YouTubeを話題にするときの2つの軸 本当は「Winnyに関する議論が噛み合わない5つの理由」みたく5つ挙げたかったんだけど、 YouTubeでは2つしか軸がないように感じたのでこれでいきます。 1つ目の軸は現実的な解を模索しているのか、思考実験なのかということ。 思考実験としては著作権法の改正とか、 今の著作権制度とは別に新しい何かを考えるとか、 いろいろあると思うんですけど、 それに対して現実的じゃないから駄目みたいなことをいうと 議論が噛み合わなくなります。 逆もあると思う。 2つ目の軸は権利者側とユーザ側の権利の綱引きの上で、 ちょうどいいバランス点を、著者がどのように考えているかということ。 現行の著作権制度が適切だと考えている人は YouTubeに著作物をアップロードするのを認める代わりに 何かを利益を提供するという話になります。 「宣伝になるからいいじゃん」とか 「宣伝に
2006年07月26日01:55 カテゴリTaxpayer Silent, not Violent, Poverty 先ほど再放送を見終わった。 NHKスペシャル 今、日本では、「ワーキングプア」と呼ばれる“働く貧困層”が急激に拡大している。ワーキングプアとは、働いているのに生活保護水準以下の暮らししかできない人たちだ。生活保護水準以下で暮らす家庭は、日本の全世帯のおよそ10分の1。400万世帯とも、それ以上とも言われている。 一つどうしても理解できないことがある。 なぜ彼らは社会を敵と見なして攻撃しないか、だ。 NHKが「ワーキングプア」と呼ぶ彼らは、自苦には飽き足らず、静かに自滅を望んでいるようにすら見えてしまう。 社会が自分の見方でないなら、それを敵と見なし攻撃する。 その善悪はさておき、世界を見ればそれこそが「普通」の反応だ。デモからテロまで、その反応はさまざまで、その反応の結果が
わたなべかなこさん(6年生)が描いたクラムボンの想像図 以下に、「クラムボン」に関する諸説をおおよそ年代順に並べます。ただし、各研究者のことばは、その時点における意見であることをおことわりしておきます。つまり、更なる研究の結果として現在では別の意見をお持ちかもしれません。なお、敬称は略させていただきました。 1、アメンボ説(昭和14〜43年) この説が研究初期の主流を占めたのは、十字屋版全集の注に出たことが影響している。新聞掲載された無校訂のものは二カ所がクラムボンではなく「クラムポン」になっていた。初期形原稿が公表されるまでこの「クラムポン」が単なる誤植であるかどうかは定かではなかった。おそらくここからの連想で、英語の「cramp」「clamp」により、かすがい・気根と解釈され、それがアメンボの作る形相と似ていることから類推されたと思われる。現在ではあまり支持されない。 2、小生物説
フランスでは最近、オンラインミュージックサービスでダウンロードされる楽曲はどのMP3プレーヤーでも再生可能であるべきだという厳重な互換性を求める法案が提出された。しかし、まるでフランスの典型的なラブストーリーのように、一見うまくいきそうだったこの提案も、さまざまな問題点が浮上し、あちこちでしこりを残すことになってしまった。 すべては、数ヶ月前に、フランス下院をある法案が通過したことから始まった。この法案は、簡単に言うと、フランスのiTunes Music Store(iTMS)で購入した楽曲をすべてのMP3プレーヤー上で再生可能にすることを要求するものだった。 現状では、たとえば、お気に入りのSerge Gainsbourgの曲をiTunesで購入しても、再生するにはiPod、iTunes、またはiTunesで作成したCDが必要だ。これでは、MP3プレーヤー内蔵の携帯電話を購入しても、iT
痛いニュース(ノ∀`):「日本の状況はフランスよりもひどい、どうして日本の若者は反乱しないのか」 「人間の精神とは無限の希望にあふれたものだ」などという寝言戯言繰言を振りかざして恍惚に浸れるのは、抵抗の必要のない人間だけだ。 若いのだからなんとでもなる?若いのだから元気を出せ? 「抵抗は無意味だ」。若者にそう叩き込んだのはいったいどこの誰なのか。 「自己責任」を取れ? 「自己責任」を発揮しろ? この国に*1「捨てられ」た、国内棄民たる70年代生まれとして言わせてもらおう。 サイレントテロリストにとって、その結果として生み出されてしまうこの国の、この社会の経済復興こそが、最も忌むべき存在なのだ。 我と我が身を朽ち果てさせたこの国に、この社会に、何が悲しゅうて寄与せねばならないというのか? 呪うべきものを生かして何の復讐か? 「自己責任」?「自己責任」? そんなものはもうとっくに取っているさ。
ええと、またしても『サルまん』がらみのネタで恐縮であります。俺たち作者二人にとって、『サルまん』は自慢であり誇りでもあるのですが、どこが自慢で誇りかと申しますと、それはもう、ひとえに『サルでも描ける』というタイトルをつけたことであります。 まじで三日三晩かかりましたから。この間も、相原くんが保存していた当時のタイトルメモが出てきたんですが、2人で頭をひねって出したタイトルが、およそ300くらいありましたよ。 その中で、最後に残ったのが『仁義なきマンガ教室』と『サルでも描けるまんが教室』の二つだったのです。なにしろ業界に対する嫌がらせみたいな作品でしたので、本当は『仁義なき』のほうが内容には会っていたんですが、略した時の語感が『ジンマン』より『サルマン』のほうがいいという、それが決定打となりまして、目出度く『サルまん』に落ち着いたのでありました。 それで時間が経てば経つほど、これが「いい言葉
このところ放送業界は、YouTubeの話題で持ち切りだ。フジテレビは「ワッチミー!TV」という投稿ビデオサイトを作り、サイバーエージェントは"Ameba Vision"を作った。しかし放送局の多くは、こうしたサイトに懐疑的である。「コンプライアンス」がうるさくいわれる昨今、合法か違法かよくわからないビデオを出すのはリスクが大きいし、グレーなサイトにはスポンサーもつかない、というわけだ。 しかし、形式的には同じことが普通のウェブサイトにもいえる。1990年代後半、インターネットが普及し始めた初期には、「著作権法違反のファイルをホームページに載せている」としてISPが警察の家宅捜索を受け、ハードディスクが押収されるといった事件がよくあった。こうした問題については、2001年にプロバイダー責任制限法ができ、ISPは著作権者から申し出があってその事実を知った場合には削除する責任を負うが、知らなけ
映画の著作物以外の著作物についても、著作権の保護期間を50年から70年へと延長することを求めることで、関係団体が一致したというニュースが流れています。 著作権の保護期間の延長は、既に創作されている著作物について遡及的に適用される場合には、「既得権の擁護」以上の意味を持ちません(「新たな創作活動の障害」などのマイナスの意味ならもつのですが。)。なにしろ、創作のインセンティブは過去に遡ることはありませんから。したがって、「既得権益を打破して活力のある社会を作ろう」みたいなことを言っている新自由主義者が既存の著作物にも遡及する形での著作権の保護期間の延長論に賛意を示していたら、その人の「既得権益を打破しよう」的な態度はいわゆる「似非」だと言ってしまって差し支えないでしょう。 また、著作権の保護期間の延長による利益が専ら現在の著作権者に帰属するというのはあまり公正ではありません。短かった保護期間を
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 最近、書籍ビジネスの研究に力を入れている。このコラムで書いている「科学的な経営」の講演をしたのがキッカケだった。その時に書籍ビジネスにかかわる方から、書籍の返本率についての話を聞いた。何と新刊書の返本率が40%にも達しそうだというのである。 書籍ビジネスは、3000社を超える出版社、大手2社を中心とした書籍取次企業、2万店以上の書店がプレーヤーで、毎年7万5000点の書籍が出版されている。これだけでも複雑な仕組みなのだが、「再販売価格維持契約(再販制度)」という日本特有の販売システムがあり、販売店である書店から、商品の発売元である出版社への返品は、一部の例外を除いて自由である。そして、現在では40%近い返本率が常態になっているという。 書籍ビ
2003 [ 01, 02, 03, 04, 05, 06, 07, 08, 09, 10, 11, 12 ] 2004 [ 01, 02, 03, 04, 05, 06, 07, 08, 09, 10, 11, 12 ] 2005 [ 01, 02, 03, 04, 05, 06, 07, 08, 09, 10, 11, 12 ] 2006 [ 01, 02, 03, 04, 05, 06, 07, 08, 09, 10, 11, 12 ] 過去の日記一覧 いやぁ, 今回は久しぶりにまぢで「やばい」と思ってしまった。 なんとか終わってよかったよ。 試作品とはいえ基板のデバッグとソフトウェアのデバッグの同時進行はなかなか辛い。 おまけに私の悪い癖が出てしまって, 時間がないからってやっつけなコードを書くものだから 「あなたのコードは天数演繹(うらない)のようなものだ。根拠がない」 とダメだ
みなさん,連載2回目の「Winnyとインターネット」では,たくさんのご意見をいただきありがとうございました。FeedBackに書き込んでいただいたコメントの中には,改めて考えさせられる意見もありました。そこで,まずは寄せられたコメントのいくつかに対する私の考えを述べたいと思います。 「Winnyとインターネット」では,WinnyのようなP2Pアプリケーションがもたらすトラフィック増大の問題について触れましたが,「BitTorrentのようなクリーンなものも含めたほうがよい」という意見がありました。さらに,厳しいご意見としては「4%の人が大量に使うことで問題が出るのなら,それはそもそもほとんど使われないことを前提としていることを白状したに等しい」(私の解釈で書かせていただきました)というようなご意見もありました。 私が言うのもなんですが,白状すれば正にご指摘の通りです。現在のインターネットの
Free Software Foundation(FSF)とSoftware Freedom Law Center(SFLC)は27日、GNU General Public License バージョン3 (GPLv3)のドラフト第2版とGNU Lesser General Public License バージョン3 (LGPLv3)のドラフト第1版を公開した。 GPLv3は今年の1月にドラフト第1版を公開されたが、デジタル著作権管理(DRM)に関する条項が大きな論議の的となっていた。特にLinuxカーネル開発者であるLinus Torvaldsは強い拒否反応を示していたが、今回公開されたドラフト第二版ではDRM条項が大幅に修整されている。 また、今回同時に公開されたLGPLv3のドラフト第1版は、これまでからは大幅に変更され、GPLv3に条項を追加する形態となっている。 FSFでは、GPL
台風12号の上陸とともに読みはじめたメルヴィルの『白鯨』3巻を、先日の台風13号の上陸を前に読み終えた。 終わり近くで、エイハブ船長率いる捕鯨船ピークオッド号もまた台風に巻き込まれるのを台風13号の訪れを前にしながら読み進め、3巻合計1200ページ強を12日かけて読み終えたのだった。 読みはじめたばかりの頃に別の場所でも「鯨の語源」という記事で書いたが、この『白鯨』という小説、所謂「小説」と思って面食らう。小説でもあるが、百科全書的なのだ。 ヨーロッパ中世というのは実におもしろい時代だと思う。 そのことは1つ前の「中世の秋/ホイジンガ」でも紹介したが、今回紹介するジョルジョ・アガンベンが『スタンツェ―西洋文化における言葉とイメージ』で描く、中世の人々の思想世界もなかなか興味深い。 例えば、「中世の心理学によれば、愛とは本質的に妄想的な過程であり、人間の内奥に映し出された似像をめぐるたえまな
僕はいま出張中で「ワーキング・プア」という番組をみていないので,ひょっとしたら外しているかも知れない.しかし下の文章を読んだときは,Train-Trainの「弱い者達が夕暮れ、さらに弱いものを叩く」というフレーズが脳裏でヘビーループしてしまった.たまたま所得が低い奴を弱者と決めつけるのは噴飯ものだし,だいたい他人の人生を勝手に「戦い」にしないでおくれよそこのナイーヴな受験秀才クン. 複雑な現実社会における戦いというのは、何百万種類ものカードがあるカードゲームみたいなもので、才能や環境というのは、その手持ちのカードだ。(略)ほとんどの弱者は、自分の手持ちのカードの悪さを嘆くばかりで、アンテナを張ろうともしないし、より強力なカードの組み合わせを工夫したりもしない。(略)少々手札が悪いくらいで、弱者を救済しろ云々というヤツには、それこそ「神経を疑う」という言葉を、そのまま返してやるぜ。 10代後
A few weeks ago, I cheekily quoted my favorite author, Malcolm Gladwell, saying "Without the New York Times, there is no blog community. They'd have nothing to blog about." Acknowledging that Malcolm meant this at least partly tongue-in-cheek, I nevertheless argued that it echoed a notion oft-heard in media circles that blogs were simply derivative ("low-value-add chatter about our stories"). And
エントリーを書いても書いてもブックマークされない…。どんなに頑張っても報われない…。 ネタ 今、界隈では、「はてブプア」と呼ばれる“ブックマーク貧困層”が急激に拡大している。はてブプアとは、ブログエントリを書いてているのに5user以下の被はてブしか貰えないダイアラーたちだ。5user以下の被はてブしかもらえないブロガーは、はてなダイアリーユーザーの全体のおよそ3分の2。ウエブログ全体では100万ブロガーとも、それ以上とも言われている。 はてなブックマークが定着したと言われる今、ブロゴスフィアでははてなダイアリーにウエブログを作る若者が急増。FC2やgooを「卒業」してもなかなかはてなのUIに馴染めず、はてなにIDを持ち、はてなブックマーカーとして存在を表明している。アルファブロガーは狭き門で、今や100人に98人が非アルファブロガーとしてウエブログを書いている。無断リンク禁止を唱える低リ
立て続けにキャバクラの本を2冊も読んだ.どっちも面白く一気に読んだ.ここ数年ドラマでもお水系がいくつかあったようだし,ちょっとは景気が良くなった証拠か.どっちもお水で立身出世ものだけど,桂望実の方が健康的でハッピーエンドかな.けど新堂冬樹のドス黒いエネルギーと緻密な取材力も捨てがたい. キャバクラとか銀座のクラブとか,5年くらい前に神田で金融SEをやっていた頃は客先の社長によく連れて行かれたし,前のボスも時々六本木のお店に連れて行ってくれたのだが,このところとんとご無沙汰している.キャバクラはうるさいし,クラブは気を遣うので却って疲れる.妄想したほど知的な会話とかもないし.新宿ゴールデン街とか地元のバーでクダ巻いていた方が楽しい. 『黒い太陽』で,若い男性は女性と接したり恋愛する機会もあるので,同じお金があったら本番系の風俗に行く.キャバクラに行くのは疑似恋愛したい中年以上,というようなこ
ということで出ました。すでに手元には届いていますが、これを書いている時点では公式サイトには反映されていないみたい。でもきっと間もなく載るでしょう。 GPLv3の2nd draftについてはざっとは見ました(細かいところはまだ)。で、いろいろコメントしたいのですが、うーん…。もう少し考えさせてください。とりあえずの見所はやはりDRMがらみの第3項の変わりっぷりと、第9項のタイトル(というかcontractという表現が文中から消えた)あたりでしょうか。 ちなみに、私自身は、正式版はともかくdraftの段階では訳すつもりがないと言い続けてきたのですが、諸般の事情により(rationaleも含めて)全部訳すことになりました(他の方がやるのはもちろんご自由に)。各国語訳の法的な地位というか扱いをもう少しきちんとしようという動きもあります。ちょっと待っててね。 それより、同時に出たLGPLv3の1st
生活者から見た商品の実力度を商品要素別に測る コンジョイント分析 コンジョイント分析とは商品の最適組合せを探る手法 コンジョイント分析はアメリカでは調査会社の75%が使用経験があるという程ポピュラーなのに、なぜか日本ではまだ知られていない調査手法です。 シストラットはコンジョイント分析を日本で事実上最初に導入した企業です。 PSM分析と並んで、コンジョイント分析に関しては日本でもトップクラスの臨床例を持ち、双方ともに私たちの代表がシストラットを興す以前の1985年から28年間の経験とノウハウの蓄積があります。 コンジョイント分析とは、商品やサービスを構成する要素(規格や性能)の最適な組み合わせを探る手法です。 例えば、ミニコンポの場合を考えてみましょう。 ミニコンポが持つ規格や性能の項目といえば、 等々が上げられます。 コンジョイント分析では、生活者から見た要素の最適な組み合わせによる製品
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