大相撲秋場所10日目の21日、新横綱照ノ富士に初めて挑んだ宇良は、大善戦の末に敗れた。 1分半の大善戦 ともにけがで序二段まで落ち、復活した2人。宇良の照ノ富士への初挑戦は、1分半の大善戦。176センチ、147キロまで増えた体をいっぱいに使い、力を出し切った。 宇良はいつも通り、最後の塩をつかむ前に右手の指を回しながら作戦を確認した。 仕切り線から下がった立ち合いは、頭からぶつかった。右を浅く差したらいきなりきめられた。必死に耐え、肩すかしに2度行くが、照ノ富士を崩せない。今度は差し手を抜いて足取りに行った。それでも、192センチ、184キロの横綱には全く通じなかった。 体が離れると、にらみ合う。再び懐に入って、もう一度肩すかし。足取りも試みた。何とか、動かそうとした。最後は右下手を取ったところで、相手に肩越しの上手を引かれて強烈な投げ。背中を着くまいとまわしにしがみついたが、力尽きた。