス」というテーマに共鳴し、周囲の自然と結びついた人と人とのつながりのコミュニティを促進する。 麻布台ヒルズにオープンした麻布台ヒルズギャラリーの開館記念展として、「オラファー・エリアソン展:相互に繫がりあう瞬間が協和する周期」が2024年3月31日まで開催されている。アイスランドとデンマークのアーティストであるエリアソンは、私たちを取り巻く世界との関わり方に疑問を投げかけ

    オラファー・エリアソン展:相互に繫がりあう瞬間が協和する周期
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    hyougen 2024/02/04
  • ダムタイプ「2020」

    世界がその動向を注目し続ける伝説のマルチメディア・パフォーマンス・グループ ダムタイプの新作公演「2020」が、ロームシアター京都にて3月28日、29日の両日開催される。 映像、ダンス、音楽、デザイン、コンピューター・プログラムなど異なる背景をもつメンバーによるアーティスト集団・ダムタイプ。1984年に京都市立芸術大学の学生を中心に京都で結成され、プロジェクトごとにメンバーや表現方法を変化させながら、集団による共同制作の可能性を模索しつつ、マルチメディアを使ったパフォーマンスやインスタレーションを中心に発表し、国内外で活動している。 公演は、2002年の「Voyage」以来となる実に18年ぶりの待望の新作発表となる。 なお、前売券はすでに完売しているが、両日当日券が若干数販売される予定。 ダムタイプ 新作パフォーマンス「2020」 会期:2020年3月28日(土)~ 29日(日)19:0

    ダムタイプ「2020」
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    hyougen 2020/03/07
  • ダムタイプ 展「アクション+リフレクション」

    Dumb Type《LOVE/SEX/DEATH/MONEY/LIFE》, 2018 © Centre Pompidou-Metz / Photo: Jacqueline Trichard 今年結成35周年を迎えた日を代表するメディアアーティストグループ、ダムタイプによる個展「アクション+リフレクション」が東京都現代美術館で11月16日から2020年2月16日まで開催される。 ダムタイプは、1984年に京都市立芸術大学の学生を中心にマルチメディア・パフォーマンス・アーティスト集団として京都で結成され、中心的であった古橋悌二をはじめ、高谷史郎や高嶺格、池田亮司などのメンバーが独自の表現活動を展開しつつコラボレーションを行う、ヒエラルキーのない集団として注目された。 展では、エイズによる感染症のため1995年に35歳で急逝した古橋悌二の遺作インスタレーション《LOVERS》とパフォーマンス

    ダムタイプ 展「アクション+リフレクション」
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    hyougen 2019/12/07
  • 文月悠光

    平成生まれの詩人、文月悠光は、中学時代から雑誌に詩を投稿し始めて16歳で現代詩手帖賞を受賞。高校3年生の時に出した第一詩集で、中原中也賞・丸山豊記念現代詩賞を最年少受賞し「女子高生詩人」として一躍注目を集めた。 大人になった彼女は今、執筆活動を精力的に続けながら、アートやファッションなど、詩人の枠にはまらない多種多様な活動を展開している。文字として後世にも残る「詩の世界」で確かな評価を受けているにも関わらず、時に誤解や批判を受けてまで、なぜ同時代の人々に消費されていくような活動を行っているのか。初のエッセイ集と第三詩集を刊行したばかりの彼女に話を伺った。 今の文月さんについて伺う前にまず、過去に刊行された第一詩集と第二詩集について教えてください。 高校3年の秋に出した第一詩集「適切な世界の適切ならざる私」は、自分は観察者で周りと違うという疎外感や、みんなが平然と見過ごしている事を見つけてし

    文月悠光
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    hyougen 2017/01/06
  • Cabaret Volatire

    By inaugurating the legendary “Cabaret Voltaire” on February 5, 1916, Hugo Ball, Emmy Hennings, Hans Arp, Tristan Tzara and Marcel Janco founded the most important art movement ever to originate in Zurich1916年2月5日、ヒューゴ・ボール、エミー・ヘニングス、ハンス・アープ、トリスタン・ツァーラ、マーセル・ジャンコが、伝説的な「キャバレー・ボルテール」をオープンした。それは、チューリッヒのダダイズムを起源とした、それまでで最も重大なアート・ムーブメントであった。スピーゲルガッセの小屋からスタートしたダダは、世界中に広がり、国際的な文化革命を巻き起こした。 90年後半、数多くのダダ支持者の

    Cabaret Volatire
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    hyougen 2016/08/30
  • 近藤恵介・古川日出男 展「ダンダンダン。タンタンタン。」

    画家・近藤恵介と小説家・古川日出男による4年ぶり3度目の2人展が、代官山に今年7月オープンしたLOKO GALLERY(ロコ・ギャラリー)にて8月11日から開催される。 「ダンダンダン。タンタンタン。」は2人による即興的な制作セッションから生まれたタイトルだ。事前の打ち合わせなく紙を挟んで向かい合い、近藤が線を引き、それに呼応した古川が文字を描き込むというスリリングなやりとりを繰り返す中で、“物語”を意味する「譚」の文字は「淡」を経て「談」へと変化。最後には漢字の持つ意味からも離れ「ダン」「タン」とリズムを刻むように重なっていったという。 会場の建設現場を下見に訪れた2人は、高い天井を持った真新しい展示空間から触発されて、絵画・文字を柱のように積み重ねていくという展のアイディアに至った。初日には公開制作「今、生まれる譚」とオープニング・レセプションが行われる。 近藤恵介・古川日出男 展「

    近藤恵介・古川日出男 展「ダンダンダン。タンタンタン。」
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    hyougen 2016/08/11
  • Shift City Guide

    EUROPE Paris (48) London (99) amsterdam (147) Madrid (11) barcelona (40) Poland (1) Berlin (95) Frankfurt (14) Hamburg (17) Basel (7) Zurich (53) Milan (16) Napoli (11) Roma (2) Wien (20) Stockholm (114) Copenhagen (32) Helsinki (28) Budapest (21) Lithuania (2) MIDDLE EAST Dubai (39) NORTH AMERICA New York (54) Portland (34) Seattle (32) Los Angeles (33) San Francisco (21) Chicago (12) SOUTH AMERI

    Shift City Guide
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    hyougen 2016/08/04
  • 京都岡崎音楽祭「オカザキ ループス」

    音楽を中心に、アートやダンス、伝統工芸、など、多彩なジャンルが越境する音楽祭「OKAZAKI LOOPS」(オカザキ ループス)が、今年リニューアルオープンしたロームシアター京都を中心に、京都・岡崎エリアにて初開催される。 イベントでは、首藤康之(ダンス)、高木正勝(音楽)、名和晃平(美術)、広上淳一(クラシック音楽)、細尾真孝(伝統工芸)という、各分野の第一線で活躍する5名のディレクターを中心とした音楽ライブやダンス公演に加え、トークやワークショップ、作品展示、フードコートなど、岡崎エリアを巡りながら出会い、体感できる多彩なプログラムが繰り広げられる。 9月2日には、YEN TOWN BAND(イェン・タウン・バンド)と京都市交響楽団による一夜限りの前夜祭を開催。各種チケットは7月16日より一般発売されている。 OKAZAKI LOOPS 前夜祭:9月2日(金)19:00〜21:00

    京都岡崎音楽祭「オカザキ ループス」
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    hyougen 2016/07/30
  • 「バービー」展

    「バービー」展がパリの装飾芸術美術館にて9月18日まで開催されている。フランスの美術館でバービー人形の展覧会企画がされるのは初めてのこと。デザインやファッション、おもちゃ、広告などのコレクションでも知名度のあるこの場所は、20〜21世紀のおもちゃの社会的にも文化的にも影響を及ぼし、様々な物語を持つバービーにとってもうってつけの会場と言える。 美術館のコレクション(人形やガウン)室の横1,500平米の広さに、700体のバービーが並び、「バービーの生涯」として現代美術家によるデザインや(新聞、写真やビデオといった)記録も展示されている。 多くのオートクチュールが「ファッショニスタ」であるバービーとともに歩み、最高に贅沢で優雅な衣装を提供してきた。展ではパコ・ラバンヌ、ティエリー・ミュグレー、クリスチャン・ラクロワ、ジャン=ポール・ゴルチェ、メゾン・マルタン・マルジェラやクリスチャン・ルブタン

    「バービー」展
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    hyougen 2016/07/05
  • ウィリアム・ケントリッジ「周辺的思考」展

    現在、韓国国立現代美術館のソウル館で開催中の展覧会「周辺的思考」は、ウィリアム・ケントリッジが世界的に活躍し始めた90年代から現在に至るまでの代表する作品で構成されている。彼は1955年生まれ。南アフリカ出身の白人で、アパルトヘイトなどの社会問題を扱う作家として知られる。演劇の仕事や美術を教えながら、美術家としてのキャリアをスタートさせている。主な表現形態はコマ撮りによるアニメーション。切り絵や実写を扱うが、何と言っても木炭やパステルのドローイングで描かれたものが印象的だ。 “Johannesburg, 2nd Greatest City after Paris” William Kentridge, 1989, 8’02”, Mixed media installation with video その最初の作品となったのが「ヨハネスブルグ、パリの次に素晴らしい都市」である。ここに登場する

    ウィリアム・ケントリッジ「周辺的思考」展
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    hyougen 2016/03/11
  • 五十嵐 淳

    建築家であった祖父の影響を受けて育ち、建築設計のみに留まらず、今や北欧やヨーロッパをはじめ国内外からデザインやレクチャのオファーが後を絶たない建築家、五十嵐淳。彼は「札幌や北海道がワクワクするような場に変化していく多様な”良きウイルス”を発明していきたい」と語る。 これまで手がけた作品のこと、ミュージアムの設計のこと、そしてフリッツハンセン主催の企画展「オマージュ・アルネ・ヤコブセン」のことなど限られた質問への回答から、その言葉の背景や作品の根底に流れるコンセプト、想いの断片が見えてくる。9月にはフィンランドで開催される「ヘルシンキ・デザイン・ウィーク」のプログラムでレクチャーが組まれ、今秋から拠点の中心を札幌に移動させる彼に話を聞いた。 Jun Igarashi まず初めに、自己紹介をお願いします。 職業は建築家で、五十嵐淳建築設計事務所を主宰しています。 “Rectangular Fo

    五十嵐 淳
  • オノ・ヨーコ展「ワン・ウーマン・ショー 1960-1971」

    衝撃的デビューから44年、オノ・ヨーコがニューヨーク近代美術館(以下、MoMA)に帰ってきた。MoMAにて、フィルム、音楽、パフォーミング・コンセプチュアルアートなどの代表作とともに彼女の回顧展「オノ・ヨーコ:ワン・ウーマン・ショー、1960-1971」が開催されている。 “Yoko Ono: One Woman Show”, 2015 彼女のMoMAでの初めての個展「Museum of Modern [F]art」は非公式で開催され、来場者に館内に放たれたハエを捕まえてもらう体験型アートを実施するなど規模も最小限であったが、今回の回顧展は1960年から1971年の数々の前衛的な作品のほか、2015年の新作もあわせた総集編となっている。来場者がオノのアートやその考え方を学び、鑑賞するだけではなく実際にアートを体験することができる内容となっている。 “Bag Piece”, 1966, Yo

    オノ・ヨーコ展「ワン・ウーマン・ショー 1960-1971」
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    hyougen 2015/07/03
  • 横浜トリエンナーレ 2014

    3年に一度の現代アートの国際展で、今年で5回目となるヨコハマトリエンナーレ2014。79作家の約400点の作品が横浜に集結する。 横浜美術館と新港ピアで展開される展覧会の今回のタイトルは「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」。この長いタイトルは、レイ・ブラッドベリ作のSF小説「華氏451度」に由来している。焚書がテーマになっており、を読むことも持つことも禁じられた近未来社会が舞台となっている小説だ。 ヨコハマトリエンナーレ 2014 作品展示風景(横浜美術館会場) アーティスティック・ディレクターは、森村泰昌。人自身も美術家として活動している森村氏が新作旧作ともに合わせてセレクトした作品群は、『素晴らしい “マイ・フェイバリット・シングス” ばかり集めた』と意気込む。 イライアス・ハンセン ヨコハマトリエンナーレ 2014 展示風景 展覧会は、ふたつの序章と11の挿話から成

    横浜トリエンナーレ 2014
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    hyougen 2014/08/31
  • アンドレアス・グルスキー展

    ドイツの現代写真を代表する写真家アンドレアス・グルスキーはプリントの大型化をリードし、現代社会を写し出す世界でも指折りの写真家であり、彼の写真は普通の写真では感じ取れない独特の美しさを持つ。 アンドレアス・グルスキー《F1ピットストップ IV》2007年、インクジェット・プリント、1,868 × 5,065 × 62 mm Courtesy of Sprüth Magers Berlin, London © Andreas Gursky, JASPAR, 2013/14 まるでレンブラントを髣髴とさせるインパクトのある黒の使い方や、各々の動きが異なるが統一感のある構図は、瞬間の偶然性をその魅力として含む写真ではなく、対象を予め定める絵画の魅力を感じドキリとさせられる。 アンドレアス・グルスキー《シカゴ商品取引所 III》1999年、C‐プリント、2,230 × 3,070 × 62 mm

    アンドレアス・グルスキー展
  • 神戸ビエンナーレ 2013

    『世界のアートを日披露するのではなく、日のコンテンツを世界に発信する未だかつてないビエンナーレ』。アーティスティックディレクターの大森正夫が、目を輝かせて語る「神戸ビエンナーレ2013」が始まっている。今年のテーマは「さく“saku”」。現代アートだけがアートなのではなく、神戸が発信しているもの自体がアートであり、幼い頃から生まれ育ってきた環境の中に元々存在している。そのことに気付き、震災の過去を乗り越え、新しくのびのびと文化創世をしてほしい、そんな願いがテーマの主題にこもっている。 メリケンパークから神戸港まで一帯が会場となっている 確かに独特だ。ジャンルはインスタレーションなどの現代アートに限らず、ペインティングアートや港の空間を活かしたデザイン展と規模の大きなものから、いけばなや書道・創作玩具まで幅広い。家族で楽しめる神戸の街全域を巻き込んで、見れる・触れる体験型アートイベント

    神戸ビエンナーレ 2013
  • アルル国際写真フェスティバル 2013

    評価が今一つだった2012年に比べ、今年のアルル国際写真フェスティバルは専門家達から満場一致で高い評価を受けた。フェスティバルのオープニングウィークには専門家が集まり、大規模な講演会やスライドショー、オープニングイベントなどの様々な行事が行われ、写真の専門家と写真ファンを結び付けた一週間となった。 この写真展の特徴は、選ばれた写真の質の良さや陽気で親しみやすい雰囲気、そして長く寒い冬と春を超えて訪れる、輝くようなアルルの夏の気候などが挙げられる。これらの要素があいまって写真展は活気に満ち、展は世界各地で開かれる写真展の中で再び中心的な役割を担うようになった。 Gilbert Garcin, When the Wind Will Come, 2007. Courtesy of Les filles du calvaire gallery, Paris. 9月22日まで開催されているフェス

    アルル国際写真フェスティバル 2013
  • 川俣正「コレクティブ・フォリ」

    コレクティブ・フォリは著名な日のアーティストである川俣正(1953~)の構想から生まれた巨大な木製のタワーだ。東京藝術大学の元教授である川俣正は、現在パリ国立高等芸術学院で教鞭を振るっており、また極めて重要な国際的なアートイベント(ヴェネツィア・ビエンナーレ、ドクメンタなど)にアーティストやアーティスティック・ディレクターとして参加している。 彼はその不安定な様相のインスタレーションによって世界中にその名を知らしめていて、今にも崩れそうな刹那的な建造物は構造と破滅の間を行き来するよう。これらの作品は、人々が参加でき、環境を破壊せず持続できるという指針に従ってそれらが接する環境について深く考えさせ、また建築の領域と都市生活や社会の動き、情報、社会学、歴史を探り混ぜ合わせるためにアートの境界線をなくしたいという作家の願いをはっきりと表している。 川俣正によるこの新しいパリ風の創作物は、まるで

    川俣正「コレクティブ・フォリ」
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    hyougen 2013/08/27
  • 堂島リバービエンナーレ 2013

    見たものの記憶に残るであろう「堂島リバービエンナーレ 2013」が、今年も開催されている。世界各国から集まったアーティスト28名による、絵画・彫刻・ 映像・写真・インスタレーションなどの現代アート作品39点が、堂島リバーフォーラムに集まる。 アーティスティックディレクターは台湾出身のキュレーター、ルディ・ツェン。名の知られたアートコレクターでもあり、アジアでは数少ないテート・ギャラリーのアジア太平洋購入委員会委員や森美術館の国際委員を務めたりと、国際的なアートの場で活動されている方だ。 2009年の「リフレクション:アートに見る世界の今」、2011年の「エコソフィア」に続き、第3回目となる今回のテーマは「リトル・ウォーター」。 堂島リバーフォーラムの目の前には堂島川が流れている。テーマの軸となったのは、「堂島川との対話を取り入れながら、水の意味や多様性を再考することだ」とルディ氏は話す。歴

    堂島リバービエンナーレ 2013