トリポリ市内で米英メディア3社と会見したカダフィ大佐は、会見に参加した米ABCによると、「国民は私を愛している。私のために死ねる」と本当に言ったらしい。 更に、彼に反発しているのはテロリストに操られた一部の勢力に限られ、軍による攻撃もこの掃討に限定していると。 一方、イエメン、チュニジア両国の特命全権大使を経験された野口雅昭氏の記事によれば、今回の迅速且つ大掛かりな黒人傭兵展開の背後にはイスラエルの存在がある可能性を否定出来ないと。 余り信じたくはないが、仮にこれが事実であれば反政府運動は泥沼化し、近代兵器で装備された黒人傭兵に石と棒で立ち向かうリビヤの民衆は虐殺されることになる。テロリストと言う汚名を着せられて。 こういう展開になれば、中東諸国民衆のカダフィ大佐やイスラエルへの憎しみは尋常のものではなくなるであろう。 イスラエルの実質的な守護神であるアメリカへの反米感情も沸点に達すると予
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