カルティエ現代美術財団は、ヨーロッパの社会に向けて、日本のカルチャーやアートシーンを紹介する中心的役割を担ってきた。写真、建築、デザイン、さらには絵画に至るまで、多様な分野の日本のアーティストが、30年以上にわたるカルティエ現代美術財団の活動に参加し、財団コレクションの一部にもなっている。これまでに同財団が開催した日本人アーティストの展覧会は、三宅一生「メイキング・シングス」をはじめ、14に及ぶ。 カルティエが日本に最初のブティックを開いてから50年を記念し、メゾンと日本を結ぶさまざまなストーリーを紹介する本展は、ルイ・カルティエの時代から今日に至るまで、カルティエの作品に日本がいかに影響を与えたか、そして、1988年以降に日本で開催されてきたカルティエの展覧会を振り返りながら、メゾンの歴史を「カルティエ コレクション」の貴重なアーカイブピースとともに紹介する。 さらに、メゾンと日本のクリ