Published 2024/05/29 09:09 (JST) Updated 2024/05/29 15:42 (JST) 【ロンドン共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは29日、世界の死刑に関する年次報告書を発表した。2023年に16カ国で少なくとも1153件の執行が確認されたと明らかにした。執行件数は22年から30%以上急増。特にイランでの増加が目立った。一方、執行国数は22年の20カ国から減少し、最も少ない記録となった。 23年に宣告された死刑判決の数は2428件で、前年比で20%増えた。 執行件数は、イランが全体の74%を占め、前年比約1.5倍の少なくとも853件だった。報告書は麻薬や覚醒剤に関する罪で執行が増えたと指摘した。次いでサウジアラビア(172件)、ソマリア(少なくとも38件)、米国(24件)が多かった。 米国についてカラマール事務局長は、今年1月に南部