「失敗」を繰り返さないための対策は「管理」を強化することじゃない。 たとえば、プロジェクトにおいてあるメンバーのスケジュールが遅れていたことが後でわかった。 よくある対策としてはメンバーの進捗を「より」きちんと管理するという発想。 これが「管理」を強化するという意味。 たとえば、職場のネットで不正なサイトを閲覧していた。 対策としてフィルタリングを強化する。 これも「管理」を強化するという意味。 たとえば、本番環境へのデプロイの手順を間違えて失敗した。 対策として、デプロイ作業の手順をチェックリストにし、作業を実施する際に利用する。 これも「管理」を強化するという意味。 ふと考えると、(世の中もだけど)プロジェクトはこうした対処がありふれていることに気づく。 これは、問題の「対策」じゃない。 問題をひっくりかえしたて「対処」しただけだ。 進捗を把握できていなかった→進捗を把握するようにする