Conventional Commits 人間と機械が読みやすく、意味のあるコミットメッセージにするための仕様 Conventional Commits 1.0.0 概要 Conventional Commits の仕様はコミットメッセージのための軽量の規約です。 明示的なコミット履歴を作成するための簡単なルールを提供します。この規則に従うことで自動化ツールの導入を簡単にします。 コミットメッセージで機能追加・修正・破壊的変更などを説明することで、この規約は SemVer と協調動作します。 コミットメッセージは次のような形にする必要があります: 原文: <type>[optional scope]: <description> [optional body] [optional footer(s)] 訳: <型>[任意 スコープ]: <タイトル> [任意 本文] [任意 フッター] あな
ドワンゴ教育事業 バックエンドエンジニアのtakuminishです。 現在、私は教材入稿ツールの開発チームに所属しています。 教材入稿ツールは昨年の2023年06月に社内向けに正式リリースされた比較的新しいツールであり、リリース当初はリリースノートに関する運用について検討が進んでいませんでした。 リリースノートは開発メンバーが手動で作成しており、内容も前回リリース後にマージされたPRタイトルとリンクを箇条書きで記載しているだけの簡素なものでした。 また、PRタイトルのフォーマットも存在しなかったため、英語で記載されたタイトルと日本語で記載されたタイトルが混在している、ユーザ影響度がタイトルからわからないといった問題もありました。 そこで、教材入稿ツール開発チームではリリースノートの運用として、Conventional Commitsを導入するとともに、conventional-change
Note 本記事の内容は Linus 氏の発言が人を傷つける場合に筆者がそれを良しと考えるといった意図はございません 少し古い記事になるが、 Linus Torvalds 氏 の GitHub に対する苦言が記事になっていた。 LinuxカーネルにNTFSドライバーが追加、トーバルズ氏はGitHub経由のマージに苦言 - ZDNet Japan Linus 氏が GitHub について苦言を呈するのは今に始まったことではない(後述)が、 別に GitHub のすべてを否定しているわけではない。[1] では一体何が不満なのか。Linus 氏の理想とする git の開発フローを考察した上で、整理してみたい。 Linus 氏の理想 結論からいうと、 「意味あるコミットを作れ」「コミットを大事にしろ」 という思想が伺える。 では 「意味あるコミット」「大事にされたコミット」 とは何なのか。 筆者な
みなさんこんにちは、電通国際情報サービス(ISID)Xイノベーション本部ソフトウェアデザインセンターの佐藤太一です。 この記事では、Git を使った仕事のやり方(以降は Git ワークフローと記載)を設計する上での検討事項を説明します。 これによって、読者の皆さんがGitワークフローを適切に定義できるようになることを主たる目的としています。 また、筆者の能力不足によって記載しきれなかった考慮事項について、より深く Git を使いこなしている識者からの指摘を受ける機会を得ることを副次的な目的とします。 この記事には書かれていないものの、検討すべき事項について知見のある方はブログ記事を書いたり、Twitter等のSNSで指摘してくださるとありがたいです。 はじめに 基本的な考え方 Git ワークフロー設計における考慮事項 チームの人数 monorepoの検討 参考文献 プロジェクト管理ツールと
株式会社JMDCでモバイルアプリエンジニアをやっている @mrtry です。入社した当初、モバイルアプリチームのエンジニアは私一人だったのですが、現在では4人になりました。最近はPull Requestのレビュー数も爆増しており、とても疲弊しがちです(嬉しい悲鳴)。たいへんポイントを減らすために、最近Pull Requestまわりの運用を整えたので、今日はその話をしたいと思います。 Pull Requestのレビューがたいへん 現在、モバイルアプリチームでは、3つのプロダクトの開発をしています。各プロダクトに1名ずつassignされており、リードエンジニアとして私が一通りレビューをしている状況です。そんなこともあり「Pull Requestのレビューがたいへん」というのが最近の悩みでした。 Pull Requestのレビューをするとき、私は以下のような観点でレビューしています。 機能仕様レ
EngineeringWrite Better Commits, Build Better ProjectsHigh-quality Git commits are the key to a maintainable and collaborative open- or closed-source project. Learn strategies to improve and use commits to streamline your development process. How often have you found yourself thinking: What’s the point of this code? Isn’t this option deprecated? Is this comment out-of-date? I don’t think it descri
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 背景 サーバーサイド開発のプロジェクトでGitFlow(的な)運用を行っていたが、本番リリースの際に困ることがあったのでgitの運用フローを変えて解消したという話。 まず問題の内容から順番に書いているので、結論(新しい運用ルール)だけ知りたい人はこちら git運用フローについては、GitFlow・GitHub Flow・GitLab Flowなどが有名だがどれとも少し違うように思ったのでまとめた。 <2018/06/10追記> 新フローにも名前が欲しいと思っていたが、同じやり方を「GitFeatureFlow」と呼んでいる記事を見つけた
Gitのワークフロー、好みが分かれる分野で自転車置き場の議論にもなりがちだと感じている。基本的にはプロジェクトの流儀に素直に従い、余計なストレスを抱えないのが良いと考えている。例えば、私はマージコミットを作るのが好みだが、OSS活動等では「squash & mergeして」って言われることもあり、そういうときは当然素直に従うようにしている。 ということで、私のGitのワークフローについてのスタンスについて書いておこうと思う。私と一緒に働く人や、働くことを検討している人の参考になればと思います。もちろん、この辺りは、良い方向に変化もさせていきたい。例えばエントリー内でも触れていますが、私は昔はforce pushを禁止したいくらいでしたが、今は使っても良い、と思うようになりました。 Natureの特にGoでのバックエンド開発はこれに近い感じだとイメージしてもらえればと思います。ただ、できてな
みなさん、Git使ってますか?僕はまだメインのVCSがSubversionなのもあって、なかなか慣れません。せっかくGitを使っているのに、ちょっと不便なSubversionくらいの位置づけです。でも、同じような理解度の人って多いんじゃないでしょうか。 一方で、最近はGitHub管理のオープンソースプロジェクトが増えてきました。バグレポートを送るにしてもpull request*1が前提のような空気があり、Git初心者には少し敷居が高い印象があります。 そんな僕も先日初pull requestをしてみたんですが、色々な失敗の積み重ねで残念なpull requestになってしまいました。その反省を元に、本稿ではpull requestする際のベストプラクティスを紹介します。これは「Git Workflow」をベースにコマンド例などを加筆したものです。 概要 pull requestする際は、
はてなのアプリケーションエンジニアのid:shiba_yu36です。社内技術勉強会で「新機能作成時に開発ブランチに細かくmergeしていく戦略」という発表をしたので、資料を公開します。 speakerdeck.com 以下、簡単に文字でまとめておきます。 戦略 ユーザーに新機能が見えないようにする工夫をし、新機能のbranchもどんどん開発ブランチにmergeしていく mergeされたものは随時本番にリリースされるが、ユーザーに見えない工夫をしているので問題なし PRは可能な限り細かくする 機能が完成したら最後にユーザーに新機能を見えるようなPRを作り、mergeしてリリースする なぜこの戦略を使うのかいろんな失敗を経験して、この戦略を最近使っている。 失敗パターンその1: 巨大PRパターン 失敗パターンその2: 新機能リリースブランチパターン 失敗パターンその1: 巨大PRパターン 新機
Engineering Teamの Akira MAEDA です。 今回はKaizen Platform, Inc.社内にあるエンジニア行動指針を紹介したいと思います。 このエンジニア行動指針は創業間もない頃に技術顧問のNaoya Itoが中心になって作成し、今から2年半ほど前にオフィスに遊びに行った私に、CTOのToshimasa Ishibashi、Naoya Itoの二人がKaizen Platformの実現しようとしている未来とともに熱心に説明してくれ、私のKaizen Platformへの転職のきっかけになったことを今でも思い出します。 以下内容 — - Kaizen Platform, Inc. エンジニア行動指針Message from CEO (Kenji Sudo)・ 我々はクラウドソーシングで新しい働き方を作り出していく集団なんだから、我々自身も新しい組織のあり方に挑戦
Git 2.6 からわずか 2 カ月後、膨大な機能と修正、そして性能の向上を果たした Git 2.7 がリリースされました。ここでは Bitbucket チームが興味を持った新しい機能を紹介します。 git worktree の完成 Git 2.5 で導入された素晴らしい git worktree コマンドを使うと、複数のリポジトリブランチからのチェックアウトやブランチ上での作業を、異なるディレクトリで同時に行うことができます。たとえば、簡単な修正をする必要があるけどワーキングコピーを汚したくない場合、次のように新しいブランチを新しいディレクトリにチェックアウトすることができます。 Git 2.7 には、リポジトリのワークツリー (および関連するブランチ) を表示する git worktree list サブコマンドが追加されています。 ワークツリーをサポートする git bisect コ
会社で受託開発していて、gitを使った開発フローを考えることになった。 ニアショアに開発をお願いしていて、ニアショアからの受け入れタイミングが何回かあるから、それにあわせてブランチをわけている。 どういうフローで進めているかと、一番最後にやってみて思ったことを書いた。 どういうフローでやっているか リポジトリの構成 下記モジュールを用意した。 parent core entity common web batch tools ニアショアにて開発するモジュールは『common』、『web』、『batch』で、 アーキにて開発するモジュールは『parent』、『core』、『entity』。 ブランチ ブランチはこんな感じで分けている。 ちなみに、ソース管理はgitBucketを使った。 masterブランチ … リリース可能な状態の資源のみを管理する。結合テスト実施時は、本ブランチから資源を
先日とある方と開発ワークフローについてお話していて初めて知ったのですがgit-commitには--allow-emptyという空の(親コミットと差分がない)コミットを作成できるらしいですね。 僕が今関わっているプロジェクトでは WIP PR を用いたワークフローを取り入れているのですが、このgit commit --allow-emptyを用いるともう一段階快適なワークフローになるかと思ったのでメモがてら書き留めておきます。 WIP PR って何? Work In Progress Pull Request の略です。 Github に Pull Request (以下、PR と表記)という機能があるのは皆さんご存知だと思います(知らない方はググってください)し、業務で取り入れている方も多いと思いますが、それを作業途中の状態で出すことを WIP PR と呼びます。 作業途中のトピックブラン
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